『自虐の詩』（2007）

■『自虐の詩』（2007）
監督：堤幸彦
出演：中谷美紀、阿部寛、西田敏行、遠藤憲一、カルーセル麻紀、アジャ・コング、名取裕子、竜雷太　ほか
主題歌：♪海原の月/安藤裕子

阿部寛出演作特集。
フシギな人だな。パンチヘアで黙ってるだけでも見入ってしまって面白い
なんだかどっかで観た気がずっとしたんだけど、グアムへ行く飛行機内でやってたんだな。
同じ中谷美紀主演の『嫌われ松子の一生』にも話が似ているし。
原作は業田良家による４コマ漫画とのこと。


▼story
森田幸江は何をやってもツイてない女。
幼少の頃母に捨てられ、父は風俗嬢から「ビンボーはイヤ！」て言われて
銀行強盗をして逮捕され、学校の友だちは同じくビンボーな熊本さんだけ。

上京してからもいいことはなく、風俗をしながら麻薬にも溺れていた。
そんな幸江に「愛している」と告白してきたのは、ヤクザのイサオ。
足を洗ってからはギャンブルなどでスっては金をせびり、
なにか気に食わないことがあると、すぐにちゃぶ台をひっくり返すのだった。。


阿部ちゃんのちゃぶ台のひっくり返し方とそのフォーム、表情が毎回、芸術的
そして、毎回違う中谷美紀のリアクションも見逃せない。
でも、こうゆうのはＤＶのうちに入らないのかねぇ？
ひっくり返されてることに恨みや怒りを感じてないなら、それはそれでイイのかな？

最初は単なる暴力夫かと思いきや、昏睡状態になった幸江が見た自分の人生の走馬灯を見たら
ひたすら一途で筋の通った男と判明。
だから、幸も不幸もひと言じゃ言えない、決められないってことなんだ。


追。
病院から出てきた幸江を迎えに来た時は、長髪を切ってカッコよかったイサオは、
いつのまにパンチにしちゃったんだろうｗ

ちなみに、ちょい役でバイト君と部長も出演ｗ　その他のキャストも豪華すぎ。
風俗嬢の幸江役は、以前スペシャでハマケンと共演してた女優さんだ！