『やあ、輝さん、一昨昨日のささら獅子舞はご苦労さんでした。台風が近づいていたが、まあまあの天気で良かったわ、ハハハハ。新米をご馳走さんでした、8分搗きは米らしくて美味しいわ、今朝もむすびにして、秋鮭と味噌汁で食べたよ。スーパーの生産者ごちゃ混ぜの米とは、全く味が違うものな、ハハハハ』
『翁さん、こんちわ、買い物の帰りだな、ご苦労さんだわ。獅子舞は無事に終わって、何とか伝統行事を持ち堪えたわ、ファハハハ。米、取りあえずは2キロ届けたが、挽いたのがまだあるから。奥さんと二人でも朝晩では、せいぜいが4日分だろう。今度は3キロ用意をして置くから』
『地域のお祭を維持していくのは大変だよ、あちこちで夏祭りの御輿、担ぎ手を他所から募集 しているそうで、地域文化も風前の灯火だろう、ガハハハ。米は1回が1合一寸(230グラム)、2キロで4日だな。今日で食いきるわ、ギャハハハ。味覚の新米を食べられたから嬉しいが、折角じゃあと少し貰うかな』
『セツさんから柿も届いた?、家にもだよ、叔母さんだかが和歌山にいるそうで、そこから送って来るようだわ。今度の空ッ茶会は芋煮だそうで、釜で炊くようだよ、ファハハハ。早いもので10月も半ばだ、早ければ下旬には露霜、冷たくなるよ。はいよ、米だよ』
(駄句) 新米のつやつやむすび頬張りし
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あとがき=今年も旬の味覚を楽しめたよ、年末には自家製の白菜漬けが頂戴できるわ、ガハハハ==放念の翁