スミダマンのほのぼの奮戦記

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竹中工務店 東京本店

2014-09-19 07:53:21 | お仕事

2004年、銀座の賃貸ビルから東陽町の自社ビルに移転した竹中工務店東京本店に見学に行った

技術の竹中といわれる建築の竹中工務店と土木の竹中土木の事務所が入っている

知的生産性の向上を目指したオフィス環境の変革を実現した社屋だ

構造は鉄骨造7階建て+CFT柱

外殻ブレース構造、延床面積は29747㎡(約9000坪)

新しい様々な建築技術のアイデアからワークプレイスの

構築まで計画とサステナビリティ(持続可能性)の実現を具現化している建物だ

外壁材があまり見ない建材だ。再生材を打ち込んだ研ぎ出しPea版を

開発して使用しているそうだ。

入口の広いスペースにパイプでできた船のようなモニュメントがある。

これは何を表現しているのだろうか?

このモニュメントの前に規則正しく樹木が植栽されている。

都会の中の一服の緑、ホットする空間だ

片やエントランスの向かいには竹林がある。

ここでは和の空間を演出している。

玄関を入ると自然光を採り入れた天井になっている。

この空間も素敵だ

玄関の廊下にあったインテリア的照明器具

ホンワカした光が心地よい

階段のファサード。芸術性を感じる

このアングルもなかなかいいでしょう。

2階のホール。この赤が事務所ビルで使われるとは、さすがだ。

素材はなんなのか?漆塗りに見えて高級感が漂う

耐震ブレース(座屈補剛ブレース)

この建物は建築のあらゆる要素を盛り込んだ展示場になっている。

「技術の竹中」と言われるに相応しい、数々の賞をこの社屋は受賞している。

・高感度、高品質なワークプレイスの構築

・環境負荷の低減

・コストパフォーマンスの追求

3つの現代のオフィスに求められる課題の最適解の1つを竹中工務店は

この建物で明確に提示している

10.8M×10.8Mの均等スパンと外殻ブレースによる構造

コアのない平面計画

光の運河による自然光の取り入れ。

自然風利用ハイブリット空調に加え、オフィス建築における空間的な感受性の

回復への挑戦をこの建物を通じて

竹中工務店は表現している。

本当に色々な所に創意工夫がされている本店だ

日本国内で竹中工務店が施工した代表的な建築物

この資料が展示してある一階の

GALLERY A⁴(ギャラリーエークワッド)

コンセプトは建築を愉しむだ。

紀元前800年以前から始まって2015年までスタジアムの歴史を写真付で展示している。

非常に興味深い年表だ

1988年に建てられた竹中工務店施工による東京ドームは

日本最初のドームスタジアムで

その当時の粋が結集された建築物だ

2017年完成予定の(仮称)武蔵野の森総合スポーツ施設

BIMを最大活用した外装パネルの最適化手法を用いてた最新技術を用いている。

1964年に建てられ、今年で50周年を迎える

日本武道館は、東京オリンピックの柔道会場として使われた

工期が一年も無い超突貫工事で、竹中工務店しかできないと特命発注になった全く信じられない工事だ

その当時の日本の建築技術者の気概が伝わってくる。


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