昨夜半、眠っていたおチビが突然、泣き出した。
いつものようにおっぱいを飲めば、また寝るだろう。
そう思い、半分寝ぼけながらおチビを抱こうとすると
収まるどころか、さらに大声で泣き喚くではないか。
いつにないおチビの大泣きに、夫も何事かとやって来た。
灯りをつけると、おチビは両手で顔をきつく覆ったまま
「こわい、こわい」
と繰り返すばかり。
「ねぇちゃん、いない、ねぇちゃん、いない」
「ねぇちゃんは、隣りで寝てるよ」
「ねぇちゃん、いない、こわい、こわい」
どうやら、まだ寝ぼけている様子。抱き上げると、ギュッとしがみついて来た。
まだ夢と現実の区別もはっきりしていなければ、言葉も侭ならない年の子供だ。
目が覚めたからと言って、そう易々と安心できる訳でもないだろう。
暫く抱っこし、どうやら落ち着いて来たところで
「怖かったんだね?」
そう声をかけると、まだしがみついたままだが、トロンとした目をして「うーん」とうなずいた。
リビングの方を指差して、「あっち」と言うので、抱っこして連れて行く。
時計を見ると、午前2時半を回っていた。
ソファーに座らせると、ようやくおチビはいつものようにニッコリ笑った。
「もう大丈夫?」
うなずくおチビ。
「じゃあ、ベッドで寝ようか」
いい加減こちらも眠いので、早く寝たいのだが、おチビは嫌々とかぶりを振った。
「くらいの、こわい」
あの泣き方を見た後では、とても寝室には戻れないな。
仕方ないので、リビングのソファーに、2人でギュウギュウと横になる。
おチビはキャキャキャ、と笑ったと思ったら、呆気ないくらいあっという間に眠ってしまった。
それにしても、おチビは、一体どんな夢を見たのだろうか。
いつものようにおっぱいを飲めば、また寝るだろう。
そう思い、半分寝ぼけながらおチビを抱こうとすると
収まるどころか、さらに大声で泣き喚くではないか。
いつにないおチビの大泣きに、夫も何事かとやって来た。
灯りをつけると、おチビは両手で顔をきつく覆ったまま
「こわい、こわい」
と繰り返すばかり。
「ねぇちゃん、いない、ねぇちゃん、いない」
「ねぇちゃんは、隣りで寝てるよ」
「ねぇちゃん、いない、こわい、こわい」
どうやら、まだ寝ぼけている様子。抱き上げると、ギュッとしがみついて来た。
まだ夢と現実の区別もはっきりしていなければ、言葉も侭ならない年の子供だ。
目が覚めたからと言って、そう易々と安心できる訳でもないだろう。
暫く抱っこし、どうやら落ち着いて来たところで
「怖かったんだね?」
そう声をかけると、まだしがみついたままだが、トロンとした目をして「うーん」とうなずいた。
リビングの方を指差して、「あっち」と言うので、抱っこして連れて行く。
時計を見ると、午前2時半を回っていた。
ソファーに座らせると、ようやくおチビはいつものようにニッコリ笑った。
「もう大丈夫?」
うなずくおチビ。
「じゃあ、ベッドで寝ようか」
いい加減こちらも眠いので、早く寝たいのだが、おチビは嫌々とかぶりを振った。
「くらいの、こわい」
あの泣き方を見た後では、とても寝室には戻れないな。
仕方ないので、リビングのソファーに、2人でギュウギュウと横になる。
おチビはキャキャキャ、と笑ったと思ったら、呆気ないくらいあっという間に眠ってしまった。
それにしても、おチビは、一体どんな夢を見たのだろうか。