『荒らし』に遭ったblogです^^

『荒らし』はネット上で利害に反する書き込みをした人を攻撃する行為です。ネット監視会社、支持団体・自営等々があります。

政権を出た湯浅氏の話を聞く

2012年04月15日 | 雲の日記
消費税増税に反対します

災害復興と言う名の公共事業の不正を許さない!




 皆さん、こんにちは~!^^
昨日の雨から一転し、今日の空の清々しいこと..多くの人が“花見でも..”したくなるような晴天に恵まれています。(細長い日本列島..今日が雨のところもあるでしょう。そういう地区の方には該当しませんがお許し下さいね)

さて..今日は昨日の朝日新聞朝刊に載っていた『耕論--政権を出た派遣村村長--』の記事の一部を引用したいと思います。

(引用始まり)
『年越し派遣村』村長から内閣参与へ。湯浅誠さんは『時代が変わる』という予感と希望を体現していた。だが今、民主党政権への失望とあいまって『取り込まれた』との批判も聞こえてくる。『持ち上げて落とす』はこの世の常だが、その繰り返しは誰も幸せにはしない。色眼鏡をはずして聞いてみよう。湯浅さん、どうですか?
...
(引用終わり) (4月13日 朝日新聞『耕論』-政権を出た派遣村村長-より)


小泉政権で労働者派遣法が改正され、『製造業の派遣が解禁』になってしまった。その後、日本社会には(ワーキングプアに代表される)貧困層の拡大が起きた。日本を代表する大企業の殆どが製造業です。その製造業の派遣禁止が改正され、解禁になった為に正社員であった製造業労働者の多くが『派遣』という名の非正規労働者に置き換えられてしまった。現実には昨日まで正社員であった労働者が今日からは非正社員になった構図だろう。その結果、所得の低下、労働条件の悪化が出てくる。

ワーキングプア.. ネット難民.. 格差社会.. (所得の)中間層の減少と貧困層の拡大.. 等々が社会問題になって久しいです。

その後..『年越し派遣村』の出現によって『派遣労働者』の悲惨な現状が広く社会に伝わるようになりました。その結果、小泉政権で改正した労働者派遣法の製造業の派遣解禁を再び禁止にしようという世論が高まり、政権交代への大きな原動力にもなりました。(残念ながら財界・旧政権の反対に遭い、製造業の派遣禁止は労働者派遣法の改正からは削除されました)

そして現在は、国民皆年金等基本的な社会保障からさえも排除された人達が多数派となる『貧困マジョリティ』の出現なのです。

話しを戻しますが、そんな中にあって『年越し派遣村』村長の湯浅誠氏の内閣参与への就任は私をガッカリさせました。記事にある『取り込まれた』というイメージにプラスして『こういうアプローチで自分の人生を切り開く人』もいるのだと思いました。

言い換えれば、他人の不幸を騒ぎ立て自分を目立たせる材料にする人間だと思った訳です。

湯浅氏への興味は無くなっていました。..が..昨日の朝日新聞を読んで考えが少し変わりました。変わった理由は記事の中にあるので引用します。

(引用始まり)
--政権交代しても結局、何も変わらない。国民の多くは民主党政権に裏切られたと思っています--

『そうだとしても、私たちは政治にどう働きかけていくかを考えていくしかない。鳩山政権は格差・貧困問題に強いこだわりを持っていましたが、その後は徐々に路線を変更し、いまは福田・麻生政権と同レベルに戻っています。野田政権になって官邸が遠くなったのは確かです。しかしそれを『裏切り』で片づけても、自分たちがやれること、やるべきことは見えてこない』

『個別政策の実現という点では、勝負は参院選で民主党が敗北し、ねじれ国会になった時に決まりました。法案は自公(自民・公明)の協力なくしては通りません。うんざりするような政治状況を生んだのは、参院選でそのような投票行動をとった私達です。
社会運動の側も、鳩山政権が終わることで状況がよりよい方向にいく可能性がなかったのに、引きずり降ろされるのをただ見ていた。民主党政権だけが問題だとは、私はあまり言いたくありません』
...
(引用終わり) (4月13日 朝日新聞『耕論』-政権を出た派遣村村長-より)


もう何度も何度も言っていますが、日本で初めての本格的少子化対策であり子育て支援である『子ども手当』が消滅したのも自民党・公明党の反対があったからです。参院選敗北後は、どんな法案を通すにも野党の協力がなければ成立しないのです。旧政権党である自民・公明は『子ども手当』という名称まで変えること要求し、名称も『児童手当』に戻ったのです。

ネット上を闊歩した自称『〇〇ママさん』達の書き込み..『子ども手当なんか要らない』を連呼していました。不思議ですよね。支援を受けるママさん達自らが『要らない』と主張する書き込みがネット上に乱舞していたのですから。。

私が最も期待した『製造業の派遣の再禁止』は、民主党政府案には(当然に)存在したのですが、これも旧政権党の反対に遭い、最も重要な『製造業の派遣禁止』が削除されてしまったのです。日本を格差社会に陥れた『製造業の派遣』は継続することになったのです。

『最低保障年金』についても、年金保険料を払っている人がネット上で大反対の拳を振り上げる様子ばかりが目立ち『貧困者救済』の政治は追いやられてしまっています。

国民が政権交代に期待した多くの政策が実現出来ないのは民主党の所為だけではありません。ねじれ国会の中で野党の協力無しに法案が成立しないからです。震災復旧・復興関連の法案を通すために(国民が期待する)多くの法案が修正されてしまったのです。

その責任を潰した当事者である野党が批判する。マスコミが批判する。国民が失望する。
それって違っていませんか??


民主党政権を批判する人たちは、こう言う。民主党政治は『バラ撒き政治』・『自己責任の否定』だと言います。

国民に奉仕し、日本社会から『貧困』をなくし、子育てのし易い社会にする政策は、『バラ撒き政治』・『自己責任の否定』になるのでしょうか??

民主党政治に失望したからと言って、旧政権が復活するのは絶対に反対です。

そして既成政党に反対だからと言って『10の利害から1をとって9を捨てられる強いリーダー』(湯浅氏談)を望むのも間違いです。勿論、大阪維新の会の橋下徹大阪市長や小沢一郎氏、石原慎太郎氏を指して言っているのです。

政治が変われば、社会も変わります。
政治が良くなれば、社会も良くなります。
政治に関心を持ってください。
選挙に関心を持ってください。











最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。