哲学的(育児)日記

テツガクテキって……? まぁ、深くは追求しないで。

パトロール

2006-09-26 09:24:37 | Schule
小学校のパトロールの日。

通学班単位の当番制で、月に2回まわって来る。
だが、どうしてかなぁ。パトロールの日に限って雨が降るのは。
昨日まではあんなに天気が良かったのに。

2人ひと組で、一緒に見回りをする同じマンションに住むAさんは6ヶ月の妊婦で、
しかももうすぐ2歳になる子供がいる。
いつもは「運動のために、歩けって夫に言われているから」と明るくパトロールに参加しているが
雨の日、傘をさしながら、しかも身重の体に小さな子供を抱っこしてどうやって歩くのか。
雨だから、バギーも使えない。前回は、小学4年生のお兄ちゃんが短縮授業だったので
その子に幼い妹の面倒を見させたと言っていたが。


心配していたら、Aさんから電話があった。
「今日、なんだか体調が悪くて……」
パトロールを休む旨の電話だった。


「お大事に」と電話を切って、ホッとした。
「雨の日は、私が抱っこするわ」とは言っていたものの、人見知りするその子に泣かれたらどうしようとか、
正直気にはなっていたのだ。



「人の目があるだけでも、犯罪は防げる」というのが、パトロールをする事のひとつの意義なのだろうが
では、その程度の事を欠いただけで、起こり得たかも知れない犯罪とはなんだ?
身重に幼い子供を連れてのパトロール。こんなか弱い、ささやかな視線一つで、防ぐ事が出来る何かとは。