何も知らずによそ見して歩いていたら、突然顔に蜘蛛の巣が引っかかって、あわてて払いのけたという経験ありませんか？
この絵がどことなくそんなイメージを連想させてくれました。蜘蛛さんも慌てているようで・・・。
「雨上がり 蜘蛛の巣連なる 水滴に 夕日輝き 風と揺らめき」
二人の老人が椅子に腰かけています。そしてキャップをかぶった一際大きい顔のワンチャンらしきものが・・・。
この中でだれが偉いのでしょうか？
「ゲリラ雨 集めて嵩増す 勢いに 川辺の木々も 凶器と化して」
子供を抱いて添い寝している様子が見て取れます。
これはそんな夢の中の１コマなんでしょうか、カナリヤならぬ小鳥が歌を奏でているような気がします。
「雨垂れに 軒端で騒ぐ 鳥達の 声もさわやか 目覚まし時計」
「ゲゲゲの鬼太郎」をご存知の方は、「砂かけばばあ」といえば何となくお分かりいただけるかと・・・。
そんな砂かけばばあが何かを持ってきたよ、何だろうね？
「七夕や 短冊書きて 吊るしたる 想いは何処 天の川瀬に」
おサルさんか、おじさんかは判りませんが、手をすり合わせて原始的な火起こしをしているように見えます。
かすかに立ち昇る煙、息を切らせているような表情、一寸応援したくなりますね！
「山の端に 沈む夕日の 早かりて 延びゆく影も 闇へと消えり」