https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190103-00010003-bfj-sctch
消費者庁によると、「餅で喉を詰まらせた」ことによる高齢者の救急搬送者数のデータ(16年)は1月が男女ともに最多だ。
「掃除機で吸い込む」という手段があげられることは多い。ただし、これは危険だ。
掃除機による吸引は「衛生的問題」「口腔内、肺損傷など二次損傷の危険性」があるとして推奨していない消防も多いという(大学病院医療情報ネットワークの研究より)。
さらに、専用の吸引ノズルを使わない場合では、誤って餅を押し込んでしまうおそれもある。
実際、日本医師会も、衛生面に加え、スイッチを先に入れてしまうと舌を吸い込んでしまう可能性があることなどから、掃除機を利用するのは「最後の手段」としている。
では、どうすれば……?
まずは、事故を避けることが大切だ。消費者庁による安全な食べ方はこうだ。
餅は小さく切っておく
餅を食べる前に、先にお茶や汁物を飲んで喉を潤しておく
餅はよく噛んで、唾液とよく混ぜ合わせてから飲み込む
万が一事故が発生したらまずは119番通報をし、応急手当として「腹部突き上げ法」と「背部叩打法」が有効だとしている。
消費者庁は公式Twitterで、「家族などの周りの方は、高齢者がよくかんで食べているか、無理に飲み込んでいないかなどに注意して見守り、声を掛けるようにしましょう」と呼びかけている。