マーサの昔話

デジカメでの景色や花、動物などの写真
海外体験談、今日の一品、糖分控えめ?なおやつ等‥‥‥

Scottish Romance 一覧(前編)

2011年04月19日 | Scottish Romance
ジョージ・ペパードに似た男性 SR1 
(2009-03-02 | Scottish Romance)
 その日は朝から、カールトンヒルに赴き、...

女友達との再会 SR2 
(2009-03-03 | Scottish Romance)
 仕方なく部屋へ戻り、スーツケースから財...

マイケル・スコットとの出逢い SR3 
(2009-03-07 | Scottish Romance)
  私も一角に座りアガサ・クリスティー...

夏の日の恋 1 SR4 
(2009-03-08 | Scottish Romance)
 そして、いつの間にか、大変入れ込んでし...

夏の日の恋 2 SR5
(2009-03-14 | Scottish Romance)
 これが舞か? 藤間流の日舞、少しかじっ...

夏の日の恋 3 SR6
(2009-03-15 | Scottish Romance)
            少しの間、お互...

立派な口髭の紳士 SR7
(2009-03-21 | Scottish Romance)
 ブリッジを渡り、走って乱れた髪を手櫛で...

赤い糸の伝説 ? SR8 
(2009-03-28 | Scottish Romance)
 エディも私が全く、違う事を考えていると..

エディンバラの夜は更けて SR9
(2009-04-04 | Scottish Romance)
 季節外れの暖炉の炎に照らされながら、大...

ヘザー の 花  SR10
(2009-04-11 | Scottish Romance)
 「どうしたんだい。何かあったの?急にそ...

魅惑の瞳のアイリッシュ SR11
(2009-04-18 | Scottish Romance)
 もう、とっくに朝陽は上っていましたが、...

逢わざれば 離れ行く心地して SR12
(2009-04-25 | Scottish Romance)
 それにしても、ジョージ・ペパードに似た...

セントアンドリュースにて SR13 
(2009-05-02 | Scottish Romance)
 明日の約束をして、彼ら二人は今から、エ...

ウイスキーが お好きでしょう SR14 
(2009-05-09 | Scottish Romance)
 カールトンホテルに戻ったのは、9時過ぎ...

忘れ去った パブでの飲み会 SR15 
(2009-05-16 | Scottish Romance)
 グレンキンチーで、実の親より、かなり年...

Chinese soy ? SR16 
(2009-05-23 | Scottish Romance)
 さすがに心細くなってきた私は、居ても経...

熱に魘された夜 SR17  
(2009-05-30 | Scottish Romance)
 マイケルは、私を引き寄せると「ここに座...

Scottish Romance 一覧(後編)

2011年04月19日 | Scottish Romance
スコティッシュとアイリッシュ SR18
(2010年01月17日 | Scottish Romance)
 マイケルのフラットを出て、キーを玄関前の…

ホモセクシュアルな夢 SR19
(2010年01月24日 | Scottish Romance)
 本音とは、裏腹に・・・エディに余計な事を…

ビンセント心理学教授 SR20
(2010年01月31日 | Scottish Romance)
 「随分、魘されているなあ。早く起こして…

ウィンダミア湖でのボート遊び SR21
(2010年02月07日 | Scottish Romance)
 そして、ようやくバスはウィンダミアに入り…

星のないホテル SR22
(2010年02月14日 | Scottish Romance)
  ボート遊びを終えて、ホテルへ戻ると…

湖畔のドランカー SR23
(2010年02月21日 | Scottish Romance)
  私は部屋に戻って、近くのパブへ行く為の…

原因不明の熱病 SR24
(2010年02月28日 | Scottish Romance)
 「マイケル! 熱があるのに、どうして戻って…

二人の狭間で SR25
(2010年03月14日 | Scottish Romance)
 「やっと、ツーショットだね。」 …

思えば思わるる SR26
(2010年03月21日 | Scottish Romance)
 「2人を同時に? それが君の本心だ…

離せない夏の日の恋 SR27
(2010年03月28日 | Scottish Romance)
 朝、カーテンからの木洩れ日で眼が覚めた

心に空いた隙間 SR28
(2010年04月04日 | Scottish Romance)
 そして、私はまた一人になってしまった

孤独な者達へ乾杯 SR29
(2010年04月11日 | Scottish Romance)
 湖の水際まで行って、太陽に反射した湖面が

ストラトフォードへ SR30
(2011年04月11日 | Scottish Romance)
 「先生に伺ってみたいと思っていたのですが

そして さよなら SR31
(2011年04月12日 | Scottish Romance)
 皆と観劇の感想を話しあっていたちょうどその時

桜咲く国で SR32
(2011年04月15日 | Scottish Romance)
 平凡な生活の繰り返しだが、可愛い息子との

ひとときの幸せ SR33
(2011年04月16日 | Scottish Romance)
 蹲っている私に温かい大きな手が

愛することは信じること SR34
(2011年04月18日 | Scottish Romance)
 久しぶりにエディに逢ったので、食事でも




















Auld Lang Syne  SR 35

2011年04月19日 | Scottish Romance

 この『 Scottish Romance 』 ことスコットランド滞在記は、20歳当時の
旅日記を書いたものですが、総評しますとやはり“想い出は封印すべきこと”
だと思いました。 それが美しければ美しいほど・・・
 結果、封印していても、デパートへ行ったことで解けてしまいましたが
ある意味、運命の悪戯っていうものかもしれませんね。
 
 よく友人同士で話題になることといえば、「あの人どうなったのかな、一度逢って
みたい。」とか言いますよね。 でも、もし同窓会か何かで再会したとして
我が目を疑う位の別人になってしまっていたら、どうでしょうか。 
 逢わない方が良かったと思うにちがいありません。

 まさに私がそう感じた位ですから・・・最初に出会ったあのままの彼を記憶に
とどめておきたかったからです。 


 あの時、来日したエディに尋ねた事は、「何故、あなたはアイリッシュなのに
スコットランドフェアで来たの?」という質問には、いとも簡単に
 1.アイルランドフェアがなかったから。
 2.知人が企画していたのを聞いて興味を持ち参加させてもらった。
 3.スコットランドフェアなら、きっと私が現れると信じていたから。
と思ったからだそうです。 つまり、初めての来日で“運命の再会”と
なった訳です。 運命の糸ですか? 考えれば本当にすごい偶然なんです。
 毎回、エディが来ていた訳でなく、私も偶々見かけた新聞広告に目が留まって
ちょうど二人の出会いが、その日にぴったり重なり合った偶然なんです。

 それではあの時、何故エディは日本に来たのだろうか? 
 「君が現れる筈・・・」つまり懐かしい友に逢いたいと思って、私に逢いに
来てくれたのなら、その後の手紙のやり取りで返事を出してくれる筈なのに・・・
 再会して返事をしたくないと思ったのか・・・
 結婚して子供がいると思わなかったのか・・・
 それとも、身体的な事で何か言えない事情があったのかも・・・
 まさか最後の挨拶に来たとかじゃないよね・・・
 私に逢いに来た訳じゃないのかも・・・
 私が勝手にそう思っていたいから?

 でもエディは言った。 
 「 僕と君は約束しなくても 逢える運命だって・・・」

 いくつか問題のある再会でしたが お互い15年前に区切りを
つけているのは承知のことです。 

 いつか逢える運命でも、正直、最初に出逢った時のあの“ 端整な顔立ち ”が
強烈に目に焼きついているので、いささか変貌とまでは言いたくありませんが
外国の人って老いが早いなあって思いました。
 当時10歳年上で、14年ぶりだから44歳位でしょう。 でも見た目は55歳越えていました。
 勿論、エディもそう思っているかもしれませんが・・・
 随分太って、おばさんになったなあ・・・なんて・・・
 人の事、悪く言うんじゃないですよね。 反省です。 

 ただ、エディは私を一目見て解ったんですよ。
 だから、手を握ってくれたんです。
 なのに、私はまるで気がつかず、「何するのよ! この・・ 」と言いそうに
なった位ですから。(笑)
 身体が悪くなってから、急に容貌も変わってしまったのかもしれません。
 でも、話している事は昔と同じなので、アンバランスな気がしてなりませんでした。
 かなりきついですね。 我がまま女の戯言です。

 哀しいかな・・・マイケルもダダ太り?で、あの美しい人が人間違いしそうな位
 変わり果てたという・・・ もういいって。

 旦那も私より7歳年下なのに、もう頭頂部が禿げかかっているし、老ける部分が違うだけで
 同じですか・・・でも私と並ぶと、悔しい事に肌がぴちぴち張っている。 
 外で、何喰っているんだ! コラー! コラーゲンありありだし~ 
 いつも一緒にいると解らなくなるんですよね。 出逢った時の写真を見ると
息子の様に髪がふさふさしているのに、今は、地肌が透けていますもの。 
 いつまで、ぶつくさ言っているの? 
 生きているという事は、老けていくということなんだから。 
 美に拘るなら、昔見たあの映画“ 熱愛 ”の様に若さを止めれば・・・



 やはり、美しい想い出は、蒸し返してはいけないもので、封印するべきものだったのです。

 少なくても私達の場合は、、、“ 想い出はあまりにも美しすぎて ・・・ ”です。 


 
 


           Auld Lang Syne


 Should auld acquaintance be forget,  懐かしい友を忘れるだろうか

 And never brought to mind ?       二度と思い出さなくなるだろうか

 Should auld acquaintance be forget,   懐かしい友を忘れるだろうか

 And auld lang syne !              遠いあの日の事までも


 For auld lang syne,             友よ遠いあの日の為に

 For auld lang syne,             遠いあの日の為に

 We'll take a cup of kindness yet,     変わらぬ友情に杯をあげよう

 For auld lang syne!             遠いあの日の為に




 ※ 尚、 『 Scottish Romance 』に登場する人物の名は

 全て仮名です。