271828の滑り台Log

271828は自然対数の底に由来。時々ギリシャ・ブラジル♪

ヘイケボタルのシーズン

2010-07-20 05:00:33 | 博物
先週、ホタル好きの友人からメールが届きました。ヘイケボタルが出ているという。それで梅雨も明けた日曜日(7/18)の夜に車を飛ばして現場に出かけました。見物したのは2ヶ所、どちらも見事だったのですが、2番目が特に素晴らしかった。
夜露に濡れた下草の間にも光が明滅しています。半月の明かりに照らされて、やっと分かる田んぼの畦に何頭ものホタルが固まりになっています。懐中電灯を明滅させるとあらゆる空間からホタルが湧き出してくるようです。まるで星に囲まれたかのような錯覚さえ覚えます。聞こえるのはカエルの鳴き声と仲間の話し声だけ。
ゲンジボタルは個体が大きいので飛翔する数が少なくともそれなりの見ごたえがあります。ヘイケボタルの場合は光も小さく、明滅の間隔も短いのですが、百を軽く超える光の集団の力は凄い。ゲンジボタルは或る意味家畜化された昆虫ですが、ヘイケボタルに野生を感じるのは私だけではないはずです。
この光景を記録に残したいのですが、カメラの性能がまだヒトの眼まで追いついていません。沢山の光の筋を見せられても、これは飛翔の残骸でしょう。

翌日(7/19)、昼間の現場を見るために同じ場所を巡りました。関東にはどこにでもあるケシ科のタケニグサが目に止まりました。タケニグサ=竹似草で、茎が竹のように空洞になっています。茎を折ると黄色い汁が吹き出てきます。アルカロイドを含むらしい。嫌われ者の雑草ですがユニークな植物です。ヨーロッパでは観賞用に栽培されているので、その個性を認めてやりたいです。

前の晩にホタルが固まって光っていた畦です。昼間見てもホタルは全く見つかりません。それにしてもヘイケボタルがこんなに沢山発生するのに、一体何を餌にしているのでしょうか?昔々、群馬県北部の沢で数百頭のヘイケボタルに囲まれたことがあった。車で帰ろうとして、ホタルを潰さないか気を使ったくらいです。この沢にも昼間来て、何を食べているのか調べたことがあります。カワニナはごく僅かで、謎は深まるばかりでした。

ここでは上の棚田には稲が植えてありませんが、オタマジャクシが沢山見られます。沢の水を直接水田に引き込むと低温で稲の生育に障害があるので、一旦浅い田に水を溜め、温度を上げて下の棚田で利用するらしい。この存在がホタルの成育には良さそうです。ヘイケボタルは何でも食べることは分かっていますが、主食は何だろう。

世間ではゲンジボタルが主役の「ホタル祭」は終わりましたが、ヘイケボタルの饗宴は来月半ばまで楽しめます。

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