271828の滑り台Log

271828は自然対数の底に由来。時々ギリシャ・ブラジル♪

衝撃吸収性能の測定(華蔵寺公園)

2009-11-18 04:27:55 | 遊具
設置してからおよそ2年半経過した遊具の回りに埋め込んだマットの衝撃吸収性能の測定に行きました。公園の視察は普通、お客さんで遊んでいる様子を観察したいので時間帯をお客さんの行動時間に合わせますが、今回の目的はお客さんがいては困るので午前の早い時間を狙って出かけました。測定場所は伊勢崎市の華蔵寺公園です。

遊具の安全に関する規準(JPFA-S:2008)では、「4.3.2.2 設置面の衝撃吸収性能」において「参考値として落下時の最大加速度( Gmax )および頭部傷害値( HIC )を計測することが望ましい。」と書かれています。同解説でこの限界値を「Gmax 200G 未満、HIC 1,000 以下( Gmax<200、HIC≦1,000 )」としています。施工後かなり時間が経過していますが、その性能は維持されているでしょうか。
現場に到着したの午前10時少し前で、気温は15℃でした。まず50mの滑り台(グリッサンド)の着地部の測定から開始しました。測定作業のイメージは以下の動画に示しますが、落下は一瞬なので高速度撮影を行っています。


この日(09/11/16)は一人で測定を行ったので測定機が落下する様子は撮影出来ません。

結果は測定機の液晶画面に次のように表示されます。

MAX   71
HIC   452
DIS   101

「MAX]はGmaxで単位はG、「HIC」は所定の計算式から得られる数値、「DIS」は落下距離で単位はcmです。測定結果が表示されるまで1分近く待たされます。液晶の画面にはまず「Calc・・・」が出て演算中である事を示し、次いで「Save」と表示されてデータを格納していることが分かります。測定機に内蔵されたCPUがどの様な演算を行っているかを理解した積もりですが、いつも「長い!」と感じてしまいます。

次に複合遊具の滑り台の着地部に移りました。液晶の表示が薄く良く見えません。いやな予感がしたのですが、結果は信じられない値です。

MAX   172
HIC   18509
DIS   514

HICの値もすさまじいのですがDISが514cmということはあり得ません。即座に電池切れに気がつきました。使用する電池は9Vの積層乾電池006Pなのでコンビニで調達出来ません。カーナビで家電量販店を検索し、買出しに走りました。往復で30分の時間ロスです。電池の交換は5mmの六角レンチを使って4本のボルトを外して行います。100円ショップで購入したレンチセットの使い勝手は極めて悪く、作業に手間取りました。電池を交換してキャリブレーションすると、液晶もくっきり見えます。これで再度測定。

MAX   84
HIC   255
DIS   93

今度は正常に測定できたと確信しました。

そして赤いスパイラル滑り台下の数値は以下です。

MAX   69
HIC   198
DIS   93

隣のクライミングウォール下の値も良さそうです。

MAX   114
HIC   198
DIS   91

最後に測定したのが石の山の下。

今年の夏に学生さんが遊んだ遊具です。



MAX   161
HIC   696
DIS   92

今回の反省点は、事前にキャリブレーションを行い機器の調子を確かめ、予備の電池を用意するなどです。

この日は公園に良い香りが漂っていました。菊花展が催されていたのです。

ちょっと覗いて、香りも楽しんで引きあがることが出来ました。


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