「染まずただよふ」

・・・塾講師スミレの日記・・・

五十歩百歩

2010年03月12日 |   中1 
男子を中心に字が雑な生徒がけっこういます。

字が雑な生徒ほど成績が伸び悩む場合が多いし
学校のワーク点検では減点の対象になることもあって
普段から字を丁寧に書くように指導しています。

でも、たいていが「のれんに腕押し」状態。
「自分が読めればいいでしょー。」とか
「テストのときはちゃんと書くもん!」と反論してきますが
小テストも宿題も、いつも通りに書いて出すので読むのに一苦労。

今日なんて、指名したら、雑すぎて自分が書いた文字なのに読めなくて答えられず。
だからちゃんと書けって言ってるでしょー

「でも、コイツよりましだろ!」なんて隣の生徒を指さして言ってましたが
私から見ればどっちも同じレベル。

いい機会なので、彼らの字の乱雑さをよく知る他の生徒たちに向かって
「こういうのを『五十歩百歩』と言います!」と故事成語の解説をしました。
さすがに身近な例を使うと生徒の食いつきも理解もいいです。

話題の当事者からは
「どっちが『五十歩』?」ときかれたけど、そういう問題じゃないの!


コメントを投稿