
いわゆる、省資源の「3R」って、皆さんはご存知かと思います。
---
Reuse 使えるものは再利用する
Reduce なるべくゴミを出さない・ゴミを減らす
Recycle 資源をリサイクルして繰り返し使う
日本政府の省資源の方針・標語でもあったらしい。
---
「もったいない運動」を進めているワンガリ・マータイさんは、もうひとつ加えて「4R」を提唱。
Repair 修理して長く使う
---
いわゆる「先進国」のヒト、特に使い捨て文化へと突き進んできた戦後日本に暮らす僕らには耳が痛い。
考えてみれば、
「修理賃より、新品を買った方が安いですよ」
なんて言葉は(よーく耳にするけれど)、やっぱりどこかおかしいよね?
---
通訳・翻訳家・環境ジャーナリスト:枝廣 淳子さんは、さらにもうひとつ加える。
Reverence (for Nature) (自然への)畏敬を持つ
---
コレ!
3Rよりも何よりも、これこそが一番はじめにあるべきものだと思う。
僕が長年感じていたこと。
「もったいない」と「おそれおおい」は、とても近い感覚だと思う。
---
使えるものを捨てるなんて、「もったいない」/「おそれおおい」。
食べ物を捨てるなんて、「もったいない」/「おそれおおい」。
要りもしないものを買うなんて、「もったいない」/「おそれおおい」。
必要以上に使うなんて、「もったいない」/「おそれおおい」。
地球と未来を汚すと知っているものをむやみに作ったり使ったりするなんて、「もったいない」/「おそれおおい」。
---
畏れ敬うこと。
大いなるものと小さな自分を感じること。
生かされていることを嬉しく思うこと。
命を大切にすること。
生きているもの、生きていないもの、共に「命」がある。
---
「生命と非生命は連続している。」と言ったのは、僕の師の一人、山尾三省氏。
僕らは生き物。
死んだら?
土に還る。
やがて石になるかも。
僕らの先祖は?
宇宙の塵かも。
アニミズムと言うことを持ち出すまでもなく、
僕らは、非生命に「命」を見出すことができる。
僕らは幸せな文化を持っていると思う。
---
仏教の五戒文の第一は、「殺すなかれ」。
長い間、これは難しいと思っていた。
生き物は、生きる以上、食べる以上、他の生き物を殺しているから。
でも。
それは僕の誤解だった。
難しさは、他にあった。
命を頂くことへの感謝を深めよ、ということ。
そこに自然の恵みへの感謝・大いなる自然への畏敬が生まれる。
そして、戒めの真意は、「無益な殺生をするなかれ」。
これは、生き物に限らない。
全てのものには「命」がある。
鉛筆は「字を書く」という「命」を生きている。
短く短くなっても「字を書く」という「生」を生きている。
書かれた文章は、名文として「人類の宝」という命をもつかもしれない。
まだ使える長い鉛筆を捨てる、ということ。
それは、鉛筆を殺す、ということ。
レバニラ炒めの「命」。
レバーはかつて生きて牛の血を作っていた。
ニラはかつて大地の栄養を吸い上げ、太陽の光を浴びて生きていた。
ヒトによって「レバニラ炒め」になったけれど、今度は「スタミナ食」という命を生きている。
ヒトに食べられ、血となり、そのヒトを生かす。
レバニラに飽きて、残す、捨てる、ということ。
それは、太陽から、牛から、畑からの「命のリレー」を無駄にするということ。
無益な殺生をしないこと。
大切なこと。
難しいこと。
---
そんな、小難しいことを考えているより。
Let's Do 5Rs of MOTTAINAI!!!
まず、オレ。
---
8年位かな?
大切に使っている、ALADDIN社製の、マイ・マグカップ。
保温性が高いので、「熱」という命を大切に永らえさせてくれる。
「3R」がプリントされていた。
そこに書き足してみた(…タイトル画像)。
裏には、地球の絵とこんな言葉が…
It's All We've Got!
…地球…
…GAIAという生命体…
…そうか…
…みんなで、ひとつの、命か…
***
参考文献:
枝廣 淳子 「幸せになる『もったいない』話」
第1回 「もったいない」のは日本だけ
第2回 いろいろな国やものをつなぐ「もったいない」
第3回 路傍の花に自分を見る
第4回 人と木の“もったい”を合わせた「きのころ」(最終回)
(WEBサイト『未来生活』内コラム)
******
BLOG『空をみるひと』ワンガリ・マータイさん関連記事:
美しいヒト ワンガリ・マータイさんに会った!(速報)
美しいヒト ワンガリ・マータイ 語録
美しいヒト ワンガリ・マータイ(記者の目より)
美しいヒト ワンガリ・マータイさんがくれたもの…responsibility
Say "Mottainai"「もったいない」 ~続:ワンガリ・マータイさんがくれたもの
5Rs of Mottainai ~もったいない五箇条と五戒文など
ワンガリ・マータイ×野口健 対談 『ソトコト』5月号にCDで収録!
『モッタイナイで地球は緑になる』 ワンガリ・マータイさん最新刊
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Reuse 使えるものは再利用する
Reduce なるべくゴミを出さない・ゴミを減らす
Recycle 資源をリサイクルして繰り返し使う
日本政府の省資源の方針・標語でもあったらしい。
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「もったいない運動」を進めているワンガリ・マータイさんは、もうひとつ加えて「4R」を提唱。
Repair 修理して長く使う
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いわゆる「先進国」のヒト、特に使い捨て文化へと突き進んできた戦後日本に暮らす僕らには耳が痛い。
考えてみれば、
「修理賃より、新品を買った方が安いですよ」
なんて言葉は(よーく耳にするけれど)、やっぱりどこかおかしいよね?
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通訳・翻訳家・環境ジャーナリスト:枝廣 淳子さんは、さらにもうひとつ加える。
Reverence (for Nature) (自然への)畏敬を持つ
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コレ!
3Rよりも何よりも、これこそが一番はじめにあるべきものだと思う。
僕が長年感じていたこと。
「もったいない」と「おそれおおい」は、とても近い感覚だと思う。
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使えるものを捨てるなんて、「もったいない」/「おそれおおい」。
食べ物を捨てるなんて、「もったいない」/「おそれおおい」。
要りもしないものを買うなんて、「もったいない」/「おそれおおい」。
必要以上に使うなんて、「もったいない」/「おそれおおい」。
地球と未来を汚すと知っているものをむやみに作ったり使ったりするなんて、「もったいない」/「おそれおおい」。
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畏れ敬うこと。
大いなるものと小さな自分を感じること。
生かされていることを嬉しく思うこと。
命を大切にすること。
生きているもの、生きていないもの、共に「命」がある。
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「生命と非生命は連続している。」と言ったのは、僕の師の一人、山尾三省氏。
僕らは生き物。
死んだら?
土に還る。
やがて石になるかも。
僕らの先祖は?
宇宙の塵かも。
アニミズムと言うことを持ち出すまでもなく、
僕らは、非生命に「命」を見出すことができる。
僕らは幸せな文化を持っていると思う。
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仏教の五戒文の第一は、「殺すなかれ」。
長い間、これは難しいと思っていた。
生き物は、生きる以上、食べる以上、他の生き物を殺しているから。
でも。
それは僕の誤解だった。
難しさは、他にあった。
命を頂くことへの感謝を深めよ、ということ。
そこに自然の恵みへの感謝・大いなる自然への畏敬が生まれる。
そして、戒めの真意は、「無益な殺生をするなかれ」。
これは、生き物に限らない。
全てのものには「命」がある。
鉛筆は「字を書く」という「命」を生きている。
短く短くなっても「字を書く」という「生」を生きている。
書かれた文章は、名文として「人類の宝」という命をもつかもしれない。
まだ使える長い鉛筆を捨てる、ということ。
それは、鉛筆を殺す、ということ。
レバニラ炒めの「命」。
レバーはかつて生きて牛の血を作っていた。
ニラはかつて大地の栄養を吸い上げ、太陽の光を浴びて生きていた。
ヒトによって「レバニラ炒め」になったけれど、今度は「スタミナ食」という命を生きている。
ヒトに食べられ、血となり、そのヒトを生かす。
レバニラに飽きて、残す、捨てる、ということ。
それは、太陽から、牛から、畑からの「命のリレー」を無駄にするということ。
無益な殺生をしないこと。
大切なこと。
難しいこと。
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そんな、小難しいことを考えているより。
Let's Do 5Rs of MOTTAINAI!!!
まず、オレ。
---
8年位かな?
大切に使っている、ALADDIN社製の、マイ・マグカップ。
保温性が高いので、「熱」という命を大切に永らえさせてくれる。
「3R」がプリントされていた。
そこに書き足してみた(…タイトル画像)。
裏には、地球の絵とこんな言葉が…
It's All We've Got!
…地球…
…GAIAという生命体…
…そうか…
…みんなで、ひとつの、命か…
***
参考文献:
枝廣 淳子 「幸せになる『もったいない』話」
第1回 「もったいない」のは日本だけ
第2回 いろいろな国やものをつなぐ「もったいない」
第3回 路傍の花に自分を見る
第4回 人と木の“もったい”を合わせた「きのころ」(最終回)
(WEBサイト『未来生活』内コラム)
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美しいヒト ワンガリ・マータイさんに会った!(速報)
美しいヒト ワンガリ・マータイ 語録
美しいヒト ワンガリ・マータイ(記者の目より)
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ワンガリ・マータイ×野口健 対談 『ソトコト』5月号にCDで収録!
『モッタイナイで地球は緑になる』 ワンガリ・マータイさん最新刊
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「もったいない」。
一神教と多神教。
東洋と西洋。
僕個人は、東洋人、日本人として生まれたことを、ラッキーだ、うれしいと思ってます。
東洋的なものの捉え方をありがたく感じています。
が、西洋の方にも彼らなりの「もったいない」の捉え方があっても結構かと思ってます。
21世紀には、いろんなものが、楽しくスマートに「共生」するのがいいな。
クリスチャンの知人から聞いた話。
「人は塵から生まれ塵に戻る」
…生命と非生命のの連続…
仙台の方言も「もったいない」を「いたましい」です。
こんな方言も使われなくなっているように
昔の人々の物をだいじにする心も失われて・・・。
私はできるだけ簡素にゆっくりと暮らしています。
できるだけ余計な物は求めず持ち込まず
必要な物、好きな物だけを厳選しています。
それでも捨てる物がでてごみがでるのは悲しいです。
kuuさんの日記を読んでとても共感しています。
ゆっくりじっくりと、暮らしているようですね。
見習いたいです。
どうしても出るゴミ。
それらを見て、うしろめたい気持が生じない位の暮らしができたらいいな、と思うけれど、なかなか難しいのが僕の現実。
丁度、靴底を修理してたんだけれど、
終えてから、
"この補修剤の成分が、良くないもの・不要なもの=ゴミだったかな?”
なんて思ってみたり。
出来ることからやっていこう。
出来ることからやっていきたいです。
私は小さいときからアレルギー体質で
アトピーも花粉症も先取りでした。
幸い大病はしていませんが
自分の身の丈に合った生き方というか
ゆっくりほっこり暮らさないと息がつまってしまうのです。
地球に優しく暮らすことが人にも優しい気がしますよね。
---
僕も残念ながら「杉花粉アレルギー」だと判明。
山育ちを誇りにしている僕としては、受け入れるのがイヤだったんだけれど(笑)。
まあ、街暮らしが長くなればそうなるんだな。
東京。
豊かな街だろうか?
---
でも。
アレジーを持ったことで、首都圏周辺の杉モノカルチャーの森を、自分にとって「リアル」な問題だと思うように。
---
で、思いついたのが。
「杉を切り倒して広葉樹林を復活させよう活動」。
・街頭で杉花粉症の人に募金を募る。
・スギ花粉症の人を中心にボランティアを募る。
・杉の伐採に行く。
・在来種の広葉樹の植林。
・自然な混生林の再生。
・里山の復活。
・切り倒した杉を利用した家・家具・マイ箸・プロダクト作り。
・その他、運動の普及活動・環境保護啓蒙活動など。
スギ花粉症に悩む人が、自らのお金で、自ら動いて、問題(症状)を解決するのが、ポイント。
…みなさん、いかが?
建築関係の仕事していますが杉も良質の材木なのですよね。
スギをいっぱい植えたのに・・・外材が安いからと飛びついて
・・・ほったらかしのスギ林は荒れ放題。
スギだって間伐して手入れをすると花粉を撒き散らさないそうなのです。
目先のことしか考えない日本人の浅はかさに悲しくなります。
林業とか農業とかもっともっとだいじにして
自給自足できる日本になってほしいなあと心から願っています。
TBさせていただきました。
「もったいない」という言葉は、
日本人が生んだ、自然観や精神性に深く根ざした、
とっても美しい言霊ですね。