なんでも内科診療日誌

とりあえず何でも診ている内科の診療記録

糖尿病です

2012年08月04日 | Weblog

 47歳女性。両親が糖尿病で、自分も健診で高血糖を指摘されていたが、放置していた。4日前から嘔気嘔吐・腹部重苦感・倦怠感が続いて、内科新患外来を受診した。血糖が400でHbA1cは12%だった。外来担当は大学病院から出張(アルバイト)で来ていた若い先生だった。入院治療が必要な患者さんがいますと連絡がきた。血液ガスでアシドーシスはなかった。高血糖が続いていたところに、連日の暑さも加わったと思われる。ヴィーンFの点滴が1000ml入った後、血糖が200台になったのでヒューマリンRの点滴静注にはしないで、ミニスライディングスケールで皮下注とした。翌日血液濃縮は改善して、血糖が200台で推移していたが、嘔気が続いて食事摂取できなかった。、ソルデム3A500mlにヒューマリンRを混合して点滴して、ヴィーンFを側管から入れて脱水症を補正した。夕からは食事がとれるようになった。3日前の今日は食事を全量摂取(肥満があり、1600Kcal/日にした)できた。点滴をやめて、ヒューマリンRのスケールで週明けまでみることにした。月曜日からインスリン強化療法(ノボラピッド+ランタス)に変更して、糖毒性が解除したところで、経口血糖降下剤に移行していく。入院時に提出した血中Cペプチドの値を見て決めよう。

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