素振りブログ。

一般でスピーチできる話の素振りのはずなのに、無理な話がほとんどのブログ。

サンデー感想。

2020年04月24日 00時00分00秒 | 日記
ノケモノたちの夜。

ウィステリアの兄のスノウについて、上に情報を上げなかったという組織への裏切りを大目にみる代わりに「今後もマルバス契約者とのつながりとして働け」と団長。
ウィステリアは「人質じゃないですか!」って憤ってましたけどさ。
まぁ、当たり前よね。

団長がマルバスとナベリウス契約者を信用し放置する、ってのは嘘では無いと思うけど。
完全放置はありえんわ。

何かしら、相手が「裏切ったら痛ぇ」と思える手段は残しておかんと。
相手に決定権を全部与えるわけにはいきませんものな。

欲を言えばダイアナにもそういうものが欲しいところですが。
彼女には「回復したブラックベル家の名誉」くらいしかないですかね。
まぁ、それで充分だろと思わないでも無いですが。

いよいよとなれば、スノウを人質に脅して、マルバス&ウィステリアペアを暴走したナベリウス&ダイアナペアと戦わせることもできる。
ぬかりは無いですの。

「もし正義のためにお前の妹を殺すと言ったらお前は私を裏切るか?」「それは当たり前だろ?家族の命だぞ?」

スノウ、こういうときに怖気づかずに堂々と自分より遥かに強い相手に本心言えるのはかっこいいわな。
ここで嘘ついても別にウィステリアの耳には入らないし誰も傷つかないけど。
こういうときに自分に嘘をつかないで本当のことが言えるのはやっぱかっこいいわ。
理詰めで考えれば誰も損しないけど、やってはいけないことってあると思うし。



嘘月。

これも実は読んでます。
人間の異性を洗脳し、自分に強制的に惚れさせる異能を持った吸血鬼が存在する世界観の恋愛もの。
主人公は人間との混血で、母親が人間。父親が吸血鬼。
母親は、父親のかけた洗脳が偶然解けたとき、ショックを受けて自殺。
そのことがあったので、彼は吸血鬼の洗脳能力に嫌悪感を抱き、能力が発動しないようにメガネをかけて生きて来たが、ある日、幼いころから片思いだった女の子・千鶴を誤って洗脳してしまい、彼の日常が崩れ始める。
そういう導入の物語です。

この千鶴という女の子、彼女は主人公とは別の男の子に片思いしていて、そこで主人公が洗脳(作中ではテンプテーションと呼ばれてる)をかけたもんだから。
俺はエロゲー催眠術の村越進太か!?状態になってしまったわけですわ。
彼女がその片思いの相手が好きな気持ちを、全部暗示で「俺」に書き換えてしまった。まるでメモ帳に書いた恋愛テキストを、一括置換で名前だけ書き換えるみたいに。
これが村越進太や桜井進なら「最高の気分だ!」と歓喜するところですが、主人公は善人なので「これは絶対にあってはいけないことだ!」と、内心の嬉しさを押さえつけ、洗脳解除にやっきになる。
人が人に恋する気持ちを、まるでプログラムを書き換えるようにして都合よく編集するなんて、絶対やってはいけない。それが本当は自分の望みであったとしても、と。
幸いその洗脳は偶然1日で解けちゃって、その後千鶴は本当の片思いの相手と見事恋人同士になれて夢が叶うんですけど。

ここで「洗脳をかけると解除されたとき洗脳されていた間の記憶が無くなる」って事実が分かって。

洗脳状態が解除された主人公の母親が自殺した理由がなんとなく分かってしまった。
想像してみて下さい。気が付くと10年以上過ぎていて、自分は知らない服を着て、知らない家に居て。
見たことも無い子供が、自分を「お母さん」と呼んでくる。

そりゃ発狂するわ。

で、この吸血鬼の異能の恐ろしさを本当の意味で知ってしまうのですけれど。
その後、流れで千鶴と同じ美術部に入った主人公は、朔という名の別の女の子に出会い、この子にも間違って洗脳をかけてしまう。
幸い、どうすれば洗脳が解けるのかについては色々あって分かっていたから、早く解こうと手を打つんですが、そのせいで朔に風邪をひかせてしまって。
責任を感じて見舞いに行ったら、あわや肉体関係というところまで行ってしまう。
幸い胸を触るだけで最後まではいかなかったんですが、別れ際に、朔が洗脳解除条件(月を見ること)を実はすでに満たしていた、ということが発覚。

え?それなのに胸を触らせてきたって、本当に好きってことなの?

私が主人公なら千鶴への想いはスッパリ捨てて朔の方に行っちゃいますかね。
長年の想いを捨てるのか!って突っ込まれるかもですけど、千鶴はすでに相手居るし。
とらわれなきゃいけない理由は無いですやん。
むしろ、この状況で都合よく朔が現れたところに運命を感じるけど。(漫画の内容で「都合よく」って何とかいうツッコミは勘弁)

……まぁ、運命と言いましたけどさ。
私は他人を好きになる能力が著しく低い人間なんで。
こういう切っ掛けでもない限り、アクション起こせないんだよなぁ。

※ふと、思うところがあって「桜井進」で検索掛けたら実在の科学者の人の名前が出てビビリ。
違うからね!実在の桜井進さんのことを言ってるんじゃなくて、エロゲー「催眠術2」の主人公の方の桜井進のことなんだからね!

桜井進……母子家庭で育った少年。気が弱く、学校では不良に目をつけられてイジメられている。美人の幼馴染が一人いるが、彼女は彼の覇気の無さを嫌っており、学校では居場所が無い。唯一の心の支えは母の妹の叔母の家で夕食をとること。そんな彼の憂鬱な日常が、催眠術の達人である極悪人・村越進太と出会うことで狂っていく。覇気が無いだけで決して邪悪ではなかった彼は、催眠術を村越に習うことで村越同様の悪魔のような人間に変わっていく。そういうキャラです。


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