なんでも内科診療日誌

とりあえず何でも診ている内科の診療記録

プライマリケア学会

2015年06月12日 | Weblog

 プライマリケア学会でつくば(つくば国際会議場)に来ている。午後からプレコングレスワークショップなるものが始まったが、準備が遅れていてバタバタしていた。
心電図ハンター・ハンターは札幌東徳州会病院救急科の増井伸高先生で卒後12年の若手だった。隠れSTEMIは左主幹部梗塞、後壁梗塞は見逃しやすい。判断に迷う時は30分おきに再検したり、可能であれば前の心電図を取り寄せて比較する。STEMIのようで違うものには、早期再分極・strain pattern、左脚ブロックがある。明快な講義でスライドも工夫を凝らしてわかりやすい。今後この先生に注目だ。
 夜の長い症例カンファは9時までの長丁場。千葉大学の若い先生(しゃべり方が生坂先生そっくり)がcarotidynia、白河総合診療アカデミーの東光久先生が頚髄硬膜外血腫、大阪医大の鈴木富雄先生がアミロイドーシス、大船中央病院の須藤先生が大動脈解離と代謝性アシドーシス・低カリウム血症を出された。会長の前野哲博先生もお見みかけした。

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