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資本注入(農林中金)は是か

2008年11月07日 | 雲の日記
             時々         

資本注入(農林中金)は是か

 皆さーん、おはようございまーす^^     

明け方(夜?)雨が降ったようで路面が濡れていました。今日は曇り..
雨は降らないで欲しいけど、どうでしょうか? 傘は持って出ました?

昨日、唐突に(少なくとも私にはそう感じたが..)麻生総理が『国の出先
機関である地方農政局と地方整備局を廃止する方向で見直すよう指示し

た。』と言う.. 今、金融危機・世界同時株安で上を下への大騒ぎをし
ている時に『何でやねん..』である。思いついたことは『目くらまし』

です。農林中金を中心とした金融機関への資本注入..これにマスコミの
目も国民の関心も来て欲しくない.. 案の定、テレビはその問題に集っ

てしまった(あまりに単純だが..)。関心を持たれたくないと言われる
と嫌でも関心を持ってしまう『へそ曲がり』のわ・た・し..^^

一度取り上げた話題は何度も取り上げない主義なのですが、本当に重要
と私が思う話題は、しつこく追求したい性格です><

今回の金融機関への資本注入.. 国民の皆さんは、本当にいいのでしょ
うか?? 『仕方ないから..』『それしかないから..』『よく分からな

いから』.. などなど容認する理由はいろいろだろうが、私達の税金が
〇〇兆円も支援されるのです。巨額な国家の借金を背負い、一度ならず

二度までも資本注入しなければならない。そして今回の『金融機能強化
法改正案』は経営者の責任が問われないと言う。 そして前回は対象に

ならなかった『農林中金』までも救済対象になると言う..この金融機関
は問題が多く(昨日のblogを参照)、野党に追求されているのです。

そして国会でも『農林中金』は『特に問題は無い』と言い、『それなら
辞退しろ』と言う野党に対して『サーフティライン』だと答えていた..

今の金融機関を見るとき、彼らは自分達の本来の仕事を忘れているよう
に私には見える.. お金を国民から預かり、お金を必要としている企業

に貸し出す.. ところが大企業を除いて中小企業・零細企業には『貸し
渋り』『貸し剥がし』を平気でしていると言う.. 最近になって彼らの

声が世の中に出てきたが、随分前から行われて来たのだろう..
そして今回の損失補てんです。特別国内経済に問題が起きた訳でもない

のに日本の銀行は危機だと言う.. その原因とは何なのだろうか??
農林中金のように本来の金融業務を怠り(融資は約60兆円の内10兆円?)、

多くの預り金を投資マネーとして世界の市場で運用していたとしたら..
そしてその投機に失敗して『巨大な損失』を出していたのだとしたら..

そんな民間企業の資金運用の失敗に、私達国民の税金を投入する必要が
あるのだろうか? 他の銀行に関しても同じことが言えるのではないだ

ろうか?心配になる。『損失が出た、ほら税金で負担しろ!』では通用
しないだろう.. ましては大手銀行は、今まで殆ど税金を払っていない。

利下げの効果も出ない程、金利は初めから『超低金利』だ!! そして
最近まで『史上空前の収益』を上げ続けたことは、皆さんも知っている

ことでしょう..? その利益をかつて資本注入して救済した国民に還元
する事はなかった。 そして『貸し渋り』に『貸し剥がし』だ..

史上空前の利益は、何処にいったのか?? 投機マネーになって更なる
儲けに走りましたか? そして今回の金融危機・世界同時株安で巨大な

損害を受けてしまったのですか? だから思いもしなかった損失補填を
またもや国民の税金でしなければならなくなった.. 頭を下げて頼まな

くても(融資を受ける大企業=財界が支援するから)政府はいち早く緊急
経済支援に走る.. そして関心が『金融機関の損失』に行かないように

緊急に..緊急に..進める必要があるのです。その目くらましとして今回
の麻生総理の『地方農政局と地方整備局を廃止』論が出たのではないか

と勝手に邪推している^^ どちらにしても、今回の資本注入は最終的に
損失が出れば国民の税金が犠牲になると言うものです。そして経営者の

責任は原則問われない.. (何だか、至れり尽くせりだね><)
国民の多くが未だに信じていたい『新自由主義』と『市場原理主義』..

今でも言っている元閣僚(誰か分かる?)がいるのだから驚きだが..
そのことについて朝日新聞(11月 3日)にこんな記事が載っていました。

話し手は、米コロンビア大学教授 ジョセフ・スティグリッツさん
米大統領経済諮問委員長、世界銀行上級副総裁を経て現職。2001年ノー
ベル経済学賞。

(引用始まり)
『今回の危機に対し、ブッシュ政権は、巨額の金を金融界につぎ込めば
他の人々もいくらかは助かるだろうという「トリクルダウン」(金持ちや
企業が富めば、そこから滴り落ちた富で全体が潤うという考え方)の
手法をとっている。企業を助けるだけでなく、働く人々を助けようとし
ていない。何もしないよりはましかもしれないが、まずいやり方だ。..』

『この危機をきっかけに、新自由主義は終りを迎えなければならないと
思う。 規制緩和と自由化が経済的効果をもたらすという見解は行き詰
まった。.... 新自由主義と市場原理主義は欠陥のある思想であること
を、殆どの人々が理解した。』
(引用終り)
(11月 3日朝日新聞13面)

日本政府が長い間忘れてしまった国内経済の回復・景気刺激が重要なの
ではないでしょうか?? その為に思いつくのは、雇用の創出・減税・

雇用条件の改善など、今まで政府が考えなかったことなのでは、ないで
しょうか?? 内需を無視し、外需に頼った日本の政治・経済が今回の

世界金融危機にこれほどまで翻弄される結果を生んだのではないでしょ
うか?? 日本の政治は、極端な金持ち優遇・大企業優遇の政治をして

しまった。(米国の真似ね^^) もうそろそろ米国のように間違いを認め
て、方向転換した方がいいと私は思うのですが..皆さんはどうですか?

今回の莫大な税金を使う銀行への資金注入は、本当にいいのだろうか?

私達は行き止まりの道を進んでいるのではないだろうか? オバマ次期
大統領の演説のように、日本も『子供や孫の代に』良い社会を残すこと
が出来るのだろうか? 

今日も元気で ファイト!