small_happiness
   Farsideの過去ログ。




 先日、知人と話していて、「どうも話が噛み合ってないなぁ~」と思うことがあった。
「新聞に嘘が書いてあるのは問題だ」という話を聞かされたのだが、どうも前提条件が違うような気がする。
 問題なのは、なんの根拠もないのに「新聞は公正な報道機関のはずだ」と盲目的に信じたがる読み手の精神状態の方であって、新聞社が嘘を書くことではない。


 新聞には事実を書く義務はないし、嘘を書いてはいけないという法律もない。
新聞に関する法律は、株主の保護と輸送に関する規定があるだけで、内容に関する法律は一つも存在しない。法律上はマンガ雑誌やエロ本と同じ扱いで、新聞だけに適用される法的な制限は一つも存在しない。「製本されていないもの」という社会通念はあるが、広辞苑みたいな体裁のものを「新聞」として発行しても何ら問題はない。ついでに言うと、発行・販売に関して誰の許可も要らないし、申告も登録も必要ない。小学生が手書きの[昆虫新聞]にカブトムシの育て方を書いて売っても構わないし、その育て方が「タバスコを餌にする」という真っ赤な嘘であっても構わないんである。もちろん、新聞の販売で一定以上の収入を得た場合は、所得の申告など税法上の責任は発生する。未成年の場合は、親がその責任を負うことになる。


 マンガ雑誌の場合、「ドラゴンボールを七つ集めたのに神龍が出てこなかった! 少年ジャンプと集英社を訴えてやる!」なんて怒る人はいない。あれはフィクションなんである。(まぁ、たとえ一つでもドラゴンボールを探し当てた時点で、話がある種の現実味を帯びてくるとは思うが.....)
 新聞も、どんなフィクションでも書いて構わない。「これは事実です」という但し書きさえなければ、それはフィクションだと主張できる。競馬新聞やスポーツ新聞の予想が間違っていても全然問題にはならないし、政治・経済・社会のどの分野で意図的に嘘を書いても構わない。名誉毀損などは犯罪だから書いてはいけない事になるが、「誰それさんがこう発言しました。」という伝聞を紹介してる風な書き方の記事であれば、「誰それさんの発言が事実かどうかは、当社は関知いたしません。」と言い抜けることが可能だ。ようするに新聞は、一切責任を負わないで好きなことが書けるんである。[新聞]がどういうものなのか分かった上で読まないと、様々な勘違いをしてしまう。


 余談だが、新聞には事実を書くことも可能である。嘘を書いたときと同様、事実を書いても罰せられることはない。数は少ないものの、事実を書こうとする新聞も存在する。


 ここまで書くと、「お前はよっぽど新聞が嫌いなんだろう」と思われるかもしれないが、我が家では産経新聞と朝日新聞と赤旗日曜版の三紙を取っている。たぶん、平均的な社会人より新聞社に払っている金額は多い。決して少なくない金額を毎月払っているのには、もちろん理由がある。朝日新聞がどんな嘘を書いているか確認して、朝日新聞縮小団(他に、朝日新聞解約団・朝日新聞撲滅団・朝日新聞殲滅団・朝日新聞壊滅団などなども含む)に流す、解約勧誘情報を集めるためだ。まぁ、社会奉仕だと言っていい。


「朝日新聞に書いてあることは全部嘘だ」と言われる方もいるが、実際に購読している立場でいえば、朝日新聞の全てが嘘だなんてことは、もちろんない。日付と曜日はそこそこ合っているし、ときどき新聞名が[夕日新聞]になっていたりするような、お茶目なフェイクもない。以上の事実から、朝日新聞には事実も書かれていると擁護できる。100%全てを嘘で固めるのは、けっこうな労力が必要なのだ。ちなみに、朝日新聞の天気予報はときどき外れるが、天気予報の的中率は産経新聞と大差ないと、公平を期するために付け加えておきたい。


 

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