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全粒粉、雑穀に豊富に含まれる「マグネシウム」 現代人の摂取減が生活習慣病に関連

2018-11-15 | 食品の安全、料理

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181113-00000015-ykf-soci

食物繊維が豊富な食材、と言われてまず思い浮かぶのが野菜や果物だろう。しかし今注目されているのは、穀物の食物繊維だ。

 先日、〈冷ましたご飯・パスタは太りにいくい〉とお伝えした「レジスタントスターチ」も穀物の食物繊維の話だが、米や小麦のぬかやふすま(皮)、胚芽、そして最近話題の大麦には、多くの食物繊維が含まれている。いわゆる、玄米や全粒粉のパン、雑穀など、昔から伝統的に食べられてきた、あまり精製していない穀物に多く含まれている。

 「これらの穀物の食物繊維を日常的に食べなくなった現代人と、生活習慣病には大きな関係がある」と話すのは、東京慈恵会医科大学客員教授で、同大学附属病院(港区)糖尿病・代謝・内分泌内科客員診療医長の横田邦信医師。

 食物繊維は腸内細菌の“エサ”になり、腸内細菌のバランスが整うことで体調も整う、ということは多くの人が知るようになった。さらにもう一歩進んだ利点をあげると、全粒穀物には食物繊維とともにマグネシウムが豊富に含まれることで、循環器疾患(心臓病、脳卒中など、動脈硬化が原因と考えられる疾患群)をはじめ、多くの疾患などの予防効果があることだ。

 マグネシウムは、体の中では作れない必須・主要ミネラルの一つ。骨や歯を形成したり、神経の興奮を抑えたり、筋肉の収縮・弛緩(しかん)を調整したりする役割を果たす。横田医師によると、明け方や運動後によく起こる、こむら返りはマグネシウム不足が原因であることがほとんどだそうだ。また、血圧を適正に調整するなどのさまざまな生理作用をもち、約350種類の酵素を活性化するなど、代謝に大きく関わることが知られている。

 近年の研究では、動脈硬化を抑える作用があることも明らかに。欧米ではマグネシウムの循環器疾患の予防効果を調べる研究が多いが、日本では2017年に、国立がん研究センターと国立循環器病センターが共同で行った研究結果が初めて発表され(「食事からのマグネシウム摂取量と虚血性心疾患発症との関連」)、アジア人でも欧米と同様に、マグネシウム摂取による循環器疾患の予防効果が考えられるということが分かった。

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