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旅行記、世相独言

行ってきました、第62回正倉院展

2010年10月28日 20時56分17秒 | 異文化体験_日本
(画像はクリックで拡大します)

行ってきました、第62回正倉院展   2010.10.27

 10月27日(水)初めて正倉院展に足を運んだ。平城京遷都1300年祭も間もなく閉幕ということでなのか、古都奈良は平日というのに大変な人出である。第62回目を数える正倉院展は10時の到着で既に待ち時間30分。

 
(左)奈良国立博物館、待ち行列が見える  (右)帰る時(午後2時)には45分の待ち時間

 そもそも正倉院とは、と聞かれて小生が答える事が出来るのは「校倉造り」「東大寺」「天平文化」くらいのもの。こりゃ恥ずかしい!と去る10月2日大阪NHKホールで開催された「正倉院と平城京」の歴史フォーラムに参加し、今回の正倉院展のお勉強となった次第。

    
(左)フォーラム資料表紙     (右)NHK大阪ホールから大阪城公園・OBPを望む  

奈良時代から平安時代にかけて、各地の役所や寺院には主要な財物や什宝類を収納する「正倉」が設けられ、それを囲んだ区画を「正倉院」と言うのだそうだ。従って、法隆寺、興福寺、西大寺等にも「正倉院」があったが、現存するのは東大寺の正倉院の「正倉」だけで、今日では固有名詞化されている。

  正倉院(Wikpediaより)
 
正倉内部は北倉、中倉、南倉の3室に分かれ、北と南が校倉造り、中は板倉造りである。建てられた時期は不明だが、部材の年輪等から753年後半と推定されている。聖武天皇、光明皇后の遺品は主に北倉に収められている。

 正倉院展パンフ、五弦の琵琶

 初めて一般公開されたのは、江戸時代。第1回正倉院展は昭和21年に奈良帝室博物館で開催、出陳物の選択は奈良帝室博物館。今日の正倉院展の出陳物を決めるのは、宮内庁で奈良国立博物館ではないとか。

     
(左)螺鈿紫檀五絃琵琶の背面  (右)表面らくだの人物の琵琶は四弦

 出陳物一番人気は、「螺鈿紫檀五絃琵琶」。まじかに見るには館内でなお30分待ちであった。世界に唯一現存するインド起源の五弦の琵琶だが、腹板にヤコウガイを用いた螺鈿でフタコブラクダに乗った人物が何故か四弦琵琶を演奏しているのが面白い。

 西域からもたらされた数々の珍品を見るに、1300年前の人々の旺盛・活発なグローバルな異文化交流に、頭が下がる思いである。

    

 国家珍宝帳に見る藤原仲麻呂の直筆署名や正倉院古文書正集の法師道鏡の骨太で闊達な書体等を直に見るのも面白い。

    
(左)国家珍宝帳の巻頭部、巻末に仲麻呂らの署名がある (右)種々薬帳

 なお、奈良国立博物館には奈良仏像館が併設されており、奈良を中心とする様々な仏像が展示されている。圧巻は東大寺金剛力士像。仏像の理解促進にこんなクイズも。

 奈良仏像館では古代から中世に至る仏像の歴史が見れる


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