家具職人日記

家具職人の家具作品の紹介と日々の出来事

Rもん5

2007年04月13日 | 仕事


今回の仕事ではありませんが、Rを作る方法はこんなんもあります。
ランバー合板にノコ目をいれて曲げます。ベニア1枚を残こすようにするのですが
深すぎると折れますし、浅いと曲がりません。



この状態でRの型に打ち付けていきます。このままでは非常に弱いので両面からベニアを貼付けて補強します。高さが150ミリくらいまでの幅木やステージを作る時にはこんな方法を用います。


Rもん4

2007年04月08日 | 仕事
前回のものと同じお店に置かれるテーブルです。難易度はやや高めかと思います。Rが小さいうえに奥行きが750ミリありますし、トップにはガラスがはめこまれる為おとしこみを作っておかなければなりません。脚にも四方傾斜がついています。仕上げが塗装なので助かりました。
こちらも慌ただしいなか写真を撮ったので天板の上に無造作に道具が置いてありますが僕のじゃありません。念のため。塗装とはいえ品物の上に道具を置くなんてタブーです。

Rもん3

2007年04月06日 | 仕事
前回投稿したものが完成しました。慌ただしく、仕上がった直後に納品となった為急いで写真を撮ったのですがおもいっきり逆光です。ここから塗装、電気、ガラスなど色んな業者さんの手が加えられてお店に設置されます。上にガラスケースがついてアクセサリーが展示されるはずです。お店が京都ではないので仕上がりを見れないのが残念です。

Rもん2

2007年03月30日 | 仕事
前回の部品を使ってできた什器。U字の中に引き出しがはまったような形。小さいものですがやたらと手間がかかってしまった。
後は後輩にお任せ

Rもん

2007年03月27日 | 仕事
曲線の入った什器をRもんなんて呼んだりするんですが、今やってる仕事はやたらとRが多いです。作りかたは色々あると思いますが今回はRの型を作りそれをつないで梯子を作っていきます。

体育館+宇宙船=

2007年03月11日 | 建築


体育館と宇宙船をたすとこんな感じになるんじゃないだろうか。
そう思わせるような香川県立体育館(設計/丹下健三氏)。
かなり衝撃的な建物でした。






宇宙船に乗った事はないけれど、内部も宇宙船のようだ。
本当に舟形になっているのがすごい。
見学しながら
「おーーー」
「すっげーな」の連発。
今考えても空想の建物のように思える。

中では普通にハンドボールの県大会が行われていた。
小中高とこのマイナーなスポーツに明け暮れた僕にとっては
何とも懐かしい光景でした。




レジカウンター

2007年03月07日 | 仕事
前回の骨組みの状態だったものが完成しました。どこかのお店のレジカウンターです。右側の落ち込んでいる部分にレジがのります。意外と手間がかかりました。

骨組み

2007年03月01日 | 仕事
今作っているレジカウンターの骨組み。ベニアを貼ってプレスする前に仕上がり通りに置いてみました。
この後パネルごとにプレスしていきたいのですが、ベニアがまだ入ってこない、、。

美術館×2@香川

2007年02月22日 | 建築


もう先月の話ですが、香川へぶらっと旅行に行ってきました。とはいってもいきなりの旅行だったのでイサムノグチの庭園美術館も地中美術館を含む直島にも行ってないのですが。でも見所十分でした。
香川に着いてまず訪れたのが猪熊弦一郎現代美術館。一瞬聞き覚えのある名前のような気がしますが、柔道家じゃないですよ。
猪熊画伯の推薦により谷口吉生氏が設計を担当しているそうです。
実際にみた時には白い壁はさすがに人工大理石だろうと思ったんですが、ホームページによると縦12m、横22mのギリシャ産白大理石だそうです。近くでよく見ると白の大理石を切り抜いてそこに黒い大理石をはめ込む事で絵が描かれているのが分かる。それで筆の細かいタッチまで表現できているから驚きだ。
僕は正直この建物が見たくて来たのだが、猪熊画伯の絵に感動を受けすっかり長居してしまいました。



翌日訪れたのが東山魁夷せとうち美術館。同じく谷口吉生氏の設計。こちらはこじんまりとした感じで落ち着いて見れる美術館でした。まさに瀬戸内海に隣接して建っているのだが、その海の色が東山魁夷の絵の色と同じで感動的。ただそんな事を味わっている場合じゃないくらいもの凄い風でしたが。

ZEBRA×3

2007年02月19日 | 仕事
今こんなん作ってます。流行っているのか最近よくみかけるゼブラウッド。同じものを3台です。下にストックがあって上には可動棚という百貨店では定番のような什器。あと扉と棚板を作って完成。