271828の滑り台Log

271828は自然対数の底に由来。時々ギリシャ・ブラジル♪

金沢大学工学部の頭蓋骨

2009-11-29 05:06:13 | 遊具
11月26日(木)は朝6時半頃に前橋を出発して、上信越道・北陸道を走って小松ICで降り、小松空港に到着。ここで研究者の方と落ち合って、また北陸道を戻り金沢森本ICで降りて金沢大学に向かいます。

カーナビに導かれて大学に辿り着いたのは良いけれど、広すぎて目的の工学部機能機械工学科の入っている自然科学3号館が分からない。電話して、やっと入り口の直ぐ脇の来客用の駐車場に車を止めることが出来ました。

金沢大学は4年ほど前に医学部を除く全学部が市街地から角間町に引っ越して来ました。帰宅してからその広さを航空写真でも確認しました。

この日の目的は畳・カーペット・フローリングの衝撃吸収性能の測定です。実験室に通されると工作機械や引張試験機があって、学生さん数人と教官が実習を行っていました。バツンと鋼材が破断する時の音が響くのです。

冒頭の画像は人間の頭蓋骨と脳のモデルで、右が透明なもの、左がやや黄色い樹脂です。どちらも3Dのデータから光造形で作ったものです。左のモデルは蓋が開いているので脳のモデルを手で触ることが出来ました。プリプリ・プニョプニョと表現したら良いのでしょうか、やや硬いスライムです。力センサーが数箇所取り付けてあって、これで脳にかかる衝撃を測定するのです。脳は水タンクでモデル化出来ると思っていたのですが、スライムのようにその粘弾性を考慮することが現実の脳の挙動を理解する前提のようです。頭蓋骨に衝撃を受けると、脳はやや遅れて変形を始めるのです。

実験室には階段が設けられていて、そこに座っているのは子供のダミー人形です。数年前にNHKスペシャルで子供の事故予防をテーマとする番組がありました。番組に登場した人形は「サム君」と呼ばれていましたが、同型の人形とのことでした。階段から落下させてデータを取るのが目的です。で、名前は?と聞いたのですが、無いそうです。私の年代だと、サム君の相棒はデイヴ君と思ってしまいますが。

ダミー人形が座っている階段もよく見ると実験用に工夫が凝らされているのが分かります。奥行きと高さが変更できるようになっているのです。

さて測定作業は、機器の取り扱い方とデータの収集方法を学生さんに説明して順調に進みました。落下の瞬間を捉えるために高速度撮影も行います。3,000fpsまで撮影出来るそうですが、今回の場合1,000fpsで撮影します。
測定の対象物から類推して家庭内の事故防止が目的だろうと思ったのですが、そうではなくて家庭内で虐待があったかどうかを明らかにすることが目的で、これには驚きました。単に転んだ場合と暴行を受けた場合との違いを判定するのが目標なのです。

測定を終えるともう真っ暗です。金沢駅まで移動して、居酒屋で夕食を摂りました。美味しかったけれど、この地ならではの香箱蟹(こうばこがに、ズワイガニのメス)が品切れ。これが残念でした。

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2 コメント

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Unknown (ぽん太郎)
2009-11-29 07:57:03
事故と暴行の違いですか。むー複雑な気持ちになりますね。

金沢大学移転したのですか。たしか以前は城内にキャンパスがある珍しい大学だったと記憶しています。
金沢 (271828)
2009-11-29 14:37:36
ぽん太郎さん こんにちは

これまでは法医学≒解剖学と考えていたのですが、力学の視点から切り込むのです。大変興味深いですね。

金沢大学には行ったことがないので昔のことは知りませんが、その広さに驚くばかりです。

小松空港の待合室にANAの売店がありました。ここで私の目を惹いたのは「ふぐの卵巣の糠漬け」です。お値段もお手ごろだったのですが、ちょっと勇気が足りませんでした。

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