271828の滑り台Log

271828は自然対数の底に由来。時々ギリシャ・ブラジル♪

Gridの彼方(Photo-Voltaic)

2011-06-13 04:15:44 | Weblog
先週の日曜日に伊香保温泉での「同窓会のようなもの」を終えて、参加者を自宅まで送り届けました。前橋から伊勢崎まで。伊勢崎に実家がある松本吉彦君は私に見せたいものがあるらしい。彼は私の高校の後輩ですが、年が離れているので高校時代は顔を会わせたことはありません。彼の略歴は「パソコン創世記第171回第188回に書かれています。

彼の自宅に到着してまず目に付くのは縁側に置かれた2枚のソーラーバッテリーです。右に見える一枚は自動車用鉛蓄電池に接続されています。道路側の敷地にある倉庫兼作業場の庇にもソーラーパネルが敷き詰められているので、脚立を出して撮影の便を図ってくれました。

2階のベランダには設置角度90°でアモルファスのセルがぶら下がっています。

ベランダの庇に設置されたのが「木漏れ日タイプ」で、このような用途に開発されたのですが、市販されずに倉庫に眠っていたのを手に入れたらしい。珍しい。



次は「靴を持って上がって下さい」と言われて、2階に登ります。ベランダに置いてあった脚立の脚を広げて登り、プラスドライバーでパネルを固定しているタッピングネジを外してパネルをずらし、抜け穴を確保しました。

ハシゴを登って屋上に出ると庇に設置された3種類の太陽電池を上から見ることが出来ます。

手前の四角いセルのは京セラ製ですが、丸いセルはシリコン単結晶を引き揚げたままをそのままスライスした古典的な製品で、四国の西条のメガソーラーの遺物と教えてくれました。1984年製なのでそろそろ30年、でも現役です。

陸屋根に設置されたのがこの発電所(8kw)の稼ぎ頭で、平均すると月々4万円ほどの収入をもたらします。補助金を受けていますので、10年過ぎれば元が取れます。

慎重にハシゴを降りて、またパネルを元の通りにビスで固定します。

裏に回ると2基のインバータがありました。処理能力はほとんど同じですが、右に写っている小さい方が新規のインバータです。

彼が目指しているのはスマートグリッドに組み込まれることではなくて、商用電源からの自立らしい。既に東京の自宅も東電からは電力の供給を受けていない。この姿勢は1970年代にモトローラの6800でマイコンを作った頃から変っていない。「コンピュータなんて市販の部品を集めれば作れる。皆もやってみないか?」と呼びかけたことを今度はパワーエレクトロニクスでもやってみたのですね。

数年前のことになりますが、彼を足利工業大学の牛山泉さんに引き合わせたことがあります。太陽光だけでなく風力も使いたかったので風車の可能性を探っていたから。牛山さんに「風況の良い場所は人が住めない」と聞いてかなりショックだったらしい。話を群馬に限定しても、赤城おろしで風車が回っているのは春先だけですね。やはり太陽に頼るに限ります。

さてこの日の昼食は彼のお母さんが手打ちうどんを作ってくれました。やや細めの腰の有るうどんでした。お土産は第2種兼業農家の松本家の農産物、大根、チンゲンサイ、ネギ苗、タマネギなど。ありがとうございました。

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