なんでも内科診療日誌

とりあえず何でも診ている内科の診療記録

まあ普通の滑り出し

2016年01月04日 | Weblog

 今日は内科再来は少なかったが、2名入院した。内科医院から71歳男性が肺炎で紹介された。13年前に下垂体腫瘍と診断されて、大学病院脳外科で摘出術が施行された。その後に汎下垂体機能低下症として補充療法を受けていた。年齢以上に老けた印象がある。慢性閉塞性肺疾患があり、今も喫煙しているそうだ。

 もう一人は施設入所中の91歳女性で、一昨日から意識レベルが低下して食事がとれなくなった。今日は意識が戻ってきているというが、普段とは違う。頭部CTで多発性脳梗塞と脳萎縮を認めた。新鮮な脳梗塞の有無を診るため頭部MRIの拡散強調画像のみ見ようとしたが、頭を振るような動作があり、四肢も断続的に動かしているので、見合わせた。白血球数とCRPが軽度上昇している。肺炎はないが、尿混濁があった。微熱もある。尿所見がここ数日の所見とも言い切れない。腰椎穿刺をすべきかどうか迷って、今日は点滴と抗菌薬で経過をみることにした。自分で頭を振っているので違うだろうという判断だが、明日の状態で再検討しよう。

 県立がんセンターから肺癌で入院している2名の患者さんの転院依頼が来た。退院の見込みがなく、最期まで入院になりそうな話だった。毎年医局費から、年末年始に勤務した医師にご祝儀が出る。12月31日と1月1日の日直宿直はそれぞれ一万円、12月29日・30日と1月2日・3日の日直宿直は五千円。31日と1日に出たので2万円いただいた。当院は日直宿直はそれぞれ4万円出て、年末年始は病院からのご祝儀で1万円プラスになる。ICDの申請費用が2万円かかる。それに今年の病理学会の賛助金依頼が来ていて(学位研究を病理で行ったので)、いくら出すか思案中だ。お世話になった講座の先生が臨床細胞学会を開催した時は10万円にしたが、今回は指導を受けた講座ではないので、控えめにしよう。

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