ヤギのメイちゃん&柴犬ルンルン&ソラ君&ランちゃん&小規模老犬ホーム

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くもりのちべた雪

2012年03月02日 19時53分13秒 | 日記
今朝6時ルンルンのオシッコ&ウンチへドッグランへ連れ出したところ、
ドッグランの柵の外(3号棟鶏舎の前)に夥しい野鳥の羽毛が広がっていて、
その1mほど離れたところにヒヨドリの死骸が転がっていた。
たぶんハイタカの仕業です。

我が家の裏には亡き父が植えたエンジュやモミジ、クリ、アオモリトドマツ、生垣用に手入れ
されていたアスナロが茂っていて、私があまりにも手入れを怠っていたもので伸び放題に伸び、
冬季間はスズメたちの良い塒(ねぐら)になっていました。毎年春に巣立ったスズメたちは夏、
秋とどこかで生活して冬になると決まってここへ集結して冬を過ごします。その数はおよそ
80羽~100羽くらい。

しかし昨年秋にルンルンのドッグランを作るためにエンジュの木、高さ10m(倒す距離を測るのに
鮎竿10mを伸ばして測定)2本(樹齢約30年)をNTTの人に頼んで切り倒しました。
もうこの機会を逸すると倒せなくなるので。そのついでに自分で脚立をたてて生垣用の
(もう生垣とは呼べないくらいに伸びてしまった)アスナロ7本をきれいさっぱりに剪定しました。

その時にスズメたちはもう来なくなってしまうかな……と思いつつ。
しかし数は減ったものの50羽くらいのスズメたちがやって来ていました。
そして毎冬繰り広げられる光景ですが、そのスズメを狙ってハイタカがやってくるのです。
ハイタカの狩りは朝7時頃に多く見られますが、ほとんどの場合失敗。そして山のほうへ
帰っていきます。

ハイタカは小型のタカで、美しい猛禽類です。
餌となる野鳥はスズメの大きさがちょうどいいかんじと思っていました。

しかし、今朝のヒヨドリは……。
大物ではないか?
ちらっと見た、むしられて雪の上一面に散らばっている羽毛の色(灰色)とほぼ丸裸にされた体の
大きさからヒヨドリだなと思いましたが、近づいて見るとヤマバト(正式名称はキジバト)でした。

あぁ……。
このヤマバトはもう20年くらい前から世代を変え、アオモリトドマツに巣を作っていた番のうちの
一羽だと思われます。初夏の頃、アオモリトドマツやその隣のモミジの葉陰から聴こえてくる
ヤマバトの声は心地よいものでした。

これだけ綺麗に羽毛を毟(むし)り取るには10分以上かかります。
おかしいな?こんな早朝に狩りをしたのか?

手で触ってみると凍っていました。
ということは、昨夕か。
しかし確かルンルンを昨夕5時頃にオシッコさせた時にはなかったはず。
ということは、その直後くらいに獲ったのか。

そして丸裸にされたヤマバトが羽毛の散らばっているところから1mくらい離れていた
理由も分かりました。カラスの足跡がありました。カラスは驚くほど賢く用心深い鳥です。
カラスがハイタカから獲物を横取りして移動した時に、私が縁側のカーテンを引いた(推理)。
我が家の縁側から5mくらいしか離れていません。

獲物がヒヨドリではなくてヤマバトであることを知った時に、もしかしてオオタカ?
と思いましたが、オオタカはカラスに1:1では楽勝です。1:3くらいで五分五分。
しかしオオタカのほうが強い。

オオタカの獲物を私が横取り、の思い出。
数年前の秋。
10月半ば。
その年は松茸があまり採れず、それでも採りたいと思い、もしかして大きく傘を開いた
松茸があるのでは?と思い、夕方裏山へ行ってみました。
林道を車(スズキジムニー)で4Km奥へ。私の第二ポイントです。

しかし、やっぱり無くて徒労に終わり、木が覆いかぶさって薄暗い林道をゆっくりエンジン
ブレーキでおりて来ると、目の前の杉林の中からフロントガラスを通してオオタカが舞い上がった。
猛禽類が好きな方はご存知でしょうが、オオタカの成鳥の腹部と翼の裏の模様は特に綺麗です。
いわゆる絵に描いたタカのような。

地面から飛び立ったので私は瞬時に分かりました。
何か獲ったな、と。
地面なのでキジかヤマドリ。

ヤマドリでした。
見事に綺麗に羽毛を毟り取って、腸(はらわた)をすこし食べただけでした。
オオタカはまず腸(と頭)から食べます。新鮮な腸は栄養満点なので。
肉はしばらく放っておいても腐らないので後で……、でしょう多分。
(でも、どうして頭も先に食べるのか?未だに疑問です。もしご存知の方が
いらっしゃいましたらどうぞ教えてください。E-mail:yukiguni_minamiaizu@rainbow.plala.or.jp)

ヤマドリやニワトリは羽毛があるので大きく見えますが、実際はそれほど大きくありません。
さて、どうしようか?
掌にまだ温かみが残るヤマドリを持ち帰って、愛犬モモ(当時)へあげました。
(モモは数年前には年老いて(視力)山へ連れて行けませんでしたが、まだまだ元気で、喜んで
興奮しながらヤマドリを食べました。もっとも最盛期の頃のモモは野生のマガモを捕って来て
「ご主人さま~、捕ってきたよ~」と私に見せに来るような犬でした)

そして、今回のヤマバトはルンルンへあげました。
半分食べたので、残りは雪の中へ隠して。(カラスに食べられないように)



今日のメイちゃん&ルンルン。





メイちゃん、逃げながら「まったく、このチビすけは~~」


ルンルン「まてえ~~、メイおねえちゃ~~ん」


コメント
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