鹿児島の自然と食

鹿児島の豊かな自然(風景、植物等)、食べ物、史跡を紹介します。

漣痕

2008-08-18 | 風景
種子島の西海岸の国道58号線を車で走っていると、住吉の国道脇に「漣痕(れんこん)」と書いた説明看板がありました。

漣とは、さざなみのことです。
波や風によって地層の堆積面上面にできた凹凸が、地層に保存されたものです。
いわば、波の化石といっていいでしょう


色の違いは、地層の違いです。
中央の縦に延びる白い層の左右を見ると、まっすぐではなく、でこぼこしていることがわかると思います。
これが波の痕です。
地層ができた時は水平ですが、その後の地殻変動で、垂直になったものです。

化石といえば、骨、貝、木の葉などを連想しますが、波の痕も化石になるんですね。
漣痕のことを、リップルマークとも言います。
西之表市の文化財(天然記念物)に指定されています。

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6 コメント

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断面で。。。 (momomama)
2008-08-18 19:40:32
自然のなせる技は素晴らしいですね。
私たちが知っている4000年くらいの歴史では
あり得ないと思うことも
100万年とか・・・・
自然の時間とは流れ方が違いますからね。

樹を見てさえ思います。
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時間の感覚 (chiro)
2008-08-18 21:47:34
地質学的年代という言葉がありますが、何百万年、何億年という単位ですね。
我々の時間の感覚を超えたものですね。
地層が、水平から垂直に立つのも、何百万年の時間が必要でしょうね。

これは、探して行ったのではなく、通りかかったところに看板があって、たまたま見つけたものです。
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「漣痕(れんこん)」 (原人)
2008-08-18 22:15:23
はじめて知りました。貴重な化石なんだろうなー。
そういえば西之表市には、ニシノオモテゾウの化石もありましたなー。
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 (単身赴任のYH)
2008-08-19 08:00:49
おはようございます。

波も化石になるんですね。
へーっ。
地球の歴史を感じます。
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象が歩いて (chiro)
2008-08-19 09:33:08
原人さん

形之山の国道脇に発掘跡の看板がありますね。
その昔、種子島を象が歩いていたと思うと愉快ですね。
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地層が (chiro)
2008-08-19 09:37:00
YHさん

波の化石というだけでなく、垂直に立ったというのが面白いですね。
種子島の東海岸は切り立った崖が多く、面白い地層が見られるところです。
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