幸せの深呼吸

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オーバーブッキングで搭乗できなかったら、現金を要求してもいい

2018-06-12 | 徒然なるままに

https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180609-00010007-biz_lifeh-sci

もし後発の便に押し出されてしまったら最後、飛行機で駆けつけて参加するはずだったイベントを逃してしまうだけでなく、見知らぬ人にぎゅうぎゅうに挟まれて過ごす羽目になります。

そして、自分から進んで名乗り出るのでないかぎり、その事態がいつ降りかかってくるかを予想することはできません。CNBCの記事によれば、われわれ一般人は、ビジネスクラスの顧客たちよりも搭乗拒否される可能性がはるかに高いのだそうです。「航空会社はしばしば、支払われた運賃やその人の飛行機利用頻度をもとに、搭乗拒否する乗客を選ぶ」というのです。当然予想できることとはいえ、それでもやはり不愉快なことです。

搭乗拒否されたら小切手を要求することもできる

とはいえ、航空会社に搭乗拒否された時には、なにかの権利が得られます。その権利は、別のフライトに使えるバウチャーであることが多いのですが、そのかわりに小切手を要求することもできます。

受けとれる金額は、航空会社によって異なるほか、ほかの乗客がどの程度の額で席を譲るかによっても変わります。ユナイテッド航空は2017年11月、オーバーブッキングになる可能性がある便の航空券を購入する際に、「この額なら席を譲ってもいい」という補償額を「入札」できる新システムを導入しました。補償額は、最高でトラベルクレジット1万ドル分です。デルタ航空にも同様のシステムがあり、最高9950ドル(約100万円)が補償されます。

トラベルバウチャーより現金の補償を選ぶべき理由

多くの航空会社では、トラベルバウチャーでの補償がデフォルトですが、バウチャーではなく現金での補償を選ぶことをおすすめします。その利点のひとつは言うまでもありません。現金はなんにでも使えますが、デルタ航空のバウチャーで、たとえば楽しい夜遊びの代金を支払うことはできません。

でももう1つ、頭に入れておくべきポイントがあります。バウチャーには有効期限や、利用を制限するそのほかの制約(たとえば、休日は「除外」される可能性があります)があるという点です。

気をつけなければいけないのは、自発的に席を譲る場合と、強制的な搭乗拒否には違いがあることです。米運輸省の規定によれば、乗客が自発的に席を譲る場合には、なんらかの形での補償は義務づけられていますが、航空会社が提供しなければならない補償に関する要件はありません。

ところが、強制的に搭乗拒否された場合、つまり、別の便への振り替えを申し出なかったのに、搭乗を認められなかった場合については、運輸省は航空会社に対して、以下の補償を義務づけています。

・元の便の到着予定時刻から1時間未満で目的地に到着する代替便が手配された場合には、航空会社は乗客に補償する必要はありません。
・代替便の到着時間が1時間以上2時間未満(国際便の場合は1時間以上4時間未満)遅い場合は、乗客は片道運賃の2倍(最高675ドル)を受けとる権利があります。
・代替便の到着遅延が2時間(国際便の場合は4時間)を超える場合は、乗客は片道運賃の4倍(最高1350ドル)を受けとる権利があります。
・荷物の預け入れや座席の選択などの付加的サービスに対する乗客への払い戻しも義務づけられています。

値段交渉をするのは、まったく筋の通ったことです。補償額をもう少し増やしてほしいと交渉してみましょう。翌日の便に押し込まれてしまった場合には、ホテルやレストランの料金の支払いも航空会社に要求しましょう。あなたにはその権利があるのですから。

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