今夕、海老名で聴きます。テンション上がってきましたね。このホール、初体験の私は昨日下見に行ってきました。同行する、友人の案内役としての情報収集でしたが、よく考えてみると自分のためでもあるのでした。以下、事後談を上げます、後日談になりそうですが。
友人からいただいたパンフです。久しぶりの写真投稿のせいか、思うように撮れない感はありますが、ブルー・ダニューブをイメージしました。裏は休憩後二部のガラコンが、AとBのプログラムに分かれていて、海老名はBで厚木はAです。オペラはダイジェストで1時間、その後20分の休憩を挟んで、アンコールを経て終演は当初から2時間半後となりました。
入場時にあらすじが載った解説書が配布されて、それぞれのオペラを見たことがない初心者にも、また字幕がなくても楽しめて感動を呼ぶようになっています。オケではなく、ピアノ伴奏者がひとり頑張っていて、舞台装置もこれといったものはなく、前売り3500円、当日4000円の入場料としてはこれが、ぎりぎりの線のようです。司会も主催者自らお年をひっさげて頑張っていられる様子で、手作り感がありました。
では、感想に参りましょう。
第一部のドン・ジョバンニから
私のこの演目歴を披露させていただくと、35年位前に、ソプラノ歌手キリ・テ・カナワのエルビラ役で映画仕立てで見て、これが非常にわかりやすい演出だった。次が、ミュンヘンのナショナルシアターで、若く美しかったトマス・ハンプソンのジョバンニ役で、そのあと、TVの録画中継で何回か、そして、県民ホールではおっととさんの友人が合唱のチーフで出演、第9の仲間3人で公演後のレセプションにも参加、エルビラ役の柳沢涼子さんの美しさを目の当たりにしました。柳沢さんには、その後、区役所で企画した「喜歌劇こうもり」のプレイベントにも出演いただいたので、ひいきのソプラノ歌手です。
いわゆる、女たらしのこと意味する呼賞「ドン・ファン」のスペインの伝説による喜歌劇です。ちょい役を除くと、主な役は男女各3人の6人なので、今回の6人陣営にはマッチした演目です。
通しで上演すると2時間50分~3時間は掛かる所を、1時間で切り上げるのだから、物理的に割愛はやむを得ない。しかしながら、幕開けに、(実際幕などない舞台だったが)登場人物の紹介を兼ねて、ジョバンニがアンナを襲おうとして、父親の騎士長を決闘で倒し、駆けつけたオッターヴィオとアンナが復習を誓うところは省くべきではない、初心者には感情移入がむずかしくなる。騎士長役はマゼット役みたいに、ボランティアを探して、決闘も簡単にやる手もありますよ。
エルビラがジョバンニを追っかけて旅してきたのは、キャリアケースを引っ張って出てきたのでいい表現でした。
次のカタログの歌は手帳ではなく、長い巻物を一気に広げるところに、合計2000人近くの女をものにした凄さを物語る醍醐味があるのを逃した感があります。歌の内容はイタリアで640人、ドイツで、231人、スペインで1003人、夏は痩せた女、冬は太った女とあるのが、現実的で面白い。ラテン系の女の方が情熱的で引っかかりやすいのかな。
そして、私の好きな二重唱、ラ・チ・ダレム(お手をどうぞの題名で有名なアリア)は、ジョバンニが客席後部から現れ、チャーミングなツェルリーナもいい演出でした。
「シャンパンの歌」では、ほんとに彼ら一杯やっていたようです。あのくらいは、のどを潤すにはちょうどよいでしょう。
「広場で女を見つけたら・・・」では、女を漁るアクティブぶりをテーブルの上に乗って表現していたが、黒子でも雇って、テーブルクロスを土色のものに変えるとか、でも人手不足か、実際他のOPAでも、歌手がイスを持って退場とかがあるから、小劇団の歌手にはそういう働きも必要かも。私は嫌われる演出家になるかな?「人使いが荒くてね、なんであんなことまでやらすんだよ。」なんちゃって。
さて、第2幕でジョバンニとレポレッロが服を取り替えて、入れ替わってお互いに扮するーンがあるのだが、初心者の皆さんの理解はいかがでしたかな。マント一つでもあるいはシルクハット一つでもあればねえ。
(なんや眠い、今晩に備えてお昼寝としよう) (まだ続く、こうご期待)
友人からいただいたパンフです。久しぶりの写真投稿のせいか、思うように撮れない感はありますが、ブルー・ダニューブをイメージしました。裏は休憩後二部のガラコンが、AとBのプログラムに分かれていて、海老名はBで厚木はAです。オペラはダイジェストで1時間、その後20分の休憩を挟んで、アンコールを経て終演は当初から2時間半後となりました。
入場時にあらすじが載った解説書が配布されて、それぞれのオペラを見たことがない初心者にも、また字幕がなくても楽しめて感動を呼ぶようになっています。オケではなく、ピアノ伴奏者がひとり頑張っていて、舞台装置もこれといったものはなく、前売り3500円、当日4000円の入場料としてはこれが、ぎりぎりの線のようです。司会も主催者自らお年をひっさげて頑張っていられる様子で、手作り感がありました。
では、感想に参りましょう。
第一部のドン・ジョバンニから
私のこの演目歴を披露させていただくと、35年位前に、ソプラノ歌手キリ・テ・カナワのエルビラ役で映画仕立てで見て、これが非常にわかりやすい演出だった。次が、ミュンヘンのナショナルシアターで、若く美しかったトマス・ハンプソンのジョバンニ役で、そのあと、TVの録画中継で何回か、そして、県民ホールではおっととさんの友人が合唱のチーフで出演、第9の仲間3人で公演後のレセプションにも参加、エルビラ役の柳沢涼子さんの美しさを目の当たりにしました。柳沢さんには、その後、区役所で企画した「喜歌劇こうもり」のプレイベントにも出演いただいたので、ひいきのソプラノ歌手です。
いわゆる、女たらしのこと意味する呼賞「ドン・ファン」のスペインの伝説による喜歌劇です。ちょい役を除くと、主な役は男女各3人の6人なので、今回の6人陣営にはマッチした演目です。
通しで上演すると2時間50分~3時間は掛かる所を、1時間で切り上げるのだから、物理的に割愛はやむを得ない。しかしながら、幕開けに、(実際幕などない舞台だったが)登場人物の紹介を兼ねて、ジョバンニがアンナを襲おうとして、父親の騎士長を決闘で倒し、駆けつけたオッターヴィオとアンナが復習を誓うところは省くべきではない、初心者には感情移入がむずかしくなる。騎士長役はマゼット役みたいに、ボランティアを探して、決闘も簡単にやる手もありますよ。
エルビラがジョバンニを追っかけて旅してきたのは、キャリアケースを引っ張って出てきたのでいい表現でした。
次のカタログの歌は手帳ではなく、長い巻物を一気に広げるところに、合計2000人近くの女をものにした凄さを物語る醍醐味があるのを逃した感があります。歌の内容はイタリアで640人、ドイツで、231人、スペインで1003人、夏は痩せた女、冬は太った女とあるのが、現実的で面白い。ラテン系の女の方が情熱的で引っかかりやすいのかな。
そして、私の好きな二重唱、ラ・チ・ダレム(お手をどうぞの題名で有名なアリア)は、ジョバンニが客席後部から現れ、チャーミングなツェルリーナもいい演出でした。
「シャンパンの歌」では、ほんとに彼ら一杯やっていたようです。あのくらいは、のどを潤すにはちょうどよいでしょう。
「広場で女を見つけたら・・・」では、女を漁るアクティブぶりをテーブルの上に乗って表現していたが、黒子でも雇って、テーブルクロスを土色のものに変えるとか、でも人手不足か、実際他のOPAでも、歌手がイスを持って退場とかがあるから、小劇団の歌手にはそういう働きも必要かも。私は嫌われる演出家になるかな?「人使いが荒くてね、なんであんなことまでやらすんだよ。」なんちゃって。
さて、第2幕でジョバンニとレポレッロが服を取り替えて、入れ替わってお互いに扮するーンがあるのだが、初心者の皆さんの理解はいかがでしたかな。マント一つでもあるいはシルクハット一つでもあればねえ。
(なんや眠い、今晩に備えてお昼寝としよう) (まだ続く、こうご期待)