なんでも内科診療日誌

とりあえず何でも診ている内科の診療記録

S状結腸憩室炎

2017年10月12日 | Weblog

 内科新患担当の先生(大学病院からのバイト)から連絡が来た、左下腹部痛・発熱で受診したS状結腸憩室炎の53歳女性を入院させたいという。処置室で点滴を受けている患者さんを診に行った。

 3日前から左下腹部痛があった。昨日は発熱もあり、当院の内科新患を受診した。担当は別の先生だった(やはり大学病院からのバイト)。血液検査で軽度の炎症反応上昇があった。ブスコパン頓用で帰宅としていた。症状が悪化しての再受診だった。

 今日は炎症反応がさらに上昇していた。腹部造影CTで下行結腸遠位からS錠結腸近位にかけて、腸管壁の浮腫状の肥厚と周囲脂肪組織の炎症像を認めていた。腹部は左下腹部に圧痛があり、percussion tendernessもある。腸管外に明らかな腸管ガスはなさそうだが(放射線科の読影でも指摘はされていない)、小さく破れている可能性もある。

 内科で入院としたが、抗菌薬で経過をみることにはなるが外科にお願いした方がよかったかもしれない。最初の受診日は腹部エコーが行われていた。検査技師さんの記載は「腸管の拡張があり、周囲に少量の液体貯留を認める」とあった。そのままCTに進むべきだったと思うが、まあ後医は名医だから何とも言えない。

 それにしても当院は常勤医が少ないので、大学病院などからの応援医師(バイト)が多い。来てもらわないと、通常の診療の成り立たないし、専門医へのコンサルトもできない。先日常勤医があふれるほどいる地域の基幹病院では当院よりさらに応援医師が多い(支払が倍近い)という話を聞いて驚いた。平日の夜間や休日の時間外を相当外注にしているそうだ。常勤医のQOLがいい(?)のはうらやましい。

 

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2 コメント

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技師さんに (シロート)
2017-10-12 19:50:52
そこまで診れたのなら
肥厚した黒い結腸壁内の白い憩室を同定するのは目の前
と言って下さい
effusionがあるのは小さく破れたからじゃないでしょうか
free airはエコーの方が敏感です
今の職場で (シロート)
2017-10-12 20:12:18
QOLが良くなると
物足りなくなるんじゃないですか?

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