幸せの深呼吸

幸せは自分の中にある。
幸せは自分が決める。

植物状態になっても「戻ってくるから」 全盲ピアニストの“覚悟”〈

2018-11-11 | Music

https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20181108-00000062-sasahi-musi

視力を失うことを知った母は、娘にピアノを習わせた。このピアノが、絶望の淵から親子を救い、生きる希望となる。そしていま、難病に苦しむ岩井さんを支えるのも、やはりピアノだった。

*  *  *
 日本列島を大型の台風が縦断した9月末の週末、東京・上野のコンサートホールは静かな熱気に包まれていた。三大ピアノ五重奏曲とされるドボルザークのピアノ五重奏曲第2番イ長調作品81。その演奏がピタリとやむと、静寂に包まれた満席の会場に割れんばかりの拍手が鳴り響いた。奏者は、チェコ・フルハーモニー弦楽四重奏団とピアニストの岩井のぞみさん(32)。彼らを讃える拍手は、ステージを去った後も続いた。

 この日の主役の一人、岩井さんは「全盲のピアニスト」だ。網膜の先天的な形成異常によって、いつかは左目の視力を失うと診断されていた。その左目よりも先に、幼稚園で遊んでいて積み木が目に入り、右目の視力を失ってしまう。

「神様はいない。なんでこっちの目なの?」

 母・宝美(ボミ)さん(62)が当時の気持ちを吐露する。この事故をきっかけに、「視力を失っても残るものを」と岩井さんは音楽教室に通うようになり、母と子のピアノを中心とする日々は始まった。

 15歳から岩井さんを指導している桐朋学園大学の上野久子特命教授は、「とにかく音がきれい。そして耳がいい。一度聞けば完全に自分のものにして覚えてくる。在学中にわずかな視力も失いましたが、ものすごい努力家です」

 と話す。その恵まれた資質とたゆまぬ努力で才能を開花させ、2015年チッタ・ディ・カントゥ国際ピアノコンクールで特別賞、16年シューベルト国際ピアノコンクールでは審査委員特別賞を受けるなど国内外で評価されてきた。

 これまで伏せてきたが、岩井さんは生命を脅かすほどのめまいと頭痛とも闘っている。

「この状態でピアノを弾けることが信じられません」

 と話すのは、順天堂大学(代謝内分泌学)の主治医・後藤広昌さんだ。そもそも岩井さんは、生まれつきの頭蓋底形成不全(ずがいていけいせいふぜん)によって、頭蓋骨から髄膜がはみ出している。今後、この脳瘤が鼻腔を塞ぐ可能性もある。さらに下垂体の機能も弱まっていることで、立つことも困難な激しいめまいや頭痛に悩まされている。

 珍しい病状ゆえに開頭手術をしなければ詳しい治療法すらわからない。神経を傷つけかねない手術をするか、このつらい状態のままギリギリまで弾くか。選んだのは「私からピアノをなくしたら何もない。命をかけて弾く」という決断だった。

 今年2月、岩井さんは母と「植物状態になっても1年は生命維持装置を外さない」という約束をした。

「『強いから、絶対に戻ってくるから』って。だから私は言った。殺さないって」

 そう話した母の頬を一筋の涙が伝う。その瞬間、落涙を感じ取った岩井さんがそっとティッシュを手渡した。

 岩井さんは語る。

「『全盲』に加え『難病』という枕詞(まくらことば)がつけば人は同情という物差しで判断するでしょう。それは望んでいることじゃない。でも、こういう人生だったからこそ、いろんな方に温かく見守られサポートしてもらえた。その恩返しをどんな形でできるのかと、いつも考えていました。きっとそれは私が懸命に生きる姿だったり、演奏したりする姿。だから私はステージに立つのです」

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紫外線は、2日に1回浴びるほうが、毎日1回浴びるより焼ける。

2018-11-11 | ファッション、美容など。

https://news.yahoo.co.jp/byline/nishikawashinichi/20181110-00103549/

論文を読んで知ったのだが、毎日1回の紫外線照射より、2日おきに1回紫外線照射するほうが、皮膚の色素沈着が激しいことが専門家の間では知られていたようだ。だれだって、照射回数が増えれば増えるほど、日焼けすると思ってしまう。このような期待を裏切る意外な現象の背景にあるメカニズムの解明が、この研究の目的だ。

まず、本当にそんなことがあるのか調べている。マウスや人間に、紫外線照射を毎日1回、2日に1回、3日に1回、の頻度で照射し60日目に組織を調べると、たしかに毎日照射した群や、3日に1回の群と比べ、2日に1回照射した方が色素沈着が強くなる。論文で示されている写真を見ると、一目瞭然で、その差ははっきりしており、説得力がある。

また、驚くことに複雑な組織レベルだけでで起こる現象ではなく、培養した色素細胞株でも同じことが起こる。たしかに面白い現象だが、このメカニズムは突き止められるのか?

幸い、色素細胞の増殖や、メラニン色素の合成の分子機構については、これまで多くの知識が積み重なっている。現象さえつかまえてしまえば、1日1回群と、2日に1回群で色素細胞の活動を示す分子の挙動を丹念に見れば手がかりがつかめるはずで、簡単な話だろうと思ってしまう。

ところがどっこいそうは問屋がおろさなかった。はっきり言って、この論文を読んでも、すくなくとも私は答えが見つかったようには思えない。ここからはちょっと専門的になるので、面倒と思う人は「日焼けの面白い話がある」だけ覚えていただいて、何かの話題にでもしていただければいい。

ではこの論文では何が示されたのか?

ちょっと専門的になるが、色素細胞の発生や活動全般を調節するMITFという分子がある。一般的にこの分子の活性が高まると、色素細胞が増殖し、メラニンの剛性が高まる。色素細胞のガンではこれが発がん遺伝子として機能する場合もある。このような、特定の細胞の機能全般を調整している分子をマスター分子と言っているが、この論文では、この色素細胞のマスター分子の発現パターンが毎日群と、2日1回群で大きく違っていることを見つけている。

まず驚くのは、UV照射(試験管内ではcAMPによる刺激で代えている)すると、MITFの発現は外界の刺激とは全く無関係に、一定の間隔で周期的に増減を繰り返すようになる。そして、増減を繰り返しながらも、発現はだいたい48時間で元のレベルに戻る。しかし、24時間目にもう一度照射すると、新しい周期が誘導され、そのまま続く。このMITFの周期は6ー8時間程度で、これに支配される分子の周期とは大きく異なっている。すなわち、MITFでスウィッチが入るが、その後はMITFの短い周期に無関係に動く分子が多い。

なぜUV照射後MITFが周期的に増減を繰り返すのかは、MITFを制御するHIF1やMir-148の周期的発現の結果としてほぼモデル化できる。また、この2種類の分子をノックアウトすることで、MITFの周期を変化させることもできる。もちろん、その結果24時間、48時間照射による色素沈着の差も消失する。

大変よく解析されているが、では短い周期でのMITFの増減が48時間で消失していくほうが、周期が維持されるより、メラニン色素の沈着を促すのか?という疑問については、残念ながら答えは示されていない。「思いもかけなかったマスター分子の周期的変化が何か重要そうだ!」というレベルで止まっている。

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衝撃! キャッシュレス大国・中国の「知られざる闇」

2018-11-11 | アジア

https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20181109-00058098-gendaibiz-bus_all

 2013年、中国は「インターネットファイナンス元年」を迎えたが、以来、すっかりQRコード決済は中国市民の生活の中に定着したかのようだ。

QRコードで「金を騙し取られる事件」が続出中!

 中国に拠点を持つアイリサーチによれば、中国のスマホ決済の規模はアメリカの50倍。中国ではスマホ決済が爆発的に伸びており、2017年に中国の商業銀行が処理したスマホ決済業務は375億件(前年比46%増)、金額にして202兆元(前年比28%増、約3232兆円)となった。

 これが物語るのは、朝起きてから寝るまでQRコードにガッツリ支配される中国の現代人の生活だ。上海・浦東の金融街で働く何華(29歳、女性、仮名)さんもそのひとり。朝ごはんの定番「大饼油条」を買うのもQR、シェアサイクルの開錠もQR、商品情報を得るのもQRと、一日5~6回はQRコードを読み取るのだという。「QRコードとスマホ決済は便利すぎ、これなしには生きていけない」(何さん)らしい。

 けれども何華さんはどこかでこの“神決済”を疑っている。その理由は「お金を騙し取られたニュースが絶えないから」だという。

 例えば、通販サイトの買い物中に、商店側から「商品情報はここ」と送られてきたQRコードを読み取った瞬間に、モバイルウォレットから18万元(約288万円)が消えてなくなったとか、シェアサイクルを開錠しようとQRコードをスキャンしたらデポジットの名目で299元(約4780円)が引き落とされたとかいう事件がある。

 一部のメディアが報じるのは、2017年に広東省で起きた日本円にして14億円超が盗まれる事件だ。上海在住の日本人からは「充電した瞬間に残高がなくなるという被害もあるらしい」という話も聞いた。

偽のQRコードを張り付けて回る「窃盗団」が出現!

 QRコードを利用した犯罪は主に2つのパターンがある。スマホにウイルスを感染させることで、利用者のウォレットから金を盗むというものと、自前で作ったQRコードを上から張り付けて、自分の口座にお金を落とさせるものだ。

 中国全土でシェアサイクルに火が付いた2017年には、中国には自前のQRコードを何百枚と印刷し、夜中に張り付けて回る“窃盗団”も出現した。QRコードからリンクをたどっていきついた先で、ユーザーの身分証番号、カード番号、携帯番号など重要情報を盗み取られる被害も続出している。セキュリティのゆるいQRコード決済からの「巻き上げ」など朝飯前だ。

 しかも、ひとたびトラブルに直面すると、泣き寝入りするしかないのが中国社会だ。アリペイのウォレットから5万2000元(約80万円)を盗まれた青年の怒りは、“盗っ人本人”ではなく「損害賠償の拒絶」に向けられたものだった。

 この青年は、アリペイに損害賠償を申請しようとしたら「あなたの損失は損害賠償の範囲には含まれない」とけんもほろろに一蹴された。青年は約款を熟読し、何度となくアリペイ側に掛け合い、その交渉に1か月を費やしたものの、結局取り戻せたのはたった2000元(約3万2000円)。

 損失の補償額はケースバイケースだろうが、青年がネット上で公開する交渉の記録からは、保険を掛けさせておきながらいざとなれば申請を回避しようとする、企業側の対応の冷淡さが伝わってくる。

 筆者のかつての上海での生活がそうだったように、中国社会では“万事諦め”が肝要である。トラブル解決にいざ問い合わせをしても、音声ガイダンスによってたらい回しにされてしまう。たとえ消費者が善意無過失でも、その合法的権益はなかなか保護されにくいのだ。

 中国インターネットネットワーク情報センター(CNNIC)によると、中国におけるスマホユーザーは7億5300万人、スマホ決済の利用者は5億2700万人にも上るというが、本当はみんな“震える指”でスマホの決済ボタンを押しているのではなかろうか。

「中国の国産スマホで大丈夫なのか」問題

 「国産スマホ大丈夫か? 論」もある。

 中国の7億5300万人のスマホユーザーのほとんどが「中国製」のスマホを利用する昨今、しょっちゅう壊れるスマホで正常な取引ができるのかというものだ。

 IT専門調査会社IDCによれば、2017年の出荷台数でみた中国市場のスマホのシェアはファーウェイ(華為)が首位であり、それにオッポ(OPPO)、ヴィーヴォ(Vivo)、シャオミ(小米)と国産スマホが続く。近年の国産スマホのスピーディな発展はまぶしいくらいだ。

 だが、輝かしい発展の裏には必ず「ひずみ」が存在するのは中国社会の鉄則。市場シェア争奪のみに目を奪われる中国メーカーに、果たして「不良品」に対する呵責はあるのだろうか。中国のスマホメーカーを取引先に持つ中国在住の日本人総経理がこんなことを話していた。

 「中国の電子部品業界は、不良が出れば新しいものと交換すればいいという認識が強い。日本のメーカーなら徹底的に原因を追及し改善しようとするんですが」略

人民銀行が「安全性が比較的低い」と認めた…

 中国はキャッシュレス社会に向けて取り組みを加速させている。貨幣の発行を減らせば流通コストも減らせるわけだし、経済活動の透明度を高め、脱税やマネーロンダリングをなくすためにも、キャッシュレス化は有効だ。

 だが、人民銀行ですら「安全性が比較的低い」と認めるのがQRコードだ。それでも中国がこれを推し進めるのは、「キャッシュレスといえば中国」というように、中国は「QRコード方式のキャッシュレス」で世界のトップに立ちたいからだ。

 ちなみに筆者はキャッシュレス化には決して反対はしていない。だが、セキュリティに不安が残るQRコード決済よりも、クレジットカードやプリペイドカードをそのままスマホに搭載するアップルペイやアンドロイドペイのほうがずっと安心じゃないかと思う。

 また、中国のQRコード決済は利用規約がしょっちゅう変わる。なにぶん“一大実験の真っただ中”だから朝令暮改もやむなしだろうが、不安定なことこの上ない。しかも、市場は二大企業(アリペイとウィーチャットペイ)が寡占、利用者が翻弄されることはありはしないかと心配になる。

 さて、貴州省には、「13日間のキャッシュレス生活」に挑戦した市民がいるという。果たして「完全キャッシュレス」に成功したかというと、惜しくもこの市民は「2元5角」を現金払いしていた。日本円にしてわずか40円程度だが、スマホ決済を拒否された店があったということだ。たとえ小額であろうとも、やっぱり現金は必要だったということだ。

 いや、ここは素直に讃えよう。貴州省といえばつい最近まで中国を代表する“貧困省”で、日本のODA援助の対象だったが、その貴州省でも「時代はスマホ決済」なのだ。日本人は従来の“現金信仰”から目を覚ます必要がある。

 それでも、筆者はしつこく尋ねたい。

 電池切れしたらどうするの、フリーズしたらどうするの、水没したらどうするの――
「現金なんていらない」はやっぱり見栄でしょう、と。

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インフルエンザ予防に「紅茶」がよい? 「さっそく飲んでます」と話題に

2018-11-11 | 医療、健康

https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20181109-00027544-otonans-soci

「テアフラビン」がウイルスを不活性化

Q.紅茶を飲むとインフルエンザ予防になる、というのは本当でしょうか。

市原さん「本当です。紅茶に含まれる『テアフラビン』というポリフェノールの一種が、インフルエンザウイルスを不活性化するためです。細胞での実験から動物実験の段階まで有用性が報告されています」

Q.どういう仕組みで効くのでしょうか。

市原さん「インフルエンザウイルスの表面には、2種類のたんぱく質がスパイク状に突き出しています。これが鼻やのどの粘膜細胞に付着して感染することにより、インフルエンザの症状を引き起こします。テアフラビンは、ウイルス表面にあるこの突起の働きを抑えてウイルスが感染することを防ぎます」

Q.ミルクティーにすると意味がない、というのは本当でしょうか。

市原さん「ミルクに含まれるたんぱく質がテアフラビンと結合することで抗ウイルス作用が弱まってしまうため、ミルクティーは避けた方がいいでしょう。おいしさの観点では違うかもしれませんが、高温(100度)で抽出した濃いめの紅茶の方がテアフラビンの量が増えるためお勧めです。抗ウイルス作用を高めるためには、こまめに飲むのがいいでしょう」

Q.飲む量や飲む時間帯など、気をつけた方がよいことはありますか。

市原さん「紅茶にはカフェインが含まれているので、寝る前に飲むと睡眠に影響してしまうことがあります。夜の時間帯に飲むときは量に注意しましょう」

Q.緑茶やウーロン茶もインフルエンザに効くのでしょうか。

市原さん「緑茶やウーロン茶に含まれるポリフェノールの一種カテキンにも上述のような抗インフルエンザ作用がありますが、テアフラビンの方がより強力であるとされています」

Q.「お茶でうがい」がよいと聞きますが、紅茶はどうでしょうか。

市原さん「テアフラビンは、インフルエンザウイルスがのどに定着して感染することを予防するので、紅茶でうがいは有効です

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アイドル未成年者に契約トラブル多発

2018-11-11 | 徒然なるままに

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181109-00000555-san-soci

地域イベントを中心に活動する「ご当地アイドル」らと芸能事務所との契約をめぐるトラブルが相次いでいる問題に絡み、厚生労働省が、雇用関係を結ばずに「フリーランス」として働く人を保護するルールの整備を検討していることが9日、分かった。ご当地アイドルやライブハウスを中心に活動する「地下アイドル」は、全国に2千組近くいるとされ、大半はまだ幼さの残る少女たち。事務所との契約をめぐるトラブルで自ら命を絶つケースもある 略

 「夢をかなえたい女の子たちは、事務所の要求が理不尽でも『売れるまでは』と我慢を強いられる」。アイドルの労働問題に詳しい深井剛志弁護士は、パワハラやセクハラが起きやすい背景に、立場が強い事務所との力関係が存在すると指摘する。

 未成年の労働をめぐっては、法律で深夜勤務や長時間労働、授業時間内の労働の制限などを定めている。だが、ご当地アイドルらの契約の場合、法律の適用外だという。

 深井弁護士によると、アイドル側の多くは事務所にマネジメントを委託し、事務所側がアイドルに仕事を委託するという「専属マネジメント契約」を結んでおり、法的には「業務委託契約」などに分類される。同契約は雇用関係にあると見なされず、形式的には未成年であっても法律に基づく身分保証が受けられない。

 そのため契約には、報酬規定がなかったり、本人の意思で休めなかったりと、アイドル側に不利な規約が盛り込まれる事例も少なくないという。

 業務委託契約を結ぶ場合でも、未成年との契約には親権者の同意が必要だ。ただ、親も業界の慣行を知らず、事務所側に言われるままに契約を結ぶ事例が目立つという。

 親が介在しにくい業界の特殊な事情もある。アイドル生命にかかわるスキャンダルを防ぐため、事務所が私生活も含めて徹底的に管理。アイドル評論家の西幸男氏は「芸能活動に関して口外を禁じるルールを設けるなどしており、親の適切な関与が阻まれる状況も生じやすい」と指摘する。 

 未成年がトラブルに追い込まれる状況に対し、深井弁護士は「未成年へのなんらかの保護規定が必要だ。若者が大人に食い物にされる状況は許し難い」と訴えた。

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誰がジュリーを殺すのか――公演中止騒動で光が当たった芸歴50年の凄み

2018-11-11 | Music

https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20181108-00000007-sasahi-ent&p=3

 何しろ、ソロ・デビュー以来、毎年必ず新作アルバム(09年からは数曲入りシングル)を出している。持ち歌は膨大な数だ。さらに、毎年必ず全国ツアーに出て、全国で10万人規模の動員力を維持している。ロック主体の公演を月に10回前後。70歳の男が驚異的なスケジュールをこなし、ステージを走り回っているのだ。08年に東京ドームと京セラドーム大阪で実施した還暦記念公演では6時間かけて80曲を歌い上げた。デビュー50周年となった昨年は、60を超す公演で毎回50曲を歌った。

「これほど仕事をする芸能人はいない。超人的です」

 ジュリーの名曲の数々を手がけた大野さんの弁だ。

 あれは10年2月、NHKのスタジオだった。かつてジュリーのプロデューサーだった故加瀬邦彦さんと雑談した際、こう言われた。

「(素人の)君にはわからないかもしれないけど、プロから見たジュリーのボーカルってすごいんだよ」

 またあれは14年9月、渋谷公会堂での公演だった。客席でたまたま元タイガースの岸部一徳さんと隣り合わせた。ジュリーが「追憶」(74年)を歌い始めると、いつものポーカーフェースだった岸部さんが、目を輝かせて腰を浮かした。

「なつかしいなあ。やっぱ沢田、すごいな。よう、こんだけ声が出るわ」

 往時と比べたら、体形も声質も違う。10年2月のインタビューの一部も紹介しよう。

――還暦を過ぎても全速力で走り回っていますね。

「お金を払って見てもらう以上、ラクしちゃいかんと思うんです。かつて(米国人歌手の)ダイアナ・ロスの公演を見ました。終盤になると彼女が疲れ、声も絶え絶えになってきた。でも、そこで初めて生身の人間が見えた。『がんばってるなあ』と引き込まれ、僕もそうありたいと思いました。間違えたっていい。つつがなく終わる公演より、生のよさを伝えたい」

「そりゃ体は重いですよ。走っても、きっと格好はよくない。でも、ぶざまでもがんばっている姿は感動を呼ぶと思うんです。僕はね、太ったとか、やせなさいとか言われるのが一番嫌なんです。僕は天の邪鬼だから、太って嫌われるなら、それだけのものじゃないかと思ってしまう。人間は変わっていく。誰もが老い、朽ちていくんです」

「腰の痛みが治らない。仕事柄、耳も心配です。体力的にいつかバラードしか歌えないときがくる。いずれはギター一本で静かに歌うスタイルにするつもりですが、がんばれるうちはがんばりたい」

 時代を築いたパイオニアは、ほぼ独力で時代と老いに抗い、模索を続けている。苦労人というより求道者と呼ぶべきかもしれない。

 ジュリーへの批判・誹謗中傷の声を一掃したのは、落語家の立川志らくだった。10月19日に出演した民放の番組でこう語った。

「アーティストはプライドで生きている。いろんな人が非難しているけど、文句を言えるのは当日のお客だけ。コメンテーターが文句言っているけど、おまえたち、アーティストの気持ちってわかってねえだろ、と。アーティストはものすごいわがままな人間。それでも魅力がある」

 立川談志が生前、「今日はやらねえよ」と言ってドタキャンした例も挙げ、「それでも愛された」と。さらにツイッターで「良い悪いなら、ジュリーが悪い。でもこんな事で彼を抹殺するな」とたたみかけた。この後、松本人志やダイアモンド☆ユカイらからジュリー擁護の発言が相次ぐ。

 音楽誌「BURRN!」の広瀬和生編集長は言う。

「洋楽ではドタキャンはよくある。編集部内で『なんでこんな大騒ぎに?』なんて話をしていました」

 ミュージシャンの都合で急に来日が中止されたこともあるし、88年のガンズ・アンド・ローゼズ、98年と06年のマイケル・シェンカーのように数曲演奏しただけでメンバーが突然帰ってしまった例もある。

 それらは“伝説”や““武勇伝”として語り草となるが、人気を落とす理由にはなっていないという。

「音楽を愛するというのは『非常識』の肯定なんです。常識の世界にしか生きられない僕らは、自分たちにはできない非常識なパフォーマンスをミュージシャンに求めている。彼らを常識の枠にはめ込んではいけないんです。ジュリーの件で、ミュージシャンへのリスペクトが低い発言が目立ったのが残念です」

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『世界一受けたい授業』に再出演!「脳科学ダイエット」で語りきれなかった“脳を変える食事術”

2018-11-11 | 食品の安全、料理

玄米や緑茶、ベリー類、海草は、注意しないといけませんが。

https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20181110-00184914-diamond-bus_all

26万部突破のベストセラー『最高の休息法』の著者・久賀谷亮医師が、テレビ番組「世界一受けたい授業」(日本テレビ系)に再び出演した。「科学的な脳の休息法=マインドフルネス」について語った前回に続き、今回のテーマは「脳科学ダイエット」。ハードな運動や厳しい食事制限に頼らなくてもやせられる「科学的メソッド」に、スタジオの出演者一同は驚愕! そこで今回は、テレビには盛り込めなかった「脳に効く食品・食べ方」について、久賀谷医師による話題の最新刊『脳が老いない世界一シンプルな方法』にも触れながら語ってもらった。

● ガマンに逃げない!テレビで話題の「脳科学ダイエット」とは

 人間の細胞の老化は、染色体の末端にある「テロメア」という構造の長さに左右されることがわかっています。つまり、テロメアの長さこそが、身体をどれくらい若く維持できるかを決めているのです。

 脳の老いに関しても、やはりカギを握るのはテロメアです。実際、アルツハイマー病患者の脳を調べると、アミロイドβなどの老廃物の蓄積があるほか、細胞レベルでは「テロメアの短縮」が観察されます。

 そこで気になるのが、いったいどうすればテロメアの長さを保てるのか、です。

 運動、睡眠、そしてマインドフルネスという瞑想法が有効であることが、膨大な学術的研究データによって実証されていますが、それらについては拙著『脳が老いない世界一シンプルな方法』をご覧いただくとして、今回は「食事」にフォーカスを当ててみましょう。

 まず確認しておきたいのが、「テロメアの長さを保つうえでは、肥満はよくない」ということです。老化リスクを見るうえでは、腹囲とヒップの比率が重要な指標とされており、「お腹まわりが太っているほど、テロメア短縮のリスクは高まる」と言われています[*1]。

 肥満が人間の寿命に大きな影響を与えるという話は、経験的にも納得がいくのではないでしょうか。みなさんの周りにも「太っているおじさん」はいると思いますが、「太っているおじいさん」にはなかなか出会わないはずです。太っている人はどうしても寿命が短くなりやすいということでしょう。

 肥満を防ぐ/抜け出すうえでは、「激しい運動」や「無理な食事制限」は、長い目で見るとNGです。そうした「ガマン」に頼るやり方には致命的な問題があるからです。端的に言えば「続かない」からです。

 考えてもみてください。「やせよう!」と決意して、長時間のランニングを開始しても、それは果たして続くでしょうか? 続いたとして、それはいつまで続けますか? 私たちは死ぬまで「食」とつき合わなければいけません。何十年にもわたって、つらい食事制限に耐え、我慢し続ける人生を送りますか?

 本当にやせたいのなら「ガマン」に逃げてはいけません。

 肝心なのは、みなさんの脳を「がんばらなくても太らない状態/やせられる状態」に変えることなのです。そのための方法は『無理なくやせる脳科学ダイエット』(主婦の友社)でじっくりと語らせていただきました。

● では、何を食べればいいのか?――テロメアを長くする食事

 一方で、肥満を防ぎさえすればいいのかというと、そういうわけにもいきません。やはり「何を食べるか」も重要になってきます。そこでまずは、われわれの細胞の寿命・老化を司るテロメアに対して、ポジティブな影響を与えるとされる「食品」をご紹介しておきましょう[*2]。

 ▼テロメアを長くする食品
・繊維質の豊かなもの(全粒穀物など)
・新鮮な野菜・果物
・豆類
・海藻
・緑茶、コーヒー

 ▼老化因子を抑える成分・食品
・炎症を抑える―フラボノイドやカロチン(ベリー類、ぶどう、りんご、ケール、ブロッコリー、タマネギ、トマト、ネギなどに多く含まれる)
・抗酸化作用がある―ベリー類、りんご、にんじん、緑色野菜、トマト、豆類、全粒穀物、緑茶など
・インスリン抵抗性を減らす―甘い炭酸飲料や糖類の高い食品を減らす

 これ以外で注目されているのが、オメガ3脂肪酸を多く含む食べ物です。サケとかマグロのような魚、あとは葉物野菜に多く含まれているこの物質には抗酸化作用があり、細胞が酸化ストレスに晒されるのを防いでくれます。オメガ3脂肪酸は、テロメア短縮を32%防いだという報告もあるくらいです[*3]。

 正直なところ、「食」というのは、科学的なエビデンスがあるとは言えない情報が、最も多く出回っている分野の一つです。もっともらしく語られていても、かなり根拠が怪しいものもあるので注意が必要です。しかし少なくとも、赤身の肉(とくに加工されたもの)、白いパン、甘いジュースなどは、細胞を老化させたくなければ、避けるべきだというのはたしかでしょう。その意味で、たとえば「ホットドックと炭酸ジュース」のような組み合わせは、医師としては決しておすすめできません。

● いまの科学で最も確実に「脳に効く」と言える食事は?

 次に、「アルツハイマー病予防の決定打」とも言うべき食事をご紹介しましょう。その名もマインド・ダイエット(MIND Diet)です。

 これは正式にはMediterranean-DASH Intervention for Neurodegenerative Delay Dietといって、地中海式料理(Mediterranean Diet)とDASH(Dietary Approaches to Stop Hypertension:高血圧症予防食事療法)という確立された2つの食事法のハイブリッド版です。

 地中海式料理は、たくさんの野菜・果物・全粒穀物を、低脂肪で質の高いタンパク質(魚)と一緒に摂取する食事です。これにオリーブオイルとナッツを組み合わせることで認知機能が高まったというデータもありますし[*4]、全体としては、認知症リスクをおよそ20%減らすとされています[*5]。

 もう一つのDASHは、野菜果物・全粒穀物・低脂肪乳製品など、地中海式料理に類似した内容に加えて、塩分の制限を中心に構成されています。高血圧を予防するために、塩分を控える点がポイントでしょう。

 マインド・ダイエットは、これら2つを組み合わせたもので、野菜中心、動物性食品と飽和脂肪の制限、ベリー類や緑の葉物野菜の重視といった特色があります。923人を対象に4年半にわたって追跡した研究では、マインド・ダイエットに即した食事をとっている人は、そうでない人と比べて53%もアルツハイマー病のリスクが低かったと言われています。

 マインド・ダイエットで推奨される食品をリストアップしておきました。次の食品項目を各1点とした場合(15点満点)、8.5点以上であれば、「マインド・ダイエットに即した食事」だと言えます。1単位食の摂取量の目安もあげておきました[*6]。

 ▼推奨される食品
・全粒穀物:3単位食以上/日 全粒パン1枚/玄米1膳
・緑の葉物野菜:6単位食以上/週 1カップ/250cc
・その他の野菜:1単位食以上/日 1/2カップ
・ベリー:2単位食以上/週 1/2カップ
・魚類:1単位食以上/週 90グラム
・鶏肉:2単位食以上/週 90グラム
・豆類:3単位食以上/週 1/4カップ
・ナッツ類:5単位食以上/週 15グラム
・オリーブオイル:ふだん使う油にする
・ワイン:グラス1杯/日程度

 ▼控えたい食品
・赤身肉やその加工食品:4単位食以下/週 90グラム
・ファーストフード・揚げ物:1単位食未満/週 1個
・バター・マーガリン:大さじ1杯未満/日
・チーズ:1単位食未満/週 45グラム
・ケーキなど甘いもの:1単位食未満/週 ドーナツ1個

 繰り返しになりますが、食事についてはまだはっきりしない点が少なくありません。しかし、少なくとも上記は、現状の科学に基づいて言える、最も確実な食事です。

● どう食べればいいのか?――食事瞑想とRAIN

 では、最後にこれらの食事を「どう食べればいいか」についても、少しだけ解説しておきましょう。ご紹介する方法は2つ、すなわち、「食事瞑想」と「RAIN」です。

 食事瞑想をするときには、食べる前に「30秒の余白」をつくってみましょう。いきなり目の前のものに手を伸ばすのではなく、自分の欲求に注意を向けたりするための「ブランク」をつくります。「なぜ食べたいか?」を意識したり、「食べものが食卓に届くまでにどんな由来をたどってきたのか?」に思いを馳せてみるのもいいでしょう[*7]。

 食べるときも、食べ物の見た目、匂い、温度などにじっくり注意を向け、初めてものを食べる子どものように、食感や味の変化などをゆっくり味わいます。

 もう一つ、おすすめなのが、RAINという4ステップです。これは「食べたい!」「飲みたい!」といった衝動的な渇望感(クレーヴィング)を和らげる際に、効果的な手法です。「ついつい食べ過ぎてしまう」「どうしても食欲が抑えられない」という人はぜひやってみてください[*8]。

 ステップ1 認識する(Recognize)
注意を向けて、クレーヴィング(例「お菓子を食べたい!」)に気づく。そして、渇望を感じながらも、深呼吸などをしてリラックスしましょう。

 ステップ2 受け入れる(Accept)
クレーヴィングを受け入れる。抑え込んだり、無視したりしようとせず、自分のなかにある当たり前の経験として受けとめます。サーファーが波を抑えつけようとせず、それを受け入れて、その波に乗るのと同じように。

 ステップ3 検証する(Investigate)
クレーヴィングが強まってくるにつれ、「いま、自分の身体がどんなふうに感じているか?」を客観的に調べる。「お腹のあたりがギュッとなる」とか「つばが出てくる」など、身体的な変化に注意を向けましょう。

 ステップ4 明記する(Note)
クレーヴィングをあたかも「他人事」のように自分から切り離す。そのためにはその感覚を短いフレーズ・単語として書き出すのが効果的です。「胃のなかが落ち着かない感じ」「胸の奥がザワザワと燃えるような感覚」など。場合によっては、そのような衝動にオリジナルな「愛称」をつけてもいいでしょう。そして、その感覚の推移(強さ、性質、広がりなど)を追いかけていきます。もし注意が横へ逸れたら、再びステップ3に戻り、クレーヴィングがなくなるまでその波に乗っていくようにしましょう。

 いかがでしたでしょうか? ぜひ以上を参考にして、「より長持ちする脳」をつくっていただければと思います。

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