「染まずただよふ」

・・・塾講師スミレの日記・・・

あめかんむり違い

2014年08月28日 |   中3 
まだ8月とは思えないくらい、だいぶ涼しくなりました。
今週から定期テスト対策授業のため残業続きということもあり
仕事帰りは半袖では肌寒いくらいです。

今日、最後の授業が終わって生徒たちを送り出すとき
「センセー!自転車に水がついてる!雨なんて降ってないのに!
と騒いでいたので説明しようとしたら
「ああ、これ、(キリ)でしょ!
「違うだろ!(モヤ)だろ!
どっちも違うんですけど。

霧と言い出した生徒は、きっと中2の教科書に載っていた短歌
「白き霧 ながるる夜の 草の園に 自転車はほそき つばさ濡れたり(高野公彦)」
を思い出した…のかな。思い出してくれてるといいな。

理科担当の同僚は「これは結露といってなー…」と
理科の視点から説明をしていましたが
私はというと、
「つまり(ツユ)。露は季語ですが、どの季節の季語でしょう?」
と問題を出してみました。

「秋!!と口をそろえて答えてくて一安心。
実は、今回の定期テストでは俳句が出題範囲に入っていて
まさに「露」も季語として登場しているのです。

この調子で、彼らに勉強の秋が訪れてくれるといいんだけど…。