雨にも負けず山歩き♪

青空を見上げながらも、しっかり足もとを見つめて歩く自然観察情報!

烏帽子山(1274m)~僧ヶ岳途中リタイア!

2015年06月05日 | 富山県の山

僧ヶ岳登山口近くから、残雪の僧ヶ岳方面


2015/6/2(火)  烏帽子山(1274m)~僧ヶ岳目指すも途中リタイヤ!
                          嘉例沢森林公園登山口よりピストン (メンバー4名)


金沢森本IC(5:02)→魚津IC(6:00)→嘉例沢森林公園P(6:40~50)→登山口(標高750m 6:52)→
鋲ヶ岳分岐(7:10)→のぞき展望台①(標高866m 7:25)→標高1000m(8:00)→烏帽子山前衛峰(8:45)
→展望台②(標高1230m 9:00)→烏帽子山山頂(標高1274m 9:10~20)→
僧ヶ岳夏道登山口(標高1280m 10:05~1310m付近で待機~ 14:00)→烏帽子山(14:35~40)→
鋲ヶ岳分岐(16:00)→鋲ヶ岳(16:05~10)→登山口(16:25)→ 嘉例沢森林公園P(16:27~40)
→魚津IC(17:20)→金沢森本IC(18:10) 


体調不良と体力不足で僧ヶ岳は断念 (@_@。。。


魚津ICからナビの案内通り走り、通行止めの箇所もあって迂回、やや迷いながら嘉例沢森林公園Pに到着した。
帰路では、田籾と言う集落に抜けて、新幹線と高速の下をくぐり、8号線経由で魚津ICへ、若干こちらが早かった。

嘉例沢森林公園Pにはトイレ棟あり、ここまでの林道も駐車スペースも舗装されており、登山口案内も分かり易い。
登山口から烏帽子山までは登山道が綺麗に刈り込みされており、途中の分岐や展望台、標高の案内なども完璧!
烏帽子山山頂からの眺望は、朝日岳、雪倉岳、旭岳、杓子岳、白馬鑓ヶ岳、唐松岳、五竜岳、鹿島槍ヶ岳…

烏帽子山から林道出合までは刈り込みがされていなかったので、ヤブ漕ぎの連続で、足元が見え辛く危険!
登山道を塞ぐ倒木も多く、左手側が深い谷になっている細尾根もあったので、意識しながら注意して歩いた。
烏帽子山標高1274mに対して、林道出合標高1280mであるが、雪渓&夏道、、アップダウンの繰り返しであった。

登山口から林道出合まで、3時間強の歩きは順調だったが、そこからは息苦しくなって足が前に出ない!
私だけ林道出合でリタイアしたので、いつか夏の登山口からリベンジ出来ると思っていたが、通行不可と帰宅後判明!
魚津の別又~僧ヶ岳登山口~宇奈月に抜ける 「別又僧ヶ岳線」 が、以前の台風や雪の影響で大きく崩落しており
黒部市のHPを覗いたら、宇奈月~平和の像の広場(標高565m)までは復旧(2015/5/1)となっていた。 

甘かった(^^ゞ…嘉例沢森林公園の登山口より5時間半くらい頑張らねば、当分の間、僧ヶ岳には行けないのだ!
何ヶ所か別の登山口もあるようだが、時間や距離的には余り変わらないように思えるが、どうなんだろうか?

前日は2時間ちょっとしか寝ていなかったこともあるが、メンバーの中では明らかに体力不足(>_<)
僧ヶ岳へは、ここが第2のスタートとも言うべき登山口だったが、元気な3人を見送って林道出合で待つことにした。

見送ったのは10時10分過ぎ、僧ヶ岳山頂を踏んだ皆さんが戻ってきたのは14時、その間の私は…

残雪の標高1310m付近までゆっくり登って、僧ヶ岳方面の眺望を見て下りてきた。
時間がたっぷりあるので休憩場所探し、太陽がちょうど頭上でギラギラ、暑くて日陰を探しウロウロ、
木で影が出来ていた雪渓の上に陣取ってみたが、斜度があり何だか落ちつかず、また移動して
雪が融けた草地(平地)にシートを広げてみたが陰が無く、焦げそうなくらいに暑かったので、またまた移動
最後は平らな雪渓を見つけて、ひんやり涼しい場所でやっと落ち着いて、一人でランチ&コーヒータイムとした。

雪渓の上を茶色い猿が一匹歩いていて、すぐに何処かに消えたと思ったら、またすぐに現れた!
林道付近に猿が一匹、二匹、三匹、小さな赤ちゃん猿も二匹、だんだん増えて最後は8匹の大家族!
きゃーこっちに来ないでと(上高地の猿に威嚇されたことを思い出し)ちょっと怖くて身動き取れず(>_<)

多分、100m位は離れていたと思ったが、私に気付いたのか?気付いていないのか?
子猿がピョンピョン跳ねたり、毛繕いで寛いだり、何か草の新芽のようなものを、一生懸命に食べていたり
そのうち近付いてきた1匹と目があったら、近くのブナの木に走って登って行った。(私から逃げたのかな?)
僧ヶ岳の野生のお猿さんたちは、もしかしたら人間を襲わないようでホッとしたけど、
あ~時計を見たらもう13時半、猿に気を取られてお昼寝をする時間が、すっかりなくなっていた(^^ゞ

それにしても他の登山者は一人も通らず、平日でもあるが別又僧ヶ岳線が不通の影響か?

登山口の案内では、山頂眺望と共に北面の仏ヶ平が見どころとあり、ニッコウキスゲの群生も見られるようだ。
今回、標高1000mを過ぎてから、カタクリの花にギフチョウが舞っていたかと思えば、1100m手前から斑に残雪
雪が途切れるとイワウチワ、ショウジョウバカマ、コイワカガミ、ウラジロヨウラクの群生などが見られた。

僧ヶ岳登頂メンバーに聞いたところでは、山頂近くでシラネアオイやカタクリの群生も見られたらしい。
残雪の日帰り白山登頂よりもハードで、残雪のチブリ尾根から別山往復と同等のハードさだったとのことである。
 
帰路では、帰りに寄ろうと話していたこともあり、分岐から鋲ヶ岳に立ち寄って、再び分岐に戻って下りてきた。
鋲ヶ岳(861m)には頑丈な造りの立派な東屋があり、眼下が宇奈月温泉で、烏帽子山からの眺望と大差なし!
現地でも確認できたが、地形図上でも三角点の方にぐるっと周遊して駐車場に戻れる登山道がある。
お手軽散歩コースで眺望良し、分岐から片道5分、もしかしたら周遊できるかも?是非ついでに立ち寄るべし!


 
登山口標高750m~林道出合経由1310mまでの(往復歩行距離12.5km)登り3時間15分、下り2時間25分
<健脚3人組のタイム…林道出合~僧ヶ岳、登り約2時間00分、下り約1時間20分、往復距離+6.5km>
展望台①は「のぞき展望台866m」で眺望良し、1000m展望台は眺望なし、展望台②は1230mで眺望良し。


駐車場は広いが、この日は他に車を見ていない!



嘉例沢森林公園Pにトイレ棟あり (トレペ完備、椅子がありここで着替えもできた)



トイレの右奥に見えていた建物…水道、煙突、丸い窓?いったい何だろう??



Pから徒歩2~3分の、階段で始まる登山口


 
(左)登山口手前に、ドクドクと流れていた湧き水風の水場あり…透明で綺麗だったので、皆で少し飲んでみた(^^ゞ
(右)登山口左手の登山道…周回の案内はないが通行止めとも書いてない。


 
(左)登山口一帯を埋めていたのは、ハート型葉っぱの 「ヒョウノセンカタバミ」
(右)階段の途中に「アサキマダラ」…羽は動かしていたが、飛ばないのでまだ寝ていたのか?



鋲ヶ岳分岐…この後も、同じように分かり易い案内が立てられていた。


  
美しいブナ林から残雪へ…雪は半氷状態で非常に固かったが、急登ではないのでツボ足で歩けた。


 
イワウチワ、ショウジョウバカマ、コイワカガミ、カタクリ、ユキザサ、ウラジロヨウラク…の花が見られた。


 
1232mピークを少し過ぎた雪原、木の下に「烏帽子山前衛峰」と書かれた案内あり。


展望台②からの眺望!



僧ヶ岳方面…宇奈月温泉からの「別又僧ヶ岳線」が見えていた。



朝日岳、雪倉岳、旭岳、杓子岳、白馬鑓ヶ岳、唐松岳、五竜岳、鹿島槍ヶ岳…


 
        五竜岳、鹿島槍ヶ岳          僧ヶ岳の稜線上にある駒ヶ岳の頭が見えていた。



烏帽子山直下のヤシオツツジ…濃いピンクが綺麗だった。


烏帽子山に到着!


 
烏帽子山山頂広場(左)と、山頂と書かれた割れた石柱(右)、近くに三等三角点があった。



僧ヶ岳登山口への尾根上はヤブ漕ぎだったが、両脇にウラジロヨウラクが群生した箇所もあった。



僧ヶ岳登山口(林道出合)手前の雪渓①



僧ヶ岳登山口(林道出合)手前の雪渓②



復旧の見通しはあるのか?廃道同様の「別又僧ヶ岳線」別又方面



僧ヶ岳登山口からは雪渓が続く…ここで彩雲が見られた。



烏帽子山を振り返る。


お猿さんを眺めて過ごした長~い昼休憩。。。


 
僧ヶ岳登山口近くに住処がある、仲良しお猿さん一家 (もしかしたら3世帯?数えたら8匹)


 
僧ヶ岳登山口近く(1280m)の昼休憩した場所より、タニウツギと新緑の森


 
鋲ヶ岳分岐からブナで囲まれた細尾根の登山道を5分



鋲ヶ岳山頂には東屋があり、烏帽子山山頂より過ごしやすそうで眺望も良かった。




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