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MEGA地震予測・村井俊治氏が最も警戒する2つのゾーン

2019-01-14 | 地震

https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190113-00000015-pseven-soci

【要警戒マップ】最新の警戒地域はどこ?

「今回の揺れは、さらなる大地震の引き金になる可能性がある」──そう語るのは、測量学の世界的権威であり、「MEGA地震予測」を主宰する村井俊治・東大名誉教授だ。

「2018年10月中旬以降、日本列島は極めて異例な状況となっていました。各地で異常変動が見られたそれまでと一転し、2か月弱の間、全国的に地表に大きな変動が見られない『静穏』状態が続いていたのです。

 過去のデータを見ると、震度5以上の大地震は4センチ以上の異常変動が一斉に起きた後、3週間超の『静穏』状態を経て起きる傾向が強い。今回の熊本の地震もこの条件を満たしています。今後、同様の動きが各地で起こる可能性は否定できません」(村井氏)

 同予測のベースとなるのは、全国1300か所に設置された国土地理院の「電子基準点」のGPSデータだ。その微細な動きをキャッチし、地震発生との関連を分析する。1週間ごとの基準点の上下動による「異常変動」、地表の長期的な「隆起・沈降」、地表が東西南北のどの方向に動いているかを示す「水平方向の動き」の3つを主な指標とし、総合的に予測する。

 1月3日に地震が発生した熊本や、1月8日に震度4を観測した奄美大島も、1月2日発行のメールマガジン「週刊MEGA地震予測」で警戒を呼びかけた直後に起こった。

 今回は新たに、5つの警戒ゾーンを「危険度」の順番にランキング化した。その結果をマップに起こした。

◆地表が真逆に動き始めた!

 村井氏が最も警戒するのは、以下の2つのゾーンだ。

【1】首都圏・東海警戒ゾーン
【2】南海・東南海警戒ゾーン

 どちらも政府が今後30年以内に巨大地震が発生する確率が高いと警告している地域だが、今回は両ゾーンにまたがって同時期に連動するような地表の動きが見られたという。

「昨年7月上旬と下旬の2回にわたって、南関東と南海、東南海で一斉に異常変動が起こりました。その後も9月下旬から10月上旬に伊豆諸島、伊豆半島、紀伊半島、四国で異常変動が起きており、それ以降『静穏』状態が続いています。かねてより警戒を呼び掛けていますが、地震リスクはより高まっている」(村井氏)

 さらに注意すべきは、「水平方向」の動きでも異常が見られることだという。

房総半島南部、伊豆諸島、伊豆半島、紀伊半島、四国の太平洋岸沿いで、7月下旬までは南東方向に動いていた地表が、それ以降は、真逆の北西方向の動きに転じた。とくに10月下旬から11月上旬に大きな動きが見られました。これらの地域は今、“揺り戻し”の危険性があるため、非常に不安定な状態になっていると考えられます」(村井氏)

【3】奥羽山脈警戒ゾーン

 東日本大震災以降、日本列島の中でも最も大きな異常変動が見られる地域だ。

「長期的な『隆起・沈降』で見ると、太平洋側が隆起する一方、日本海側は沈降し、境目の奥羽山脈に歪みが溜まっている。とくに太平洋側の宮城県の基準点『石巻雄勝』と、内陸側の宮城・秋田・岩手3県にまたがる山にある基準点『栗駒』の差は2年前に比べて15.8センチとなっている。6センチ以上は“危険水域”と考えられるため、要注意です」(村井氏)

【4】道南・青森警戒ゾーン

 昨年9月の北海道胆振東部地震が記憶に新しいが、依然として大きな揺れに注意すべき地域だ。

「道央の基準点『えりも1』が隆起する一方、道南の基準点『門別』は沈降し、差は2年前より7センチ大きくなっている。新たな地震の兆候と考えられる」(村井氏)

【5】九州南部・南西諸島警戒ゾーン

 熊本を含む九州北部だけではなく、南部でも活発な動きが見られている。年初に奄美大島で地震が発生したが、継続して注意が必要だという。

「奄美大島をはじめ、鹿児島市や種子島、屋久島といった南西諸島で9月下旬から10月上旬に一斉異常変動が起き、それ以降は『静穏』が続いています。こちらも依然として歪みが大きくなっている」(村井氏)

 地震大国・日本に住む以上、大地震のリスクからは逃れられない。村井氏の予測を念頭に置き、警戒を怠らないことが肝要だ。

●MEGA地震予測 MAPの見方
 地図中では、昨年6月9日から12月1日の間に、要警戒とされる「1週間で5センチ以上の上下動」があった地点を示した。それに加え、地表の長期的な「隆起・沈降」と、地表が東西南北のどの方向に動いているかの「水平方向の動き」の分析を加味し、過去の地震発生の前兆現象と比較した上で「震度5以上の地震が発生する可能性があるエリア」を警戒ゾーンとしている。
(※電子基準点の変動とは、1週間の上下動の最大値と最小値の差を示している)

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