明けましておめでとうございます。
新年早々、娘夫婦と帰ってきていた可愛い孫娘たちから風邪をもらってしまい、彼女らが帰った後、少しだけ寝ていて、新年のご挨拶が遅れました。
抱っこしたり、そばにくっついて遊んだり、同じ箸で食べ物を口に入れてあげたりするので、気をつけていてもうつってしまいます。
でも、もう幼稚園の年少さんになった上の子が、一人遊びをしていてふと感じたらしく、突然そばにやって来て「じーじー(これが、長い2音節とも尻上がりの可愛いアクセントなのです)、だあーいすき」と言ってくれるなどということがあると、たとえ風邪をもらうことになっても、それでもやっぱり会えてよかったな、と思ったりします。
そして、こういう可愛い次世代たちの未来のために、今年も最善を尽くさねば、と思うのです。
さて、そのためのヒント、スウェーデン社会民主党党綱領ですが、その基礎になっている人間論が本質的に正しくかつ仏教-聖徳太子「十七条憲法」の人間論とぴったり一致していると思われるのは、特に前回も引用した部分に含まれる以下のような点です。
「私たちは相互に依存しあっており、良い社会とは相互に協力しあい、配慮しあい、尊敬しあうことから生まれる。連帯は、こうした事実を洞察することから生まれる人々の結合である。」
「相互に依存しあっている」というのはまさに縁起の理法・つながりコスモロジー1) 2) であり、「相互に協力しあい、配慮しあい、尊敬しあう」は「慈悲」3)、「連帯・人々の結合」は「和」4) そのものだ、といってもいいくらいです(あえて言えば覚醒度のレベルの差はあるわけですが)。
人間そして世界の本質としての縁起と慈悲という事実を洞察することからは必然的に、和を実現することこそ「良い社会」を創り出すことだという理念と行動が生まれます。
人間同士の平和と人間と自然の調和を意味する「和」の実現とは、現代的には「エコロジカルに持続可能な社会=緑の福祉国家」の建設と言い換えてまちがいないのではないでしょうか。
法=ダルマ=普遍的真理は、まさに普遍的なのですからどんな時代にでも国にでも当てはまって当然ですが 5)、それにしても奇しくも古代日本の理想と近代スウェーデンの理想はみごとに一致している、と私には読めます。
共感していただける読者のみなさん、すべては無常であり、ダイナミックに変化するもので、不況もまた必ず終わります。
(古い読者のみなさん、かつてバブル景気の真っ只中で私が「この景気は必ず終わります」と発言していたことを記憶してくださっているでしょうか。それもこれも、別に予言ではなく、無常という宇宙の理法と「景気は循環する」という経済法則からして、どんな景気も不景気も必ずいつか終わる、という当たり前のことを確認しておきましょう、ということなのです。)
うろたえることなく、不安になりすぎたり落ち込んだりすることなく、今年もご一緒にさらに前進しましょう。
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イエスの幸福論によって仏教の幸福論の理解が深まったときと同じです。有難うございました。
イエスは言われました。古い革袋が破れかけている今、新しい革袋が必要とされているのだと思います。今までとは違う新しいものの見方、新しい枠組み、新しい体系、新しい職業などなど。
私たちはまだ具体的なその全貌を目にしていませんが、考えるとなんとなくわくわくしてきます。
風邪のせいで、お返事が遅れました。お許し下さい。
おかげさまで、なんとか活動再開です。
大きな変化の時代になってきました。
1929年の世界不況からやがて第二次大戦のような方向に変化しないよう、ぜひ正しい、新しい枠組みを創り上げていきたいですね。
スウェーデン社会民主党の綱領を取り寄せて読んでみました。党の綱領を読んだのは、日本のを含めて初めてでしたが、的確な現状分析と課題に対する方策に触れて、正直驚きました。課題に対する方策もすばらしいですが、なによりも現状の分析が的確であることに驚きました。
松下政経塾に本年入った友人が、欧州の「第3の道」に興味を持っており、是非、この綱領を読むことを勧めてみたいと思います。友人も驚くのではないかと思います。
おひさしぶりです。お元気なようで、なによりです。
スウェーデン社会民主党の綱領は、私も初めて読んだとき、驚いてしましました。すばらしいですね。
日本にもぜひこういうヴィジョンのある政党が欲しいと思っています。
ぜひ、お友達にも「持続可能な国づくりの会」のこともご紹介・ご勧誘いただけると幸いです。
都合がつくようでしたら、5月17日の公開講座にいらっしゃいませんか。
ぜひ、お友達といっしょにお出かけください。
楽しい二次会もある予定です。