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うーんどっちも悪いとは・・・

2021-04-22 13:35:32 | 競馬

昨日十勝ばんえい競馬での能力試験の一件が

ニュースになって大きな話題になっている

第二障害で脚ついて立ち上がれなくなり

競走中止そして動けなくなってしまい

次のレースの遅延にも影響することから

鞍上がソリを降りて立ちあがらせるため

馬の顔を2度蹴ったという話

すぐさま馬が可哀想とか虐待だとネットでは騒がれた

 

当馬の他第二障害で競走中止した馬は他2頭いたが

蹴られたのは1頭だけで他の馬も動くことが困難な状況だった

関係者サイドからは脚をつき馬が砂を食う態勢だったので窒息してしまうのを

回避するためやむを得ず顔を蹴ることもあるとの見解

 

しかし鞍上は動かないのでイライラして蹴ったと証言しており

一体どっちが本当なんだろう?という疑問が残る

 

個人的にばんえい競馬は北海道開拓の名残だと思っている

もともとは物を運ぶ力として農耕馬として人々の助けになっていた

しかし機械の台頭により年々生産が減少し

食肉用(桜肉)にも生産されるようになっていった

その中で草競馬は当初からおこわれており

祭りのイベントなどで一番力のある馬を決めていたことからばんえい競馬に発展

北海道各地でばんばは盛んになっていた

しかし生産減少からばんえい競馬も現在は十勝1か所のみで

今現在の生産目的は

農耕馬と食肉用そしてばんばと大きく3つに分けられる

そしてばんばでは能力試験に合格しないとほぼ食肉用に用途変更され

サラブレッドより非常に残酷な状況に・・・

ばんえい競馬の馬達は生きるか死ぬかの状況で頑張っているので

そうなると騎手の心理から

せめて能力試験は突破して欲しいという気持ちになるハズだ

騎手を長くやっているとその気持ちが強くなり

昨日の一件になるのかもしれないと思う

しかしやはり理由はどうあれ馬の顔を蹴るということはよく無い

でも馬主さんが納得しているなら我々がどうのこうの言うのもエゴな気がする

 

北の国からでも正吉のじいさんの馬が雪子さんを助けて

周りから道楽の偏屈と思われてたが思いやりのある人だと・・・

そして経済状況から売りたくない馬を手放してしまった話が印象に残っている

(馬は売られることを分かっていてもじいさんの為に頑張った)

 

多分馬って凄く敏感だから人の気持ちが分かるんだと思うよ

ダメなものはダメ良いことは褒めるこれが基本

その中で馬自身も学習して人の為にと頑張るのだとそう思いたい

ワタクシはトランザムスターの中央最後のレースで

覇気がなくなんか死刑執行ではないか?と思うくらい元気がなかった

そして結果は惨敗でその日のうちに引退が決まった

馬は自分の置かれている状況を分かっている節がある

 

ということで騎手の行為に理解もあるがこれはアウトで

アイデンティティーでもある

ばんえい競馬存続のために関係者のスキルアップを期待して

これからどう対処するのか?見届けたいと思う

 

 

コメント
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