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総選挙後『立花隆』緊急寄稿

2009年09月04日 | 雲の日記

総選挙後『立花隆』緊急寄稿

 皆さーん、こんにちは~^^        

今朝も肌寒いような気温でした。もう半袖は無理のようです。何だか..一気に寒い。
これだけの寒暖の差は、風邪を引き易くしますのでご注意下さいね。

『ご注意』と言われても困るだろうけど、要するに寝る時に(昼寝程度でも)厚着を
することです。日中も寒い時があるので、上に羽織るものを持参した方がいいです。

私は“うたた寝”しそうな時の為にソファには、ユニクロジャケットが置いてあり
ます^^ 大助かりです。

さて..今日は『週刊文春』(9月10日総選挙特大号360円P40~42)に載って
いた記事で、長いタイトルですが..

『民主308議席vs自民119議席 

立花隆(緊急寄稿) 自民党の破滅  「小選挙区制度」の罠 』

の中からblogを書いてみたいと思います。
タイトルの大袈裟さから見たら、内容は見開き1ページ強程度の量なので@@です。

それでも今の時期に『立花隆』氏の話が聞けるのは、嬉しい限りです。
内容は案の定..『政権交代で浮かれている場合か?』との指摘です(嬉しいですね)

この記事の主要部分は、4つだと思います。

●何故、自民党は惨敗したのか? 
●自民党に有為な人材が育たない理由の一つに『小選挙区制度』の罠を上げている。
●『小沢闇将軍』に注意を払う必要があるということ
●日本が抱える一番の難問“長期債務(借金)”についての争点がないこと

自民党が惨敗したのは、彼らの政策があまりに国民に対して負担の大きい政策ばか
りだったからだろうと、私は思っている。あまりに国民泣かせだった。数え上げた

らキリがない位、次々と国民泣かせの政策を繰り出して来た。それが一番の理由だ。
立花隆氏は、もう一歩進んで『どうして..そういうダメ政治家ばかりに自民党は、

なってしまったのか?』を解説しています。そして最後に、最も重要なことを話し
ています。 私もとても心配なことです。


(引用始まり)
開票速報をバチバチと切り替えながら見ていて、何より印象に残ったのは、菅義偉
(すが よしひで)自民党選挙対策副委員長の『自民党の賞味期限は小泉政権の前に
終わっていたのかもしれない』という発言だった。賞味期限切れが小泉政権誕生前
ということは、そもそも小泉政権が誕生出来たのもそれが理由だった、との認識だ
ろう。なるほど、そうでなければ、『自民党をぶっこわす』と宣言するような男が
総理総裁に選ばれるはずがない。
...
 党を率いるリーダーの人材がないだけではない。かつて自民党にはゴロゴロいた
一クセも二クセもある策士、寝業師、戦略家のたぐいの人材も、最近とみにいなく
なっていた。
...
なぜそれほど自民党に人材はいなくなったのか。政治を近代化するためと称して、
小選挙区制にしたことと、派閥をなくしたことが大きい。都(県)議会議員の選挙並
みの小さな選挙区の中で、勝つか負けるかが政治家の生命のすべてを決定してしま
う小選挙区制においては、どぶ板選挙の基本に徹するかどうかで勝負が決まる。
自ずからそこで育つ政治家のスケールが決まってしまう。
...
昔は、派閥が政治家を大きく育てるバドックの役割をになっていた。政策力も、リ
ーダーシップ能力も、あるいは政治家たるものの日常不断のふるまい方(良い面で
も悪い面でも)も派閥内での先輩後輩との付き合いの中で『汗をかく』ことによっ
て鍛えられていった。...

しかし、人材が乏しいのは民主党も同じというか、自民党以上ではないか。...
人材育成システムが欠如しているのも自民党以上だ。 今回の選挙で候補者たちに
選挙運動を実地指導できたのは、もっぱら小沢代表代行だったことはよく知られた
事実だ。政策演説抜きでひたすら選挙区をすみずみまで走り回って、握手とお辞儀
を繰り返すあのドブ板選挙戦術は、今は知る人もすくないだろうが、実は田中角栄
が田中派の新人立候補者たちに徹底的に教え込んだ田中派直伝のスタイルだ。

その甲斐あってか、この大勝利で生まれた民主党新人議員に小沢チルドレンがどっ
と増え、いまや、小沢グループの人数は、衆参合わせると150人を超える規模に
なっているという。これは今回の自民党当選議員よりもはるかに多く、いまや民主
党小沢グループはほとんど一つの政党以上の存在になっている。
...
民主党の人事がすべて『小沢闇将軍』の意向に左右されるような
時代が生まれる恐れはないのか。有権者は注意深く見守っていく
必要がある。...


..GDPの170%超という世界の財政史上類例がないほどの規模に達してしまっ
たこの長期債務をいったいどうするつもりなのか。この将来の日本にとって最大の
難問に、今回の選挙で、両陣営のどちらからも1回も真剣な議論が聞こえてこなか
った。...

そうしている間に景気回復にともなって、金利が上昇する方向に経済が動き出した
ため、これまでゼロ金利政策でおさえつけてきた国債の金利支払いが上昇しはじめ、
来年度の国債費(償還と利払い)が22兆円と予想以上にふくらんでしまったとい
うニュースがつい最近流れた。8百兆円も長期債務を抱えていると、金利
が1%動くだけで、8兆円もの支払い増がたちまち生じるからだ。

最近の財源問題で話題の子供手当てなんてものはわずか5.3兆円の財源があれば
済む話だ。長期債務問題がどれだけ大きな話かすぐに分かるだろう。 それ抜きで
いい話をどんなに並べても民主党の政策などすべてが画餅に帰すおそれがある。
責任政治とはそういう重大問題から眼をそらしたり、問題の先送りをしないことな
のだ。
...
(引用終り) (週刊文春9月10日号P40~42抜粋)


私も再三、日本の長期債務(借金)に対しては、blogで話してきました。でも反応
はあまりに少ない..>< どうしたことだろうか? この巨額な借金は、企業なら

とうに倒産、自治体なら『夕張』以上なのに日本という国だから『破綻』が出来な
いだけです。世界中が経済対策として『金利の引き下げ』を行っているのに日本は

出来ない.. もう昔からゼロ金利政策をしているからです。経済対策のゼロ金利を
続けているのです。財界も大喜びだからゼロ金利の不満も出てこない.. 国民だけ

騙せればいいのだろうか?(預金金利が上がらない) ゼロ金利が1%上がっただけ
で8兆円の金利支払いが増えるのだから怖くて上げられないです。その上、元本は
減らないです。立花隆氏は最後にこう言っています。

(引用始まり)
新政権はその無経験さを自戒する気持ちで、これから一歩一歩を薄氷を踏む思いで
歩いていかないと、日本国を本当に破滅させてしまうだろう。
(引用終り) (週刊文春9月10日号P42より)


皆さんは、『悩んでもしょうがない..』『御気楽に行こう!』『何とかなる!』と
思いますか??


今日も元気で ファイト!!