読書感想とロードバイク日記2

週末のお天気の日にロードで走っています。晴耕雨読ならぬ、晴れたらバイク、雨の日は読書の日々

「片翼の折鶴」

2017年03月19日 | 日記
浅ノ宮 遼(東京創元社)

 ミステリを医学用語で舞台は病院やら医学部やらにして書いたらこうなるという本ですわ。
 専門用語がいっぱい出てくるので、読みにくいと思う人も少なくないと思われるが、まあ、面白かった。用語が鼻につくけど・・・

内容紹介は
『第11回ミステリーズ! 新人賞受賞作
 医科大学の脳外科臨床講義。第一回目だというのに、初老の講師は意外な課題を学生たちに投げかけた。患者の脳にあった病変が消えてしまった、その理由を考えてみろというのだ。学生たちは推論を重ねていくが一向に正解にたどり着けない。しかし、西丸という学生ただ一人が、その意外な真相を導き出す―。選考委員が絶賛した第十一回ミステリーズ!新人賞受賞作「消えた脳病変」ほか、臨床医師として活躍するその後の西丸の姿を描いた四編を収めた連作ミステリ集。現役医師が贈る、“臨床探偵”西丸豊の静かな推理』

著者略歴
浅ノ宮/遼
1978年生まれ。新潟大学医学部卒。2014年、「消えた脳病変」で第11回ミステリーズ!新人賞を受賞。現在も医師として活躍する傍ら、精力的に執筆を続けている。

・・・「消えた脳病変」が一番面白かったかな?医学用語に詳しくなるかも?


 
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「言ってはいけないー残酷すぎる真実ー」

2017年03月19日 | 日記
橘 玲(新潮新書)

 何となく日本ではタブーになっているのは「教育」の無限の可能性。努力すれば一番になれるよ・・・という励まし?激励?
 でも本当はどうやら違うところもあるよね。美人は得するし、神様は不公平だと大人は何となくわかっている。
 かくてかような本を出したらバッシングされるのか?それにしても遺伝子レベルの話になったら病気も遺伝するケースもあるしね。我が家は胃がんの系統だし・・・

内容紹介は
『ひとは幸福になるために生きているけれど、幸福になるようにデザインされているわけではない。
この社会にはきれいごとがあふれている。人間は誰しも平等で、努力すれば必ず報われ、〝見た目″はそれほど大した問題ではない――だが、それらは絵空事である。往々にして、努力は遺伝に勝てない。知能や学歴、年収、犯罪癖も例外ではなく、美人とブスの「美貌格差」は生涯で約3600万円もある。また、子育ての苦労や英才教育の多くは徒労に終わる……。進化論、遺伝学、脳科学の最新知見から、人気作家が次々と明かす「残酷すぎる真実」。読者諸氏、遺伝、見た目、教育、性に関する、口には出せない「不愉快な現実」を今こそ直視せよ!
(目次より)
Ⅰ 努力は遺伝に勝てないのか
1:遺伝にまつわる語られざるタブー
2:「頭がよくなる」とはどういうことか――知能のタブー
3:知識社会で勝ち抜く人、最貧困層に堕ちる人
4:進化がもたらす、残酷なレイプは防げるか
5:反社会的人間はどのように生まれるか
Ⅱ あまりに残酷な「美貌格差」
6:「見た目」で人生は決まる――容貌のタブー
7:あまりに残酷な「美貌格差」
8:男女平等が妨げる「女性の幸福」について
9:結婚相手選びとセックスにおける残酷な真実
10:女性はなぜエクスタシーで叫ぶのか?
Ⅲ 子育てや教育は子どもの成長に関係ない
11:わたしはどのように「わたし」になるのか
12:親子の語られざる真実
13:「遺伝子と環境」が引き起こす残酷な真実

橘玲
作家。1959年(昭和34)年生まれ。小説『マネーロンダリング』(デビュー作)や『タッスクヘイブン』のほか、ノンフィクションや時評も手がけ、『お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方』はベストセラーとなる。『残酷な世界で生き延びるたったひとつの方法』『バカが多いのには理由がある』『「読まなくてもいい本」の読書案内』など、著作多数』

・・・目次見たらだいたいわかる。面白そうなところを読んだらいい。
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「キネマの神様」

2017年03月19日 | 日記
原田マハ(文春文庫)

 最後に泣かされる。だいたい予想通りの展開で、ありそうにないことが小説だから書けるのだね。その『うそ話』が実に心に残るお話になっている。ちゃんと乗せられるのが心地よい。うまいなぁ・・・

内容紹介は
『39歳独身の歩は突然会社を辞めるが、折しも趣味は映画とギャンブルという父が倒れ、多額の借金が発覚した。ある日、父が雑誌「映友」に歩の文章を投稿したのをきっかけに歩は編集部に採用され、ひょんなことから父の映画ブログをスタートさせることに。“映画の神様”が壊れかけた家族を救う、奇跡の物語』

著者略歴
原田/マハ
1962年、東京都生まれ。関西学院大学文学部、早稲田大学第二文学部卒業。商社勤務などを経て独立、フリーのキュレーター、カルチャーライターとして活躍する。2006年、『カフーを待ちわびて』で日本ラブストーリー大賞を受賞し、作家デビュー

・・・「楽園のカンヴァス」依頼、この作家の本を読み続けているが、これもストーリーが流れて読みやすい。結末も予想通りだけど、素直に感動できるものになっている。小説の中の映画は見たのもあるけど見逃したものも少なくないが、結構一般的な映画でしょうね。マニア向けの難しい作品は出てこないから安心。読んだ後に、映画館へ行きたくなりますな。
一種、映画の物語であり、親子の物語と言える。お勧めです。
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「考えるマナー」

2017年03月19日 | 日記
赤瀬川源平ほか(中公文庫)

 ユーモア&ちょっぴり皮肉の効いた2ページ見開きのエッセイ集。テーマは「マナー」だがそんなことマナーにしなくてもいいのに・・・と思えるものを拾って書いているのが可笑しい。

 内容紹介は
『五本指ソックスのはき方からオヤジギャグを放つ方法まで、大人を悩ますマナーの難題に作家や芸人十二人がくりだす名(迷)回答集。座を温めたい、のどかに生きたい、美を匂わせたい……
この一冊が、日々の小さなピンチを救う。笑いながら粋な暮らしのヒントが見つかる、新しいマナー考』

・・・にやりとしながら適当なページを開いて、眺めるのにちょうどいい。春の陽だまりでのんびりかつ昼寝になっても構わない気分の時の読書でしょう。
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