『荒らし』に遭ったblogです^^

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TPPを優しく考えてみよう

2010年11月15日 | 雲の日記


労働者派遣法改正案(製造業派遣の禁止)の成立を目指そう!


       消費税増税反対!

       法人税減税反対!




 皆さーん、おはようございま~す^^     

と、まあ『おはよう!』と言うには、あまりに太陽が高くなり過ぎているのですが
一応..時計は午前中なので、初めのご挨拶は『おはよう!』にさせて頂きます^^

今日のblogは,昨日のお約束通り『環太平洋連携協定(TPP)』に関して書いて
みようと思います。『環太平洋連携協定(TPP)』..何だか目新しい言葉ですが

まさしく世界のグローバル化に対応した貿易協定であることは確かだろう!

それが必ずしも国内産業にとって..良いことなのか悪いことなのかは産業によって
全く正反対になってしまいます。輸出企業にとっては、輸出相手国から関税をかけ

られない訳だから大賛成であることは間違いない。(商品価格に関税を上乗せしな
くていい訳ですからね)
 

ところが『TPP』は、同時に輸入品に関しても『例外なく』関税をかけることが
出来なくなる。輸出入に関してフリーになる訳です。(政府としてのコントロール
が出来ないことを意味します)

関税(かんぜい)=国内産業の保護を目的として又は財政上の理由から、輸入貨物
に対して課される税金。

当然、輸出企業(自動車産業・家電産業等々)は『環太平洋連携協定(TPP)』
大歓迎である。
それでは国内産業は、どうだろうか?? 厳しい競争にさらされる

だろう!ことは容易に想像出来る。一次産業の多くは、安い輸入品にシェアを奪わ
れ『廃業』になる可能性だってある。

一次産業=産業のうち農業・林業・水産業など直接自然に働きかけるものをいう。

それでは..私達消費者は、どうだろうか??

関税をかけないことによって、輸入品は(関税分)安くなる。安い商品は大助かり
である。特に(輸入)食料品などが安く買えることは、直接家計を助けることになる。
給与の上がらない昨今では、特に助かる筈です。

だったら..諸手を挙げて賛成かと言えば、そう簡単な問題ではないだろう!

まず、日本人の主食である『米』は大打撃を受けるだろう。国の手厚い保護のもと
生産される『米』である.. 海外との競争力は、殆どゼロではないだろうか?

牛肉もアメリカの食肉産業が手ぐすね引いて待っているだろう.. その他の産業も
大打撃を受ける可能性は高い。その上、今の日本は円高である@@ 

『環太平洋連携協定(TPP)』の中心的役割は『関税の例外なき撤廃』なのです。

最新のニュースから、日本の立場を見てみましょう!

(引用始まり)
菅直人首相は14日昼、環太平洋連携協定(TPP)交渉参加国が横浜市で開いた
首脳会合に、アジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議議長としてオブザー
バー参加した。席上、首相は、日本の基本的立場について「わが国は高いレベルの
経済連携を進め、そのために抜本的国内改革も推進する。これは『開国』と農業再
生を両立させ、ともに実現する大戦略だ」と説明した。
また、首相は、TPP交渉に関しては、国内に根強い反対論があることを念頭に、
「情報収集を進めながら対応する必要があり、国内の環境整備を進めるとともに、
関係国との協議を開始する」と述べた。
(引用終わり) (11月14日 時事通信)


菅首相も大変である。『開国(=関税の撤廃)』を求めるグローバル化という外圧。
何より国内の輸出大企業からの圧力は、凄まじいものがあるだろう! 

そして『開国(=関税の撤廃)』による輸入品によってシェアを奪われるだろう?
国内産業からの反発である。世界的不況の今、自国の輸出を伸ばそうとする思惑は

グローバル化の波に乗って世界を飲み込もうとしているように見える。
まさしく弱肉強食がグローバル化なのかもしれませんね。今までは強い側の論理と

して日本も積極的に参加していた世界のグローバル化だが..不況の今はグローバル
化という怪物に、日本も飲み込まれようとしているのかも知れない。

『TPP(環太平洋連携協定)』への参加を考える時、国内産業の保護をどうする
べきなのかも同時に考えなければならないだろう。


勿論、国民の多くが関税のない安い輸入品を望むなら、それも一つの選択であるが。

財界の力関係でなく、国民自らが日本の未来を選択して欲しいと心から願います。

あなたは、どうするのがいいと思いますか??
 










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