雨にも負けず山歩き♪

青空を見上げながらも、しっかり足もとを見つめて歩く自然観察情報!

天然福寿草の自生地へ…赤祖父山(扇山)旧登山口より

2013年04月07日 | 富山県の山

黄金色の可憐な花…福寿草


              2013/4/4(木)  天然福寿草の自生地へ          赤祖父山(扇山)旧登山口より


春の訪れを告げる福寿草が満開!


今週末(土日)は大雨予報なので、4月5日(金)が兼六園花見デーだと、色んな情報が伝わってきていた。
本日4日(木)も晴れ予報で、それならと犀川河原の花見を予定していたが、満開までは少し早そうだったので
Kさんから赤祖父山の福寿草満開情報を聞き、春のお花見第一弾は「福寿草」に決めたのだった。

福光までの道中、ちょうど満開で見頃のモクレンに負けじと、桜が8分咲き位になってきている。
この暖かさが2日間続けば、予報通り金曜の夜桜辺りが、満開で見頃になるのだろう。

桜はさておき、赤祖父山の旧登山口を、上手く見つけられるかどうかが心配であった。
金沢から下道(R304)を走り、トナミロイヤルゴルフ倶楽部方面、ゆーゆうランド花椿を過ぎて道なりに右折
林道大野線経由で、赤祖父山(扇山)の旧登山口に向かったのだが、途中で1ヶ所残雪が道を塞いでいた。
目的地まではわずかな距離だったので、そこから歩く事にして、徒歩5分程で赤祖父山登山口があり、
更にそこから徒歩5分程で、旧登山口があった。(どちらにも5~6台の駐車スペースあり)

ところが参考にさせて頂いた某HP 「赤祖父山に迷わず登る方法」 の情報を鵜呑みにしていたのが裏目に!
新登山口や旧登山口の案内、福寿草の自生地情報など、とても詳しく載っていて助かったと思ったが
2002年の情報の為か?地形図に書かれた参考程度の青線も、自生地を示す場所も、かなりズレがあったのだ!
写真も古く、旧登山口の取りつきが分からず、別の場所かと思い少し先まで見に行ったりしたのだが
やはり最初に見つけた場所が正解で、良~く見ると登山道らしき踏み跡を発見!

地形図を見てもわかるように、福寿草の自生地はかなり急な場所である。
最初は九十九折りに高度を上げて、後は右手方向へほぼ水平、雪渓の残る谷を一ヶ所横切り
やや高度を上げながら水平に(旧道につき崩壊箇所あり)進むと、山側も谷側も福寿草が見事に群生していた。

福寿草は日差しが届くと花開き、曇ると閉じると言う習性があるらしい。
到着した時は、まだ蕾ばかりだと言う印象だったが、30分程したら少しずつ開花してくれて
登山口にあった看板には、「黄金色」と書かれていたのだが、蛍光色のような黄色が目に鮮やかだった。

同時に見られた花は、ショウジョウバカマ・キブシ・キクザキイチゲ・雪割草・スミレ・ヤマザクラ・ミヤマカタバミ。

初めての道であり不安ながら、周りの様子を探り探り歩いたので、自生地まで20分くらいかかった。
道が分かっていれば、登山口から15分弱位で到着できそうな場所ではあるが
やはり山道であり、春先独特の雪解け道である事を考えて、登山靴とスパッツは必ず必要である。

今回の目的は「福寿草」だったので、赤祖父山(扇山 1033m)には、また縁があれば登ってみたい。



今回も携帯の山旅ロガーでログを取ったが、大きく乱れていて見にくいので、ログを参考に手書きした。
福寿草は、旧登山口より15分弱程歩いた場所の、登山道脇の急斜面に自生している。
単独の男性は旧登山口に車を止めていたので、林道赤祖父線を通った方が、残雪がなかったようだ。


林道大野線から旧登山口へ


 
残雪がありここに車をデポ                      徒歩10分で旧登山口


 
福寿草自生地の看板と文化財を…の間をジグザグに登って行く!



ここでちょっと迷ったが、矢印のイメージで雪渓を渡る。



旧道なので足元は不安定だったが、この辺りの斜面が天然福寿草の自生地。


暖かい日差しと共に開花して。。。

















同時に見られた雪割草やキクザキイチゲなど


    

    

    

    



林道の谷側沿いに、ミヤマカタバミも群生していた。


ランチは南砺で。。。


 
目的の「南幸」は準備中だったので、(右画像)手打ちそば「萱笑」でランチを頂く。



お蕎麦のスペシャルセット…40cm位の大皿に巨大エビ天、旬のセンナなど盛り沢山!
お蕎麦は掘り起こすと下に隠れていて、美味しかったのでまた食べたい一品だった。
が、やや高めの1380円、食後のコーヒー100円で元をとったのか?上乗せしたのか?(^^ゞ