メランコリア

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ここにあるのはわたしの心象スケッチです。

日本の中のシリア@あさイチ

2017-04-30 17:31:39 | テレビ・動画配信
日本の中のシリア@あさイチ
 

“今月、アメリカがシリアに59発のミサイルを発射しました。
「今世紀最悪の人道危機」といわれるシリア内戦は7年目に入り、
 戦禍を逃れて国外に脱出した人は500万人を超えます

 日本にも、およそ570人のシリア人が暮らしています。
 兵庫県にある日本最大級のシリア人コミュニティーを取材し、
 祖国から逃れてきた彼らがどのような思いで暮らしているのか、お伝えしました。”


独裁政治→内戦→大国も絡んで泥沼化へ

ヤナギー:
アサド政権は独裁的で、民主化を求める小競り合いから始まった
それが内戦となり、反政府勢力がいっぱいできた

複雑なのは、そこにISなども入り込み三つ巴の戦争になったこと
アサド政権の後ろ盾はロシアで、反政府勢力にはアメリカが介入している


歴史ある町並みは廃墟と化した
 
数十万人の市民が犠牲となった



祖国に家族や親戚らを残して、日本に逃れてきたシリア人


 

東京、大阪、広島に多いが、実は、兵庫県に日本最大のシリア人コミュニティがあり
内戦が始まってから来日し、現在、約50人が暮らしている

みんなでバーベキューをする
 

「ここは戦争がないし、みんな優しい」



シリア人をサポートしているホムシィさん
 

ホムシィさんは、15年前に来日し、日本人女性と結婚
中古車を解体し、部品を各国に輸出する会社を立ち上げ
来日したシリア人9人が働いている
ほかのシリア人にも仕事を紹介したり、「就業ビザ」がとれるよう取り計らっている


サーメルさん&ラミースさん家族を取材


多くのシリア人は、先に夫が日本で働いて生活の基盤を築いた後に家族を呼び寄せている
サーメルさんも2年間、一人で働いていた

サーメルさん:
家族と連絡がとれないことがよくあった
いつも家族のことで頭がいっぱいだった
家族が日本へ来ることができて嬉しかった

ラミースさん:
(4ヶ月前に子ども2人を連れて来日した
 子どもが暮らしていたのは、最大の激戦地アレッポ 反政府勢力の拠点があった

 

家が(戦闘で)全焼した 何も持ってこられなかった
連れて来たのは子どもだけ

子どもが安全に暮らせることが嬉しい
シリアでは恐怖の中で暮らしていた
ここは平和 シリアには帰らない



買い物で買ったのはお弁当箱
イスラム教徒は、豚肉を食べず、アルコールを飲まない

ラミースさん:
学校の給食で食べてはいけないものが入っている時は、お弁当を持たせます


ヤナギー:
日本は「難民」として受け入れているのは、ほんの一握り
みんな留学したり、仕事をしている人を頼ってきている



シリア人女性が熱心に通う日本語教室
 

週に1回、専門の資格を持つ日本語教師が教えている
日本語を学ぶことは、シリア人女性の強い希望から始まった
立ち上げたのはホムシィさんの妻

ラミースさん:
子どもたちは5年たったら、シリアなどでは受け入れられない
生活の基盤が日本で確立されるから
子どものためにも日本語を学ばなければならない

ほかの女性:
日本語を学べば、仕事もでき、大学にも行くことができる


アナ:
ラミースさんは、シリア女性は乗らない自転車に乗る練習もしているそうです
お姉さんたちはまだシリアにいるため、毎日ネットの電話で無事を確かめている状態

シリアには、ヒトとヒトのつながりを大切にする文化がある
今までは、ラミースさんもしょっちゅう親御さんを訪ねたりしていたが
それも出来なくなってしまった

もうシリアには帰らず、日本で暮らしたいと思っていると話していました


ヤナギー:
何気ない会話でも、国に残した家族や親戚の不利益になりかねない
日本で暮らしているシリア人のみなさんは、いろんな意味で注意して生活していることも念頭に置かないといけない



シリア人の面倒を細かくみている自治会長の高井さん


ラミースさん:夫がお腹痛い
高井:風邪じゃないの?
ラミースさん:風邪じゃない

心配した高井さんは、夜中にラミースさんを訪ねて、タケノコ料理を持っていってあげると
「ちょっと待っててください」と、逆にシリアの料理をもってきてくれた



ホムシィさんの妻・夏江さん

夏江さん:
彼女たちの要望や不安を聞いて


NPO法人「日本アラブ相互文化センター」

日本で暮らすための団体を夏江さんが立ち上げた

夏江さん:
自分の意見を出してもらって、私たちがそれを聞いて(支援に)つなげていきたい

男性:

(苦難な立場なのに、逆に思いやってくれて涙が出るなあ

女性:
高齢者の買い物のお手伝いが出来るんじゃないかしら


男性:

日本人の助けにもなれる

夏江さん:
では、地域に向けての奉仕活動をしたいと思います


ヤナギー:
イスラム教の国では、なにかしてもらったら、恩返しをするという文化がある
砂漠で水を欲しがっている人がいたら、たとえ異教徒であっても水を分け与えるのは当たり前と教えられる


シリアといっても馴染みがないと思うかもしれないけれども
昔は、日本の外交官がアラビア語を学ぶ時は、大体シリアに行って学ぶことが多かった
だから、けっして遠い国、関係ない国ではない 縁がある


イノッチ:
せっかく日本に逃れてきたんだから、日本が平和じゃなきゃ意味がないって改めて思いました


アナ:
シリアの子どもに「公園で遊んでいいよ」と言ったら
「空から爆弾は落ちてこないの?」
攻撃してくる飛行機が来ないか確認したそうです


ヤナギー:
自治会長さんが家を訪ねたら、すぐに料理を持ってきてくれたシーンがあった
ヒトとヒトとの付き合いなんだと改めて思った

僕らは、肌の色の違いや、言葉の違いがあると別物として相手を見てしまうところがあるけれども
あのちょっとしたシーンに、人間と人間のつながりが垣間見れた
それがある所が、本当に平和な世界だと思う


アナ:
学校からもらったプリントが読めずに困っていたら、
ママ友が「明日、これを持っていけばいいんだよ」と写真を撮ってメールで送ったそう
あの「日本アラブ相互文化センター」では、結局、地域の清掃活動をすることに決めたそうです



将来の夢は?

日本は先進国だから





[FAX]

 

 



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