すみか

建築家と建てた、大きな庇がある小さな家。きっかけ、土地探し、建築過程とお気に入りの家での生活。

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オープン外構

2009-06-28 13:48:05 | 外構
 住宅用語によると、高い塀や生け垣で家を取り囲むクローズド外構に対し、通りから家が見える外構計画をオープン外構と呼ぶ。この定義によるとわが家は紛れもないオープン外構だが、そもそも、敷地が狭い日本の都会の家は、高い塀や生け垣を回す余地がないし、無理に高い塀を建てると家の中に日が入らなくなってしまうので、オープン外構にせざるをえない。
 住宅施工例などをみても、単に道路に建物が接していて、玄関まで一歩というような家をオープン外構と宣伝しているが、本当は庭がない家といった方が正しい。本来のオープン外構は、家と道路との間にバッファゾーンがあって、空間の距離や植栽によって、緩やかにプライバシーを確保しているような家をいうのであろう。米国の郊外では、建物の正面については、このようなオープン外構を採用している家が多く、町並みにゆとりを生み出している。
 一方、家の裏側のバックヤードは、木のフェンスで広大な面積を囲ってクローズドにしている家も多い。バックヤードは裏庭と訳すことが多いが、たいていはフロントヤードよりはるかに広く、バスケットのフープがあったり、木の上に作ったツリーハウスがあったりして、キャッチボールなどをして遊ぶのである。ちょっとした金持ちの家には、もちろんプールがあり、町の商店街にはプールメンテ屋さんが金物屋と軒を並べていたりする。
 だんだん愚痴になってきてしまうが、とにかく、日本はせまく、どうせ塀や生け垣を作る余地がないのであるから、空間や植栽で緩やかにプライバシーを確保するという本来のオープン外構に一歩でも近づけたいね、というのが今回の主題。


米国の首都ワシントンから車で15分程度の住宅街。こういうのが本来のオープン外構ですね。オープン外構の家が並ぶと、散歩していても気持ちがいい町並みになる。塀の裏に隠れられないので防犯にもよいといわれる。これくらいフロントヤードが広いと、植栽がなくてもプライバシーは守れる。


 これでも2階建て。巨大な木。風で倒れると家が壊れたり、車が潰れたり、人が死んだりします。この家には、ゴールデンレトリバーを飼って、カローラバンに乗る素朴な老夫婦が住んでいた。


 何とも味気ないわが家。アメリカとはスケールが違いすぎて比べものにならない。緑が多いところと思っていたが、上の写真と比べると緑はないに等しい。何とかならんのかねえ。じっと手を見る。


 空間にプライバシーを確保する距離はないので、植栽で遮る以外に手はない。木も育ち、そこそこ目隠しになってきた。


 縁側デッキに出ていて気になるのはこの辺を歩く人からの目線。写真の中央やや左よりにあるミカンが生長して、目線をふさいでくれることを期待している。


 東側はシマトネリコ、アメリカハナミズキでほぼ、プライバシー確保に成功。シマトネリコは常緑なので冬も目線を遮ってくれる。


 きれいに咲いた花などを道行く人に見てもらえるのは、オープンのよさ。



 唐辛子類5種。中段右のやつが名称不明ながら激しく辛い。その上のハバネロも激辛のはずだがまだ赤くならず、食べれない。下段のつるりとしたやつはハラペーニョ。これを生のままスライスしてフォーやラーメンに乗せるといける。

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住宅雑誌の校正刷り

2009-06-21 17:12:51 | 建築家のこと
 住宅雑誌MYHOME+の編集の方から、校閲刷りが届いた。写真をたっぷり使って6ページ。狭い家なので、どう写真を撮っても同じ場所が移ってしまう。それでも何とか違う写真に見せるカメラアングルに苦心がうかがえる。こうして雑誌の写真になってみると全体に木の色が多くてくどいような気がしてきた

記事の中では、今までデッキとよんでいた庇の下の部分が「縁側」と表現されている。行成刷りをさっそく、雨上がりの縁側に持ち出してチェック(著作物なのでボカしてあります)

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屋根がカラスの運動場に

2009-06-14 17:17:06 | 家と生活
 最近、屋根の上をカラスがごそごそと動き回る。ガルバリウム張り、天井裏なしの構造なので、屋根の上の音はよく聞こえるのである。トップライトを開くと、カラスが3、4羽一斉に飛び立つ。わが家の屋根は、カラスの運動場になっているようである。どんな状態になっているのか心配なので、久し振りに屋根に出てみた


 カラスのウンチまみれになっていたら嫌だなあと思っていたが、そんなことはなかった


 鳥のウンチはあるが、小型の鳥のものだ。カラスではない


 それより気になるのは、ススを流したような汚れ。屋根のあちこちにある。錆だと嫌だなあと思ってこすってみるときれいにとれるので、単なる汚れのようである。雨や空気はこんなに汚いということだ。ディーゼル排ガスだろうか。


 汚い写真ばかりではいけないので。北庭で咲くコモンマロー

 北庭の片隅では、コモンマロー、スペアミント、ユキノシタが競合中。


 フェンスとスクーター


 家にはNHKのシールなど、いろいろ張らなければならないものがある。そういえば、犬のシールもあるはずだが、どこへいっちゃったかな。ともかく、シール類を目立つところに張るのは嫌なので、門柱裏のポスト取り出し口に張ってあるのだが、性能保証住宅のシールがぽろりとはがれた。金属の円盤の上に透明プラスチックという凝った作りなのだが、プラスチック部分が取れてしまった。これじゃ、性能が保証されている気分になれない。



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植栽計画プラス外壁

2009-06-07 18:59:32 | ガーデニング
アウトドア派なので、室外にも室内と同じように力を入れている。当然、植栽は家の重要な要素であると考える。たっぷり植栽があって、それなのに、重くないように心掛けたい。オープン外構のわが家では植栽は目隠しでもある。隠しすぎず、開けっぴろげすぎずを目指したい。植栽が多いと、外壁色と緑との対比がとても重要なポイントになってくる。黒は何にでもあうでしょう。どんな環境のなかでも黒はよい。しかし、へそ曲がりなので、黒を捨てて選んだシルバー。緑によく合っていると思う。

北東角。東側にはデッキを目隠しを兼ねたヤマモミジ、シマトネリコ、アメリカハナミズキ、ソヨゴ。北側の台所フィックス窓下にはフェイジョア。


フェイジョアの花。なんでもありの田舎っぽい雰囲気を目指す北側にあるのでピンクでも許されるルール。南と東は白か青に限定。


フェイジョアは風呂の前にもある。今年は2本ともよく花がついている。みかんもたくさん花がさいた。柑橘類の当たり年かもしれない。


家の外壁ではないが、こんな壁もあります。これも緑に合っている。
弟のブログ「陶芸教室を開こう」より。
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