スミダマンのほのぼの奮戦記

~グルメ・旅・仕事・自然・地域~あらゆる出来事をフラッシュバック。

浦和の酉の市 十二日市

2017-12-25 07:05:35 | イベント

会社の忘年会の帰り道、「そうだ今日は十二日市だ」と気付き、

社員と久し振りに行ってみた。時既にPM9:30。

中仙道の屋台は店じまいが始まり、警察が道路規制解除をしだした。

通りは「蛍の光」が流れていたが、せっかく来たので急いで調神社に向かった。

ここは浦和の鎮守様 調神社。正式には「つきじんじゃ」と

言うらしいが、地元民は「つきのみやじんじゃ」という。

ここは神社なのに鳥居が無く、狛犬の代わりにウサギが神社を守っている。

酉の市も終わりの時間に近づいているのに本殿の参拝者は

長蛇の列でなかなか進まなかった。調神社の酉の市は

明治時代から続いており、毎年12月12日に開かれる為

「十二日市」と言われているかなり大きな酉の市だ。

因みに東京は11月に行われるが埼玉は12月、

10日に大宮「十日市」 15日に川口「おかめ市」と南下していく。

酉の市とは、元々11月の酉の市に行われる鷲(おおとり)神社の

祭礼を言う。古くは「酉のまち」(まちは祭りの意)といい、

「お酉様」と称して親しまれている。足立区にある大鷲神社が

江戸酉の市の発祥の神社で台東区の鷲神社は日本最大の酉の市。

西の寺長國寺(台東区)は浅草酉の市の発祥。花園神社(新宿区)と

大國魂神社(府中市)は関東三大酉の市のひとつだ。

十二日市

 多くの露店で威勢よく手締めをして「縁起熊手」を売る

祭の賑わいは年末の風物詩になっている。私は本格的な熊手を

買ったことが無いが、値切ってその分をご祝儀として出すのが習わしらしい。

熊手は鷲が獲物をわしづかみにすることになぞらえてその爪を

模したと言われている。又熊手は売り手の思惑により年々大きくしていく

ものとされている。おかめや小判など招福の縁起物を飾った

「縁起熊手」、開催する寺社からは小さな竹熊手に稲穂や札をつけた

「熊手守り」を授与している。福を「掃き込む かきこむ」との洒落に

ことよせ「かっこめ」と呼ばれているものがスタンダードな熊手だ。

サーと見て回って目に止まったひときわ大きく立派なこの熊では

20万円と言っていた。全く金額の基準が分からなかった者としては

だいたい相場みたいなものが掴めたような気がした。

浦和レッズのMF宇賀神友弥の売約済の熊手を発見。

ACL優勝と書いてあるのが嬉しい。最も本人はUAEで世界クラブ

選手権を戦っている時間なのだが。

浦和の十二日市は熊手屋さんを含めて1300の屋台が出るそうだ。

屋台の場所代は電気代を含めて12,500円位だそうで、

この日、場所代だけで計算上1,625万円入る。

このお金はお祀りを主催している世話人に払われ、

最後に神社へのお布施になるらしい。神社境内は蛍の光が流れ、

人気が減り、戦い終わって日が暮れてといった寂しさが漂っていた。

昔なつかしい夜店にピッタリのスマートボールと射的。

口癖になっているのだろうが、「お兄さん寄っていってヨ」と

声を掛けられると悪い気がしない。又、今の子供に受けそうな

ディズニーキャラクターの「ミニオンズ」のぬいぐるみを売っている屋台もあった。

子供の頃からあったお化け屋敷が今でもあって変に懐かしさを感じる。

夏ならまだしも冬のお化け屋敷に入るのはちょっとネ。

 

 

浦和の十二日市。浦和で生まれて育った人にはなんとも言えない

郷愁を感じる。熊手を売っている所であった議員さんが言っていたが

「十二日市は浦和の文化だ」 全く同感だ。


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