スミダマンのほのぼの奮戦記

~グルメ・旅・仕事・自然・地域~あらゆる出来事をフラッシュバック。

浦和エリア旨い店シリーズ ~番外編362~

2021-10-28 06:14:06 | 食~番外編(都内)

根ぎし芋坂 羽二重団子

東京都荒川区東日暮里5-54-3

TEL 03-3891-2924

年中無休

https://habutae.jp/

最後の将軍・徳川慶喜と埼玉が生んだ偉人・渋沢栄一の墓参を終え、

谷中墓地を線路沿いに歩き、鉄道の陸橋を渡り、路地を歩くと

この由緒ある「羽二重団子」さんに偶然出た。

ちょうど喉も渇き、お茶でもしたいと思っていたところの出会いであった。

店の前の通り沿いに立派な「団子の由来」看板が目に付いた。

それによると「文政二年、初代庄五郎が芋坂に「藤の木茶屋」を開業し、

街道往来の人々に団子を供したのが始まり。

この団子がきめが細かくて羽二重のようだと称され、そのまま菓子名になった。」

当店はビルの1階(たぶん自社ビル)にあり、

その歴史を感じさせる重厚な空気が流れ、とても落ち着いた造りになっている。

茶席もゆったりと配置され、ゆったりとして気持ちが良い。

ここは創業以来、今も江戸の風味と面影を承け継いでいる。

羽二重団子さんは、ここ本店以外に駅前日暮里店、HABUTAE CAFÉ、

エキュート日暮里店、西日暮里駅売店がある。

これがお品書。

このメニューをじっくり見ると改めて当店の歴史がわかる。

それは文豪が好んだ一皿セットだ。

子規セット(煎茶付) 焼1本、餡3本 1,232円。

正岡子規随筆「仰臥漫録」において

「あん付3本、焼き1本を食う(これにつき悶着あり)」と記されています。

漱石セット(煎茶付) 焼1本、漱石もなか1個 693円。

「・・・芋坂へ行って団子を食いましょうか・・・」

夏目漱石著「吾輩は猫である」

漱石もなかの中にはしづくあんが3粒入っています。

天心セット 焼2本、冷酒グラス 1,320円。

岡倉天心長男・岡倉一雄氏の随筆に

「芋坂の団子屋で、陶然として帰るを忘れていた」

というエピソードが語られている。

他にも軽食・藤稲荷セット 1,320円もある。

これは人形町・志乃多寿司総本店の稲荷や巻物のセットだ。

ソフトドリンクも団子屋らしくて良い。

ゆずドリンク、しょうがドリンク。

その中で抹茶セットをお願いした。

ミニ焼・ミニ餡 770円(税込)。

因みにお好みで希望の本数を召し上がれる。

どちらも1本165円(税込)。

羽二重団子はその光沢と粘りとシコシコした歯ざわりが身上、

よく吟味した米の粉を搗抜いて丸めて扁たく串に刺す。

へんに辛くなく、甘くなく、上品な味で歴史で磨かれた団子といった感じ。

これではいくつもお腹に入ってしまう。

看板商品の羽二重団子以外に、しずくあん、プティもなか、あずき羹、

ぜんざい、かのこ羹栗入り、米餡などが販売されている。

抹茶をゆっくり楽しんでいる間も、何人も買いに来る人がいた。

店内の一角には羽二重団子の歴史展示コーナーがある。

現在の当主は6代目、社是は「原点回帰」と「未来進化」のらせん的発展とか。

素晴らしい。

前述もしたが、夏目漱石、正岡子規、岡倉天心以外にも

泉鏡花の「松の葉」短編、田山花袋の「東京の近郊」、

司馬遼太郎の「坂の上の雲」等の作品にも当店は描かれている。

壁の一角には「東都のれん會」なる額が飾られていた。

この会は江戸の昔より明治初年にかけて創業された

百年以上の伝統を有する古いのれんの店の集まりだ。

「江戸・東京で3代、100年以上、同業で継続し、現在も盛業」が条件で54店舗加盟している。

 

 

 

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