「未来を平和に」日々徒然♪

ブログ賛否両論だと思いますが、まずはヨロシクです♪(ブログは団体とは関係ない個人私感です)

ちょっと詩にふける深夜 ー中原中也

2017-03-09 00:30:33 | 心に残る詩


サーカス

『山羊の歌』より

幾時代かがありまして
茶色い戦争がありました

幾時代かがありまして
冬は疾風吹きました

幾時代かがありまして
今夜此処でのひと盛り
今夜此処でのひと盛り

サーカス小屋は高い梁
そこに一つのブランコだ
見えるともないブランコだ

頭倒さかさに手を垂れて
汚れた木綿の屋根のもと
ゆあーん ゆよーん ゆやゆよん

それの近くの白い灯が
安値やすいリボンと息を吐き

観客様はみな鰯
咽喉のんどが鳴ります
牡蠣殻かきがらと
ゆあーん ゆよーん ゆやゆよん

屋外やがいは真ッ暗 
暗くらの暗くら

夜は劫々こうこうと更けまする
落下傘奴らっかがさめの
ノスタルジアと

ゆあーん ゆよーん ゆやゆよん

◻︎◾︎ ◾︎◾︎ ◻︎ ◻︎◾︎ ◻︎◾︎


春日狂想



愛するものが死んだ時には、
自殺しなけあなりません。

愛するものが死んだ時には、
それより他に、方法がない。

けれどもそれでも、
業〈ごう〉(?)が深くて、
なほもながらふことともなつたら、

奉仕の気持に、なることなんです。
奉仕の気持に、なることなんです。

愛するものは、
死んだのですから、
たしかにそれは、
死んだのですから、

もはやどうにも、ならぬのですから、
そのもののために、
そのもののために、

奉仕の気持に、ならなけあならない。
奉仕の気持に、ならなけあならない。

   2

奉仕の気持になりにはなつたが、
さて格別の、ことも出来ない。

そこで以前〈せん〉より、
本なら熟読。
そこで以前〈せん〉より、
人には丁寧。

テムポ正しき散歩をなして
麦稈真田〈ばくかんさなだ〉を
敬虔(けいけん)に編み ―

まるでこれでは、
玩具(おもちゃ)の兵隊、
まるでこれでは、毎日、日曜。

神社の日向を、ゆるゆる歩み、
知人に遇(あ)へば、
につこり致し、

飴売爺々(あめうりじじい)と、
仲よしになり、
鳩に豆なぞ、
パラパラ撒いて、

まぶしくなつたら、
日蔭に這入(はい)り、
そこで地面や草木を見直す。

苔はまことに、ひんやりいたし、
いはうやうなき、今日の麗日。

参詣人等もぞろぞろ歩き、
わたしは、なんにも腹が立たない。

(まことに人生、一瞬の夢、
ゴム風船の、美しさかな。)

空に昇つて、光つて、消えて
やあ、今日は、御機嫌いかが。

久しぶりだね、その後どうです。
そこらの何処(どこ)かで、
お茶でも飲みましよ。

勇んで茶店に這入りはすれど、
ところで話は、とかくないもの。

煙草なんぞを、くさくさ吹かし、
名状しがたい覚悟をなして

戸外〈そと〉はまことに賑やかなこと!
ではまたそのうち、
奥さんによろしく、

外国〈あつち〉に行つたら、
たよりを下さい。
あんまりお酒は、飲まんがいいよ。

馬車も通れば、電車も通る。
まことに人生、花嫁御寮。

まぶしく、美〈は〉しく、
はた俯〈うつむ)いて、
話をさせたら、でもうんざりか?

それでも心をポーツとさせる、
まことに、人生、花嫁御寮



ではみなさん、
喜び過ぎず悲しみ過ぎず、
テムポ正しく、握手をしませう。

つまり、我等に欠けてるものは、
実直なんぞと心得まして。

ハイ、ではみなさん、
ハイ、御一緒に ――
テムポ正しく、
握手をしませう。

◾︎◾︎ ◻︎ ◾︎◾︎ ◻︎ ◾︎◾︎ ◻︎

小学高学年頃に、中原中也を知ったきっかけは、春日狂想。

今も時々思い出す、印象に深く残った詩です。

中原中也の詩は、比喩の使い方が独特で、一度読み出すと止まりません。

そうそうー。
寝るときも、布団に入って本を読みつつ寝てるので、何回も読み返してボロボロになった本も数知れず(笑)


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坂村真民の詩にふれて② 二度とない人生だから

2017-01-15 22:14:30 | 心に残る詩


二度とない人生だから
一輪の花にも
無限の愛を
そそいでゆこう
一羽の鳥の声にも
無心の耳を
かたむけてゆこう

二度とない人生だから
一匹のこおろぎでも
ふみころさないように
こころしてゆこう
どんなにか
よろこぶことだろう

二度とない人生だから
一ぺんでも多く
便りをしよう
返事は必ず
書くことにしよう

二度とない人生だから
まず一番身近な者たちに
できるだけのことをしよう
貧しいけれど
こころ豊かに接してゆこう

二度とない人生だから
つゆくさのつゆにも
めぐりあいのふしぎを思い
足をとどめてみつめてゆこう

二度とない人生だから
のぼる日しずむ日
まるい日かけてゆく月
四季をそれぞれの
星々の光にふれて
わがこころを
あらいきよめてゆこう

二度ない人生だから
戦争のない世の
実現に努力し
そういう詩を
一編でも多く
作ってゆこう
わたしが死んだら
あとをついでくれる
若い人のために
この大願を
書きつづけてゆこう



この詩は有名ですね(*゚▽゚)ノ

二度とない人生、どう生きてくか。

出会いに感謝しつつ、自然を慈しみつつ、欲や駆けひきに惑わされず、生きてるかぎり生きて行こー。

今日を♪♪

ありのままに☆
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坂村真民の詩にふれて

2017-01-15 21:57:18 | 心に残る詩
●● ●● ●● ●● ●●

日の昇るにも
手を合わさず、

月の沈むにも
心ひかれず、

あくせくとして
一世を終えし人の
いかに多きことぞ。

道のべに花咲けど見ず、
梢に鳥鳴けど聞かず。

せかせかとして
過ぎゆく人の
いかに多きことぞ。

二度とないこの人生を
いかに生きいかに死するか、

耳をかたむけることもなく
うかうかとして、

老いたる人の
いかに多きことぞ。

川の流れにも風の音にも
告げ結う声のあることを
知ろうともせず、

金に名誉に地位に狂奔し
終わる人のいかに多きことぞ。

● ● ● ● ● ●
『一本の道を』

木や草と人間と
どこがちがうだろうか
みんな同じなのだ
いっしょうけんめいに
生きようとしているのをみると
ときがくれば彼等が
人間より偉らいとさえ思われる
彼らはときがくれば
花を咲かせ
実をみのらせ
じぶんを完成させる
それにくらべて人間は
何一つしないで終わるものもいる
木に学べ
草に習えと
わたしはじぶんに言いきかせ
今日も一本の道を歩いて行く

●● ● ● ●● ●

木が美しいのは、
自分の力で
立っているからだ。

●● ●● ● ● ●●

あとから来る者のために 田畑を耕し 種を用意しておくのだ
山を 川を 海を きれいにしておくのだ
ああ
あとから来る者のために苦労をし我慢をし
みなそれぞれの力を傾けるのだ
あとからあとから続いてくるあの可愛い者たちのために
みなそれぞれ自分にできるなにかをしてゆくのだ



●● ● ● ●●

【坂村真民】
坂村真民(さかむら しんみん/1909年1月6日-2006年12月11日/)、熊本県出身の仏教詩人。
「癒しの詩人」と評される人物、分かりやすい作品が多い。特に「念ずれば花ひらく」は多くの人々の共感を呼びその詩碑は全国、外国にまで建てられている。愛媛県砥部町に「たんぽぽ堂」と称する居を構え、毎朝1時に起床、近くの重信川で未明の中祈りをささげるのが日課であったとのこと。仏教伝道文化賞、愛媛県教育文化賞、正力松太郎賞、愛媛新聞賞などを受賞。


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核兵器のない世界を!平和行進

2016-05-12 01:05:31 | 心に残る詩


核兵器のない世界を!
毎年、5月11日が海老名から綾瀬引き継ぎです。

全国平和大行進は、59年目を迎えます。
神奈川は、13日かけて市町村を歩きます。

強風の中、みんなで歩きました。
私は2回目の行進。

綾瀬は休憩地点が市役所です。

毎年、綾瀬は市の激励を受けて出発するそうです。

今年は14人の各会派の議員さん、副市長の激励を受けて出発しました。

去年に続き、またまた車に乗ってアナウンスを。

車の後ろから歩く人たちに頭が下がります。

厚木基地にさしかかったところで、ピースコール
(リズムが難しかった…ずれたしw)

「返せ、返せ、静かな空を!」
「なくそう、なくそう、爆音なくそう」

ノーモア、広島
ノーモア、長崎
ノーモア、ふくしま


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小森香子さんの詩に触れて

2016-05-11 00:56:26 | 心に残る詩


青い空はの作者、小森香子さん。
優しく強く語りかける小森さんの詩。

先日のピースフェアの古本市で出会った1冊。

◯「あなたも本音で」◯

本当のことをいわないで
どうして
悪の根を断つことができようか

本音を出しあわないで
どうして
心と力を つなぎえようか

消費税は
高齢化社会のために必要でしょう?
という あなた

わずかな年金でひとりぐらしの
あなた

消費税がはじまってから
毎日四日分の食費が足りない と
お豆腐一丁で二日間のおかずにする
あなた

日米合同演習のすまじさ知ってますか

ミサイル一発撃てば
二千万から四千万
一番安い追撃方の弾だって
四万五千円が一瞬にしてとぶのです

だから私たち
本当のことをいいたい
戦争を放棄した憲法をもちながら
なぜ日本は
世界第二位の軍事大国なのか

アメリカの核空母を守るために
千六百億円もする
イージス艦をつくり
アメリカのいうなりに
思いやり予算で高級住宅

基地労働者の費用全額を
負担までさせられるのか

選挙の時は
廃止をかかげておきながら
なぜ いま
再見直しに耳を傾けるのか

本当のことをいわないで
どうして
悪の根を断つことができようか

日米安保条約につながる消費税
きっぱりやめさせるまで
叫びつづけよう

本当のことをわかりあえるまで
いそいで
けれど こまやかに広く
本音を出しあい
心と力をつなぎ
国中の
大きな叫びとするために

◯嵐となって

政府は帆であり
国民は風であり
国家は船であり
時代は海である

船長は言葉を飾り立て
船出のドラを鳴らす

だが 風よ
よく見さだめよう

その帆は白いか 汚れていないか
何よりも船の進路は
どこを向いているか

帆柱は
日米安保体制と大企業本位
帆は
つぎはぎだらけの連立政府

あわてて
小選挙区制反対を裏返した布
すでに癒着して
縫目さえ判らない布

大半は 自民党のそめなおし
つき進む小選挙区制は
死票の海

税金吸い上げる
政党助成、年金、医療、福祉改悪
憲法の平和原則ふみにじる
海外派兵

消費税アップ
思いのままの翼賛政治

私たちは
願ったのではなかったか

金権腐敗の
自民党政治の一掃を
企業団体献金の禁止を
大企業の民主的規制を
軍事費を削って
くらしと福祉、教育の充実を

円高不況
うち続く災害
農村の疲弊からたちなおれる
国民本位政治を

おとしよりの安心と
子どもらの輝く未来を

立ち上がろう
国民が風であるならば
船の進路は風できまるのだ

いま嵐となって
つぎはぎだらけの帆をひきちぎり
小選挙区制の死票の海へ
ゆかすな

時代が海であるのならば
進路正しく
国民主権
世界平和
自由と平等の
21世紀を展望できる
青海原へ

風よ
すべての街から村から
吹きおこれ

二編抜粋しました。
他にも、心をうつ詩がたくさん掲載されています。

後日、時間ある時に、またアップしたいな…。
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