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Leeソフト・フィルターと星の写り方比較テスト

2018年01月16日 | 日記

久しぶりの新規記事になってしまいました。 書きたい事、紹介した事が山ほどあったのですが、業務多忙で時間のないまま年を越してしまいました。

さて、星空はタイムラプスの本領発揮の対象で、実際にタイムラプスを始めた動機が星空撮影だったと言う方も多いのではないかと思います。
星空撮影において、タイムラプスは動画ですのでいわゆるスチル撮影とは異なったものが要求されます。 動き(変化)を演出するのがタイムラプスですので、動きを鮮やかに見せなければならないからです。 そこで必要となるのがソフト・フィルターで、限りなく透明に近いスリガラスみたいなもので、光を焦点面でわずかに分散させる働きをします。 これにより小さな星々もやや大きく明るく写るので星空がぐっと賑やかになると言った訳です。

一口にソフト・フィルターと言っても、その分散度には各種があります。 特に星の撮影だけを目的に作られているものではないので、例えば昼間の人物撮影でまるで薄いシルクのカーテン越しに見たような淡いぼやかし効果を狙ったかなり分散度の高い製品もあります。

今回は、ちょっとマニア向けの話ではありますが、Lee製のポリエステルでできた(ぺらぺらの)ソフト・フィルターがテーマです。 このフィルターは一般の丸い金属枠にガラス状のフィルターが取り付けられたものとは異なり、ハサミやカッターで自由に切り取ってレンス交換式カメラのレンズの後部(ボディ側)に工夫をして貼り付けて使用できるものです。
画角が極端に広い超広角レンズや魚眼レンズなどは、レンズの前面にフィルターが取り付けられないので、苦肉の策で、レンズ後部に装着する必要があります。

このテストでは以下の2本のレンズに対してフィルターを装着して行いました。

1. NIKON NIKKOR 14-24mm F2.8G ED

2. SAMYANG 12mm F2.8 対角魚眼

Lee製のポリエステル・ソフト・フィルターにはその分散度に応じて#1から#5までの5種類が用意されています。 #1が一番分散度が小さく、#5が一番大きくなっています。 一般的には星空撮影用には#3が使われていますが、一部には#2の方が良いとの意見もあり、このテストではこの#2と#3の2種類のフィルターを比較試験してみることにしました。

以下がその結果を動画にまとめたものです。




3日間にわたって撮影したものなので、空の透明度や、また画像処理の具合も完全に同じではないので厳密な比較には問題があるかと思いますが、全体的な傾向はつかめたのではないかと思います。

ポイント:

① 明るい星に対してはほとんど差はない

② 小さな微光星に対して差異が見られる

③ 使用するレンズの焦点距離が短いもので差が顕著になる

④ 星像が針の先でついたように小さな魚眼レンズでの差は大変大きい


このように比較してみると、やはり#3が標準的な広角レンズでの星空撮影に適しているのではないかと思います。
もちろんどのように描写したいかは撮影者の意図ですので、#2の選択もありだとは思います。

また逆に24mm以上のレンズでは焦点距離の長さによっては#2~#1が適合するのではないかと推測されます。(タイムラプスでは多くの場合24mm以下のレンズが使用されると思いますが)

 

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