興味津々心理学

アメリカ発の臨床心理学博士、黒川隆徳によるあなたの日常の心理学。三度の飯よりサイコセラピーが好き。

ダルメシアン

2018-04-06 | 戯言(たわごと、ざれごと)
夜、地元のコンビニへ行くと、入口の前に小ぶりのダルメシアンが繋がれていた。珍しいなと思い、店内を見ると、そのダルメシアンとよく似た長身で痩せ型の白人男性がいた。ほかにも何人かの客はいたけれど、彼の犬に違いないだろう。それにしても姿の良いダルメシアン。思わず手を差し出すと、すかさず舐めてくれる。これはやばい。超かわいい。尻尾を振り振り擦り寄ってくる。中腰になってさわさわしていると、「わあ、ダルメシアン!かわいい!」、と、二人の若い女性がこちらに向かって歩いてくるので、なんとなく譲る形で犬から離れようとしていたのだろう、そのうちの一人が、「あれ? ヒトの犬?」、と驚いた風に聞くので、「あ、うん。ヒトの犬。多分あの白人の方のだと思う」と答えると、二人は店内を見て確認するや否や、ダルメシアンを愛撫し始めた。その二人を少し離れたところから見ると、なるほど、彼女たちの犬のようだ。それにしても、「ヒトの犬」という表現が面白いと思った。人間はつくづく非言語的、視覚的な情報に敏感で、「犬と飼い主」も「犬と他人」も相対的で、距離感や関わり方次第でいかようにも見えるのがまた面白いと思った。

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