こんにちは
何となく、仏教の”因・縁”が分かりましたか?
それと同時に、お釈迦様は人の心を細かく分析し、癖を見抜いています。
たとえば、
神社、仏閣、で手を合わせた時どう言う気持ちに成るのでしょうか?お釈迦様は人がどうなるか、知っていたので、仏塔を建て礼拝させたのです。
では、法華経の譬喩品をどうぞ!
その時に舎利弗、踊るように立ち上がりながら歓喜する。すなわち、立って手を合わせながら、世尊の顔を眺めて佛に言いました。
「我々は世尊に従って参り、今まさに、我々はこの法の説を聞きて、今までに味わった事のない喜びを覚えました。
どう言う訳でしょうか、昔、我は佛に従いながらこの様な法を聞き、諸の菩薩が記した佛に成る道を見ながらも、佛に成る事が出来ずに、甚だ如来の思いも及ばない智慧を得る事が出来ない事に心を痛めていました。
世尊、我は常に一人で山林に入り、樹木の下に住みながら、時には禅を組み、時には周りを歩き、常に”我らも同様に法性を悉く知り、また如何にしたら、真実を明らかにした小乗の法をもって衆生を彼岸へ導くことが出来るか”を考えていた。
・法性
意識・感覚・行動などの作用が向かうもの、または意識によって知られる一切の対象
・如来
真実を明らかにする。または真実を明らかにした人(釈迦)
この思いは我らが過ちであり、我らは世尊には成れない。なぜでしょうか?、もし我らが悟りの本と言われる阿耨多羅三藐三菩提を成就する事を説いて下さるのを待てば、必ず大乗をもって、彼岸へ渡り苦から脱出する事を得ったでしょう。
しかし、我らは方便随宜の説の意味を悟る事が出来ずに、たまたま、初めて佛法を聞いた時に、これなら間違いなく悟りを得る事ができると思い受け入れた。
世尊、我は昔より今まで、昼夜問わず、常に自らの責務を克服して来たにも関らず、今まさに、佛を敬って従いながら、未だに聞いた事のない未曾有の法を聞いて、諸の疑念や悔恨を断じて、身心ともに落ち着き、物怖じせず、快く安穏な心を得る事ができた。
今日、真に自分が佛の弟子である事、その事が佛口あるいは法化より生じた事、佛法の本分を得た事など知る事がでました。」
その時に舎利弗、重ねて、この義を述べんと欲して、偈を説いて言さく
「我、この説法を聞いて、今まで一度も味わった事のないものを得る事ができ、大歓喜の心が沸き上がり、今までの疑念がすべて除かれました。昔より今まで、佛教を身に付けて、大乗の心を忘れた事はありませんでした。
佛の言葉は非常に不思議なもので、良く衆生の悩みを取り去ていました。
我はすでに煩悩を滅した身であるけれども、佛の言葉を聞く度、つらい悩みが消えて行くのです。
我は山中の谷に身を置いたり、或いは林の樹木の下に座り、時には禅を組んだり、またある時にはその周りを歩いたりして、常にこの事を考え、時には叫び声を上げたりして、自分を責めたりしました。”いかんぞ!しかも自ら騙す事は”
我らもまた佛の弟子であり、同じく無漏の法に入っているにも関らず、未来に無上道
を演説することが出来ずに、また同じく、一法の中に居ると言えども、佛の特徴である「三十二相」・「十力」・「八解脱」を得る事が出来ない。
・無漏
〔「漏」は煩悩(ぼんのう)のこと〕悟りが開け、迷いや欲望がなくなったこと
・煩悩
人間の身心の苦しみを生みだす精神のはたらき。
1.肉体や心の欲望、
2.他者への怒り、
3.仮の実在への執着など。
「三毒」「九十八随眠」「百八煩悩」「八万四千煩悩」などと分類され、これらを仏道の修行によって消滅させることによって悟りを開く。
染(ぜん)。漏。結。暴流(ぼる)。使。塵労。随眠。垢。→煩悩を示す
・無上道
仏道
・八解脱
八正道を参考の事
・十力
合理と不合理とを区別する智力など十種、佛が備える智力
1.世俗智
四諦を知る以前の一切の凡夫の智
2.法智
苦集滅道を悟る智
3.類智
上二界の苦集滅道を悟る智
4.苦智
上下界の苦諦を悟る智
5.集智
上下界の集諦を悟る智
6.滅智
上下界の滅諦を悟る智
7.道智
上下界の道諦を悟る智
8.他心智
他人の心を知る智
9.尽智
すでに一切の煩悩を断ち消した智
10.無生智
鋭い根(6根)を有する阿羅漢のみ、具足する智
すべてを悟り、知る事が無くなった状態で、更に悟りを開く智
そして、八十種の妙好・十八不共の法など功徳を我は皆、失なってしまい。我が一人で歩いている時、大衆の中に佛が居るのを見かけ、そして、沢山の聞く人に周りを取り囲まれた佛が広く、大衆を多くの言葉や比喩でもって、心を豊かにしている姿を見かけました。
・八十種の妙好
三十二相をさらに細別して八十種にした。八十種隋形好とも言う
・十八不共の法
身に過失がないなどの十八種の佛にのみ備わり、他には共通しない特色
1.身無失2.口無失3.念無失
4.無異想;すべての人に平等な想いを持つ事
5.無不定心;どんな状況でも心が静かな事
6.無不知己捨;すべての法を知っていても、法に執着しない事
7.欲無滅;諸の衆を度せんと欲して心が飽きる事がない事
8.精進無滅9.念無滅10.慧無滅11.解脱無滅12.解脱智見無滅13.一切身業隋智慧行;佛清浄の勝相もって智に従って行じ衆生を利益する14.一切口業隋智慧行15.一切意業隋智慧行16.智慧知過去世無礙17.智慧知未来世無礙18.智慧知現世無礙
今日はこの辺で終り、
とにかく、名門の埼大学で勉強したとしても、それが役に立たないのでは何の価値もないし、埼大学も勉強の意義など学生に悟らせないと税金ばかり欲しがる慳貪な者に成ってしまう。とお釈迦様は説いている。以上