散歩者goo 

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小保方氏を過剰取材したNHK

2014年07月27日 22時42分35秒 | 読書・考察・思索録
先日、NHK の取材チームが小保方氏をしつこく取材し、小保方氏から抗議されていたことがニュースになった。
民放のニュースでその状況を聞いて、取材に気を使うNHKにしては珍しいと思うとともに、その裏に何かありそうだと思っていた。

今日その答えが見つかった。
先ほど、放送されていた、NHKスペシャル「調査報告 STAP細胞 不正の深層」だ。(7月27日21時より放送された。)

この番組では、小保方氏を取材した話は出ていない。
しかし、今回の放送によれば、論文の画像資料を独自に解析し、今まで公表されたものよりはるかに多くの(60%以上?)不正を発見したという。
そして論文の構成の中で、最も重要なSTAP細胞の元の細胞と、STAP細胞化した細胞の同一性を示す特定の遺伝子を検証したと論文では言っていても、その存在を確認したといっておらず、その証拠も論文に出していないことを指摘していた。(同一細胞からSTAP細胞化したという証拠がない。)
即ち細胞の同一性が疑われ、違う細胞の可能性であることを意味する。

また、実験ノートに、初めてSTAP細胞が確認された前後に、それに関係する記述や感動がないというのも、興味深い。

この番組で指摘された問題の多くは、過去にも指摘された問題であるが、新しく分かった問題や疑問点も多くあった。

今回のNHKの調査では、小保方氏の実験ノートのコピーや、様々論文や書類のコピー大量に入手し、読み込んで、専門家に分析を依頼し、客観的な評価を仰いでいる。
そして、番組では、論文不正という視点から、論文不正が行われる構造的な問題点や、人間関係が絡むメールの内容まで取り上げ、関係者へのインタビューも交え、構造的問の可能性を提示している。
例えば、小保方研究室にあったES細胞の入ったケースが、外国人男性研究者が、山梨大学に持って行く予定のもので、なぜそこにあるのか分からないといった、証言を引き出している。
これらの不正に関連して、理研の対応を正面から批判的に扱っている。
同時に不正防止への海外の国や研究機関の先進的な取り組みも紹介している。

今回のNHKスペシャル「調査報告 STAP細胞 不正の深層」で、スタッフたちが、膨大な論文や画僧資料やメール類まで読みこなし、適切に専門家へ分析を依頼し客観的評価を得て、更に多くの海外を含む取材を重ね、今回の番組にまとめ上げたことに関し、その取材分析能力の高さに驚くばかりだ。
今後とも、このようなレベルの高い調査分析報道が、どんどん進められるよう期待したい。

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昨日記140726土(西天満 ファストフードでの電話 相手により逆のことをいう人)

2014年07月27日 15時23分57秒 | 日記(昨日記・今の思い考え・行動・情況)
晴  最高/最低℃ 平均/最低% = 35.7  29.0  65  46  
きのうも暑かったが、夕方からいつものように西天満へ出かけた。
昨日は、出かけるときに、猛暑なので、短パンとTシャツに素足にデッキシューズというラフな格好で出かけた。
計算通り、西天満まで快調に走れ、汗もTシャツが濡れるほどはかかなかった。
ジーンズを履いていれば、多分汗だくになって走っていたであろうことは間違いない。

西天満では休廊もあり、回ったのは2軒だけだった。
最近は、現代美術の中での西天満が、大きく地盤沈下しているように思える。
美術はその場所に行かないと鑑賞できない。
したがって、京都の3条界隈や西天満というのは、まとめて回ることができるので美術愛好家にとっては、価値があるといえるが、その集積度や質が落ちれば、ファンの支持が得られなくなる可能性がある。

西天満の後いつものように天満橋に寄った。
下でお茶を飲んで、2時間近く読書を楽しんだ。
その途中、カウンター席の端に座っていた5-60代のおばちゃんが、大声で電話をし始めた。
おばちゃんはカウンターの端の横の壁に向かって話していたが、跳ね返って8席近くあるカウンターの端までよく話し声が響いていたようで、新聞を読んでいたおっちゃんが、おばちゃんの方向を見て、しようがないなという顔をした。
私はカウンターの中ごろに座っていたが、周囲の人も、一度はおばちゃんの方を向いた。
無論私も気になった。

通話が終わったかと思うと、また次の人にかけている。
話が長く、人の批判とお金の話をいろいろ言っているらしいが、その話の内容は。明瞭に聞き取れる。
個人名がどんどん出てくる。

もしその近くに、彼女の知人がいれば、秘密の話がみんなに知られることになる。
もともと、秘密の話は数日以内に、話した人以外の人に伝達されるという研究がある。
男女差があったどうか覚えていないが、男の場合は墓場まで持って行くという話は、多いように思う。

数人と通話した後も、更に他の人と通話しているようだったので、そっとおばちゃんのところに行き、肩とつついて、「向こうの端までよう聞こえてまっせ」と小声で告げた。
おばちゃんは、わかったというという合図をだし、それま椅子に反り返って、少し上を向いて話していたのが、一気に体を丸め、声を潜めて、下を向いて話し出した。

このようによくしゃべる人の中には、話す相手により逆の話をする人もいて、私も数人そんな人に出会ったことがある。
いずれも、友人がそのことを知らせてくれて分かった。
そして、すべての場合、本人にそのことをぶっつけたが、謝罪やまともな言い訳が帰ってきたことはなく、ごまかすだけであった。
中には、多くの人に慕われていた私より若い人もいたが、彼の場合は工作活動にかかわっていた疑いがぬぐいきれない。
(彼は左翼活動や自衛隊にも人脈を持っていた一時期私のことをみんなの敵だと宣伝してたらしい。その後そうした話を彼にぶっつけた。それ以後、彼の方から近づいてきた。そうしたことが起きる以前から、彼と飲みに行ったりしたことは、何度もあった。  
私は政治的、宗教的にどこにも属していないし、アナーキストでもありませんが、様々な主張には、裏表があるので注意深く事実を見て、自分の頭で判断します。
また、あるグループからは、ある政治的目的?のために、私のことに関して事実無根の悪意のあることを彼らの自主発行のミニコミ誌に書かれたこともあった。(政治はすべてに優先すると彼らの多くは語っていた。))

話が私のギャラリー時代の苦い経験の話にそれた。
コーヒーで読書を終えて、上の百均で、野菜ジュースのシャーベットを作るための容器(小カップ)や園芸用品を買い込み、向かいのユニクロで、ポロシャツの特価を買い、その上の階にあるジュンク堂でテキストと、芭蕉の奥の細道(岩波文庫)を買ってから、帰宅した。
帰りは9時近くになった。

今日は書くつもりはなかっが、急ぎの用事がなく家にいるのでついつい書いてしまった。
こう暑くては、なかなか外出する気になれない。(しかし家にいても無冷房なので大変だが。)

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