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日本企業海外でも派遣冷遇か

2012年07月20日 | 雲の日記
民・自・公による弱い者イジメ消費増税

東京電力福島第1原発事故を検証してきた国会の事故調査委員会の報告書では、「事故の根源的要因は『人災』で。政府、規制当局、東電には命と社会を守る責任感が欠如していた」と書かれている。この政府とは(当然)旧政権です。


原発に頼らない社会を目指しましょう!




 皆さん、おはようございます!^^
暑い日が続きましたが、なんと今日は涼しいことでしょうか? 曇りのち雨のお天気だそうで、待ちに待った過ごし易い(暑くない)一日になりそうです^^ 一息つきましょう!!

さて..マスコミの報道等でご存知と思いますが、インドにある日本企業の工場で『暴動』が起きたとテレビが言っていました。昨夜のテレビでは現地に詳しい専門家がアナウンサーの質問に答える形でインドの暴動に関して伝えていました。

それを聞いていて思ったことは、今時テレビでコメントする専門家の意見など聞いても仕方ないというものでした。一言で言えば『当たり障りのない発言』に終始していた。もっと言えばアナウンサー・コメンテーターを含め企業側のマイナスイメージになるコメントは絶対に有り得ないと言う事です。だから聞いていて説得力はゼロ。

今回のインドの『労働争議』の延長線上にある『暴力』も一口に『暴動』と決め付けられている。その背景もインド特有の身分制度(カースト)の問題だったり、急激に進むインフレだったりだと言うのです。そんなことの理由だけで日本企業の現地工場で暴動が起きるのだろうか?
まあ『暴動』と言うからには『そんな理由』が必要かもしれませんね!

労働者が雇用主に訴えるのは『賃金の値上げ』を含めた『労働条件の改善』に決まっている。

それだと日本の大企業に問題があるように受け取られかねないので(イメージが悪いので)理由を他にしているだけだろう。勿論、身分制度(カースト)の問題や急激に進むインフレによって生活が苦しくなったことも不満の因子にはなっているだろうが、直接的原因は『賃金の値上げ』を含めた『労働条件の不満』です。

(引用始まり)
 スズキのインド子会社、マルチ・スズキで18日に発生した従業員による暴動は、生産体制の急拡大を図る企業側と、低賃金で採用される短期契約社員たちとの摩擦が背景にあるようだ。マネサール工場では昨年にも労働争議が起きており、昨年度は計画より生産が8万5千台も少なくなるなど、大打撃を受けた。
...
 現地の関係者の話を総合すると、マネサール工場は約3000人の従業員のうち半数以上が短期の契約社員という。契約社員の給与はハリヤナ州の最低賃金を上回るものの、福利厚生では正規社員には及ばない。契約社員には他州出身者のほか低カースト出身者が少なくない。

 インフレの進行で食料品や燃料費は高騰し、契約社員の生活は「働けど苦しくなる状態だ」(現地のエコノミスト)という。急成長する大企業で、収入が増える正規社員との格差を目の当たりにする契約社員には賃金面での不満が高まっていたようだ。

 スズキのインドでの生産台数は日本国内の102万台(昨年度)を抜き、世界生産280万台の4割を占める「生命線」だ。争議が長期化すれば業績悪化は避けられない。
...
(引用終わり) (7月19日 産経ニュース)


日本国内でも海外でも労働者を低賃金で働かせるのは止めませんか? 

従業員を雇うなら『正社員』で雇うのが当たり前でしょう!!

『契約社員の給与はハリヤナ州の最低賃金を上回るものの』とあるが、途上国の最低賃金は驚くほど低いです。それを少しだけ上回る賃金を出せば(確かに)違法ではないだろう。しかし企業は業績を伸ばしていても契約社員の賃金は低く抑えられたままです。それでは不満も増幅されるでしょう。暴力に訴えることは絶対によく無いが、雇用者側の問題点はないのだろうか?

私はタイのスズキ自動車工場の話しを聞いたことがあります。タイの最低賃金(一日)は200バーツです。日本円して600円です。(今のレートなら500円位だろうか?) スズキのタイ工場では一日280バーツが支払われています。(インドと同様に)タイの最低賃金より少し高いですね。ところが最近、タイの最低賃金が上がったと聞きました。当然、工場の賃金も上がったのかと思い訊ねると答えは『前のままだ!』ということです。会社側の理由は『経営も大変だから!』だそうです。

★この話しの内容は今年の5月ですので、現在は改善されているかもしれないです。

インド工場の話しに戻しますと、インドでは工場の従業員の半数以上を給与が低く待遇の悪い派遣社員にした上に、彼らには他州出身者のほか低カースト出身者を配置している。このことが『暴動』の原因ではないかと私には思えるのです。

でも..それでは大企業スズキのご機嫌を損ねる。それでテレビのコメントは当たり障りのないインドの社会的背景が原因だとするコメントになるのだろう。相変わらずスポンサーに忠実なマスコミです^^

その上に私をガッカリさせたのは『スズキのインドでの生産台数は日本国内の102万台(昨年度)を抜き、世界生産280万台の4割を占める「生命線」だ』の一文です。日本の基幹産業である自動車の大企業スズキの生産は日本国内102万台:海外280万台なのです。勿論、スズキに限らず他の自動車メーカーも同じことが言えるのでしょう。

日本国内の経済が疲弊し雇用が増えない原因を見たように思います。
 

世界に名だたる日本の大企業さん従業員を雇うなら
『正社員』で雇うのが当たり前でしょう?













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