『荒らし』に遭ったblogです^^

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飽食から食料高騰の恐怖へ

2011年03月07日 | 雲の日記

雇用をつくれ! 仕事を下さい!


 消費税増税には断固反対!





 皆さーん、おはようございま~す^^  

今日は冷たい雨が降っています。でも..花粉症の人には恵みの雨になるかもしれません。 
花粉症がひと休みするといいのですね^^

さて先日、原油高騰(100ドル突破)のお話をblogに載せました。多分,『原油高騰
なんて分からないor興味がない』で終わってしまった人もいると思いますが、原油価格
の高騰は、私たちの暮らしの中に大きく影響していることを忘れないで欲しいです。

運輸、漁業等の石油多消費型産業を筆頭にあらゆる分野で原油価格の高騰は、消費者に
価格転嫁されていることを忘れないで欲しいです。(マイカーのガソリンだけではない
です)

前回の原油価格の異常上昇は『投機目的』だったと米国発金融危機(リーマン
ショック)によって証明されたが、今回の原油高騰の原因もまた『投機目的』
であると考えることが出来るだろう。

それともマスコミや専門家(と称する人たち)のいう『中東情勢の不安定』が
原因だとでも思うのだろうか? (中東情勢が不安定になると何で原油が高騰
するのだろうか?)

ヘッジファンド等が狙う『投機目的』獲物は絶対に需要があるものに限られる。
投機の失敗は許されないからです。絶対に需要のあ
る物と言えばガソリンであるし食料です。


その両方が、2007年から2008年にかけて最高価格になっているのが
不思議です。勿論、両方とも米国発の金融危機で(一気に)正常値に戻ってい
るのですが...

それら原油と主要穀物である小麦、とうもろこし、大豆、及びコメ(米)の
国際価格が、また上がり出している。原油については,3月3日のblogに書い

ているので、今日は主要穀物である小麦、とうもろこし、大豆、及びコメ(の
国際価格の上昇)について..書いてみようと思います。何故?、今、主要穀物

の国際価格の上昇に興味があるのかと言えば、それは生きる為に必要な物だか
らです。多くの国民の主食であるパン・パスタ・米などは無くてはならないも

のです。どんなに貧しくなっても、どんなに価格が上昇しても買い続けなけれ
ばならない物だからです。当然、多くの国で安定的な供給が出来るような政策
が打ち出されている筈なのですが、意外やそれが出来ていないのです。

主要穀物である小麦、とうもろこし、大豆、及びコメが値上がりすると言うこ
とは二次製品も値上がりすると言うことです。その過程で使われる燃料(原油)

も高騰しているというダブルパンチなのです。主食も副食(惣菜)も両方とも
値上がりしているのが、今の状態でしょう。日本は円高とデフレのお蔭で、
消費者は少しだけ助かっています。

しかし、それにも限界があります。今のガソリン価格などストック分は無いの
かと疑いたくなるくらい原油高騰と同じ速度でガソリン価格が上がっています。

幾らなんでも海を渡り運ばれて来て精製にだって時間が必要だろうに。
どうなっているのでしょうかね。こういう価格って、キチンと監視してくれて
いるのだろうか? 余分に設けていない?

さて、話を主要穀物の国際価格高騰に戻しますね^^

主要穀物の国際価格も2008年9月の米国発金融危機(リーマンショック)
の前には原油価格同様に過去最高を記録しています。そして米国発金融危機

(リーマンショック)後には(同様に)正常値にまで戻っています。ですから
主要穀物も投機的目的で買わたことが原因で価格高騰したのだろうと分かった
訳です。

因みに当時、主要穀物の国際価格高騰についてマスコミに出ていた意見は、
どうだっただろうか?

『中国等の途上国飼料需要の拡大を背景に、干ばつ、凶作や米国におけるバイ
オエタノール需要の急増などに影響され、主要穀物がいずれもかつてないほど
に高騰した。』


上記のような論調のマスコミ報道が殆どでした。何度も言いますが先進国首脳
会議でもヘッジファンド等による『投機目的の価格上昇』に対して『議論』す

らしなかったのが現実です。どうしても隠しておきたいこと? そう先進国
(特にアメリカ)が金融規制に強く反対していたからです。先進国のトップ自
らが、ヘッジファンドの顧客でもあるからです。

そして最近、主要穀物の国際価格が上昇しているのが問題になっています。

価格が上昇すれば、最初に直撃を受けるのは貧しい人達です。食べるのに
やっとの人達から順番に打撃を受けていきます。(富裕層が何が起きても大丈
夫なのです)

(引用始まり)
世界銀行(World Bank)は15日、食料価格の高騰により発展途上国の貧困
層が前年6月以来約4400万人増えたとする報告書を発表した。

食料品価格は2010年10月から11年1月までの間に15%上昇し、20
08年のピーク時に迫ろうとしており、食料価格の高騰が貧困層に深刻な影響
を及ぼしているとしている。

世界銀行のロバート・ゼーリック(Robert Zoellick)総裁は、声明で
「世界の食料価格は危険水域にまで上昇している」と述べ、特に貧困層の拡大
への懸念を示した。
(引用終わり) (2月16日 AFPニュース)


世界では暴動まで起き途上国の貧困層が拡大していると言うのに、日本人の多
くは食料に対して関心が薄い! それは多分、現在は食料が溢れており、円高

・デフレのお蔭で比較的価格が抑えられているからだと思います。福祉から取
り残され『餓死者』が出ている日本ですが、多くの家庭では『食べるには困ら
ない
』程度なのだろう!!

それが『食料危機』を実感させない原因になっていて怖いです。

日本がもし、円高でもデフレでもなければ、所得の増えない多くの国民は今よ
り厳しい生活を余儀なくさせられただろう。今より食料に関して、関心を持っ

たに違いない。食べれない恐怖を味わったことのある世代は、居なくなりつつ
ある。(忘れつつある?)

高騰する食料品に、現在困っている人も、まだ持ち堪えている人も一緒に、
食料価格が適正になるように(その動向に)関心を持たなければならないと思
いませんか??

需要が増えたり供給が減れば価格は高騰し、需要が減ったり供給が増えれば
価格は低下します。それ以外の要素で価格が変われば、それは不自然な動きな
訳です。

生きるために絶対に必要な食料だからこそ、『投機目的』の餌食にされる
のです。


多分、農地の買い占め等を含めて食料関係の『投機』の為の資金流入は、ます
ます増えることでしょう。イヤ、もう増えている筈です。世界はとても危険な
状態だと気付いて欲しいです。

それでは『需要と供給』以外の理由で高騰する食料価格を抑えるには、どうし
たらいいのだろうか?? それは『投機目的の資金流入』を防ぐことです。

簡単に言えば、投機の規制をすることです。

今の原油・主要穀物の価格高騰には沢山の要素があると思いますが、価格上昇
を助長させて儲けているのが『投機マネー』だと思います。その投機を規制す
ることが先決です。

(引用始まり)
食料価格は昨年夏以来上昇し続け、国連食糧農業機関(FAO)によれば、
今年1月に史上最高値に達しました。主食となる小麦やトウモロコシをはじめ、
食用油や砂糖、コーヒー豆なども値上がりしています。世界銀行によれば、
食料高騰によって、途上国の最貧困層が昨年6月以来で4400万人も増加し
ました。

食料価格は2007~08年にも急騰し、デモや暴動が世界各地で起きるなど
「食料危機」が叫ばれました。しかし「リーマン・ショック」で金融市場が凍
りついた08年9月以後は下落し、高騰の主因がマネーゲームにあったことが
裏付けられました。

今回の高騰も投機が影響しています。食料ばかりでなく、原油や原材料なども
値上がりしています。米国の超金融緩和であふれ出たマネーが、もうけ口を探
して、これらの商品市場に流れ込んでいるからです。
...
確かに、中国など新興国で肉類の消費が増え、飼料用穀物の需要が高まってい
ます。干ばつに見舞われたロシアが小麦の輸出を中止し、オーストラリアでも
大規模水害が発生するなど、災害による供給不安もあり、温暖化の影響も指摘
されています。これらは短期間での解決が難しい問題です。

 しかし、それをあて込んでもうける投機を抑え込むことは、ただちにとり
かかるべき課題です。投機規制は待ったなしです。

(引用終わり) (2月18日 しんぶん赤旗)


『ユダヤマネー』の約6割がアメリカで運用されていると言われています。
そのアメリカが投機マネー規制に反対なのは、当たり前と言えば当たり前です。

でも私たちには関係ない!! マネーゲームの規制は、私たちの暮らしに直結
している問題です。世界でだぶついているお金が悪さをしないように、厳しい

規制をするべきだと私は思います。その為には、世論の大きな後押しが必要です。
過剰な規制緩和が齎した害悪を、再び規制することで締め出さなくてはならな
いです。

日本と世界の貧困層の為にも(貧困層を増やさない為にも)『投機マネー』に対
する規制をしなければならないです。

多くの関心をお願いします。